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道州制と連邦制

道州制という構想と連邦制はどのように違うのでしょうか? 日本は道州制あるいは連邦制がよりいいのでしょうか?そうでないのでしょうか? よりグローバルやローカルが大事になっている時勢と日本の地域の多様性の程度かと思います。 参議院(上院にあたる)の選出方法も地域代表だと違う意味が帯びるかと思うのですけど。

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  • fujic-1990
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回答No.1

 連邦制というのは、簡単に言うと、2つ以上の国(民族が違う、言語が違うなどの違いがある)が、共通の利益を実現するために1つの国家を作っている、という政治形態です。  多くの場合、本来それぞれの国が持っている外交権や軍事など、他国に対する関係などを連邦政府に委託し、その指示に従いますが、国内的なことはそれぞれの連邦構成国が決めます。  連邦国家ではないアメリカ合衆国(アメリカ大陸において連合した国家群、の意味)でさえ、州(ステート)には憲法があり、独自の裁判所があり、独自の兵隊(州兵)がいて警察も独自です。A州で犯罪を犯した者も他州Bに逃げ込めば、B州の警察から追われることはありません(対策としてFBI)。  したがって、連邦構成国A・B・Cのどの国に所属するのかで、所属意識も違うし、待遇なども違ってきます(同じ待遇をしようという理想はあるかも)。  ソビエト連邦のように、分裂の危険をはらむ国家形態です。  それに対し、日本は狭いし、民族は同じ(アイヌ民族など一部違いますが)、言語も同じ、出身地による別待遇(差別)は禁止・・・ という、単独国家です。  したがって、連邦制になる理由がありませんし、実際連邦になると、例えば東京の企業からとりあげた税金を地方に渡すということが基本的にできなくなりますので、貧富の差がおおきくなったり、国内需要が減る(その結果不景気になる)などのデメリットが多すぎるので、連邦制度など採ってはいけません。  日本にあった制度は、まず、一票の格差に関する考え方を変えることです。  人口が東京などに集中した結果、国会議員はほとんどが大都会選出で、誰も地方の実情を知らない。法律を提案する官僚様はもちろん東京在住で地方のことには無知。どこに対しても東京基準の政策を押しつける。  例えば沖縄なんて島だから、海岸=傾斜地なのに、農地の整備・大規模化と称して海岸の農地の畦のような仕切りを取り払わせて平らにさせたんです。政府官僚が。  注意すべきは「平ら」したのであって、「水平に」したのではないのです。傾斜はそのまま。彼らはもともと水平な関東平野の農地しか実感として知らないから。水平にしないとダメだなんて思いもしない。  その結果、大雨が降る毎に土砂が海に流れ込み珊瑚は死ぬは、農地は土が無くなるは、大変。そんな事例が山ほどある。  そんな具合に、地方の実情を無視して勝手な政策を強要するので、地方の不満が高まり、自立した財源をもって実情に合わせた政治をしたい、小さすぎると財政力が乏しいから、じゃあ「道・州」という大きな組織をつくって自治をやろう、という流れです。  だから、地方の実情をよく知っている国会議員を増やし(大都会選出を減らす)、高級官僚ともども地方に住まわせ、国が地方の実情に合わせた政治を行うようにすれば済む話なのです。  「一票の格差」というものの考え方を改めることから始めましょう。違憲判決を出しているようでは何をしてもダメだ。  道州制度を作っても、その代表や官僚は大都市に住むことになり、地方のことを知らないミニ政府を作るだけに終わるでしょう。

mezoriso81
質問者

お礼

たしかに連邦制ではだめですね。 これからも東京など一部にどうしても偏りそうですね。やはり分配は必要ですね。 ご回答ありがとうございます。

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