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郷土の歴史本
よく、郷土の歴史が研究されて本になっていて、博物館などにおいてあります。 何かしらの歴史研究グループが地域にあるということなのでしょうが、そういう研究グループというのは、どういう風に運営されているのでしょう?教育委員会や博物館が音頭をとっていたりするのでしょうか?歴史学者や個人的に研究してる人が呼びかけあったりしているのでしょうか?
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 まずは、基本的には「県」及び「市町村」には、必ず、「県(あるいは、市町村)史編纂室」と言う組織があり、多くの「県」及び「市町村」では「教育委員会」または「教育課」などに所属をしています。 身分は、と言うと「非常勤公務員」であり「日当」幾ら、という役所もあれば、月に10日以上の出勤を義務付けての「月額」制度のところもあります。 また、大学の教授などを「アドバイザー」として加える場合もあります。 こうしたところでは、「自薦」、「他薦」を問わず、いわゆる「郷土史研究家」、「郷土史家」と呼ばれるような人たちを厳選して「編纂室」を設置しています。 その「基準?」としては、広く浅くても良いが、特定の地域にだけに精通していてはダメ。と言うことです。 しかし、大概の場合、市町村であれば「長老格」で歴史に造詣の深い人たちが選ばれます。 とは言っても、そうした選ばれた方々が、全てに長けているわけでもなく、その方々も、同じように郷土史を研究している人たちに意見を求めたりもしています。 ちなみに、博物館ですが、博物館には館長以下「学芸員」という資格を持った職員がおり、時には、「県(市町村)史編纂室」の助言を踏まえて、独自に「企画展」などを開催します。
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- mm058114
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個人で自費出版している人もいます。 図書館に良く行って自分で色々研究している内に、一人のと図書館司書に出会いました。 色々な本の取り寄せ等をお願いしているうちに、その方が、ある町の歴史を研究していることを知りました。 そして、私の研究に合う本を、彼が私の為に取り寄せて、いくつか選ばせてくれたり、手助けくれました。 漏らしてはいけない情報だろうけども、彼が異動が決まったときに、最後だからと、自費出版の本を3冊くれました。 こんな人もいます。
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いい話ですね。ありがとうございます。 学芸員は資格を持っている人はいるが、実際に就職するためには更に研究者でないといけないと聞いたことがあります。自費出版とはいえ、本を出せるというのは大きな喜びだと思うんですよね。
- 川原 文月(@bungetsu)
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すみません。 言い忘れました。 基本的には、前述のように「史編纂室」の本が優先しますが、編纂室には入れないが、その地域の、いわゆる、「歴史家」や「郷土史家」と名乗る方々の、研究成果は「編纂室」が一読して「偏見」や「余りにも、途轍もない発想」などでないか、などを確かめた上で、市販されたり、公共的に「閲覧」を許可します。 もっとも、「余りにも途轍もない論文?」であっても、現代は「自費出版」という路も開かれています。 しかし、そうした書物には「史編纂室」は、一切関知しませんし、公共的機関での「展示」や「販売」は一切行いません。
お礼
追加の情報、ありがとうございます。 そうです。最近はサブカル的なコンビニ本や歴史のふりして政治的なポジショントークをしている本などもあちこちで見るので、自費出版的な郷土史の本はどうやって品質を担保しているのか謎でした。おかげさまで理解のきっかけができました。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1972/9602)
kurokuro_siro さん、こんばんは。 そうですね。教育委員会や博物館が音頭をとっていたり、この場合は教育委員会や博物館が多少の予算を運営に回していると思いますが、メンバーも支払っていると思います。あとは個人的に郷土史家たちが運営費を各々出し合っている場合が多いです。 たいていは研究紀要の出版、あとは発表会の開催でしょうね。あとは月一回くらいのミーティングなどの活動費でしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 さまざまなグループや組織がときには手弁当でずっと歴史を調べ続けているのですね。
>そういう研究グループというのは、どういう風に運営されているのでしょう? >教育委員会や博物館が音頭をとっていたりするのでしょうか? >歴史学者や個人的に研究してる人が呼びかけあったりしているのでしょうか? グループの場合もあれば個人の場合もあります。 運営はグループそれぞれです。 仲間内で幹事を決めたり、図書館や博物館が仲立ちすることもあります。 いずれにしましても、郷土史の場合は出版物が少ないので情報に限りがあります。 又、古文書の解読や前後関係、位置づけなどで専門家の手助けが必要な場合が多々あります。 このような時にはグループで情報を交換し合ったり、大学や図書館、博物館などの学芸員の方のを訪ねて教えて貰ったりしています。 公開講座も開かれています。(これが最大の交流の場です) 学芸員の方も研究発表の場になりますので、喜んで講師を引き受けています。 県立や市立の場合には、公開講座の場所の提供や資料の印刷などに補助金を出しているところもあります。 研究成果を書籍にしても、何分にも読者数が少ないので、県庁や市役所などで販売したりしているところもあります。(市中の営利目的の書店が置きたがりません) 研究成果を町興し村興しのためにホームページなどに掲載しているところもあります。 大学の先生自身、史料を探すというのは相当な手間暇がかかります。 各地で開催される大規模な古本市などへはバックパックを背負ったりスーツケースをゴロゴロ押して出掛けます。 飯の種ですから、所持金も半端ではありません。 郷土の旧家などに保存されている史料などは、むしろ郷土史家と称する人の方が所在を良く知っています。 ときどきとんでもない重要な史料が見つかり新聞などを賑わすこともあります。 大学の先生としては、むしろ聞きにきてもらった方が助かるということが多々あります。 まぁ~持ちつ持たれつといったところですかね~ こんなこともあり大学や国文学研究資料館などという所がどこにどんな史料があるか等という情報をデータベース化して、ネットで閲覧できるようにするようになりました。 必要があれば、コピーなども送ってくれます。 (いろいろ手続きは面倒で有料です) 国立博物館や国会図書館などもSNS上に公開しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 歴史学の先生たちは古本市での史料探しまでしているのですね。 まだまだ文学や歴史の大発見は出てくると思いますので、新聞などで賑わうことを楽しみにしています。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
歴史学者や個人的に研究してる人が多いと思います。近代史なら代々住んでいる人で興味がある人が書くことが多いようです。
お礼
興味がある人が取り掛かるケースがあるのですね。 確かに、一度はじめたら面白過ぎてはまりそうです。 ありがとうございます。
お礼
歴史は、誰かが検証してまとめないといけないし残らないだろうと思っていたのですが「県(あるいは、市町村)史編纂室」が意見を求めたりして記録をするようにしていたのですね。郷土資料館はどこへ行っても面白く感じるのですが、だいたい全体像がみえた気がします。学芸員は資格を持っている人はいるが、実際に就職するためには更に研究者でないといけないと聞いたことがあります。 ありがとうございました。