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在庫回転率についての疑問解説
jansinの回答
- jansin
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5ive-kさん、 こんにちは。 （１）について。 在庫回転率を何に使うのか、目的によると思います。 ネットで探しても在庫回転率がよく語られるのは財務や会計です。 （書いているのは、税理士や会計士などが多いので。） この場合は、期ごとにつくる決算書がデータになるので、 金額がベースになります。 実務家の観点からだと、 例えば、在庫を減らしたいなどの実務的な場合や、在庫金額を 厳しく管理している場合は、月や週で算出することもあり得ると思います。 逆に期ごとだと改善の参考になりません。 （２）求め方について 在庫回転率の式は、 在庫回転率＝当期売上／（期首の在庫＋期末の在庫）÷２ となります。 これは期で見る場合のやり方です。 月間の場合も考え方は同じで、 月間の売上／（前月末の在庫＋当月末の在庫）÷２となります。 なぜ、期首と期末の在庫を使うかというと、在庫のデータを 取っているのは締めの時だけが多いからです。 分母は分母は期間中の平均在庫高になります。 仮に月間の在庫回転率を算出するとき、毎日のデータがあれば、 毎日末の在庫を足して、稼働日で割れば月間の平均在庫がでます。 こちらのほうが精度が高いです。 （３） その通りです。間違っていません。 補足すると、実務的な観点からだと「稼働日」のほうがいいかもしれません。 ※休日は工場や店舗が動いていないので （４） あります。 実務的に改善などを行う場合は、在庫回転率を数量で出します。 回転率はあくまでも比率なので、単位さえ合わせれば何でも適用できます。 在庫数量が平均在庫であれば、書いてある通りで正解です。 瞬間の在庫であれば、不正解です。 （５） 業界によって在庫回転率は大きく変わります。 理由は、リードタイム（調達や製造など）がまちまちだからです。 なので、一概に言えません。 参考は以下のサイトがいいと思います。 http://industry.ediunet.jp/choice/533/?q4=3 粗末な回答でしたが、もし5ive-kさんの参考になれば 幸いです。 私は、在庫管理アドバイザーをしています。
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補足
jansinさん、丁寧且つ詳細で分かり易いご回答ありがとうございます！ プロのアドバイスで頭の中が整理出来ました。 お言葉に甘えるようで恐縮ではありますが、下記に関して補足回答を頂けますと幸いです。 ■求め方について 在庫回転率＝当期売上／（期首の在庫＋期末の在庫）÷２ ですが、 (1)3月決算の場合、今期の回転率を出す場合は、 （期首＝2015年4月 期末＝2016年3月）ということでしょうか？ (2)分母になる在庫金額は「仕入原価」という認識で良いのでしょうか？ 例えば、 売価＝500円 仕入値＝150円 売上数量＝100 在庫数量＝200（期首+期末の合計） だった場合、【500円×100個／150円×200個＝1.66】 で合っていますか？ (3)また、これで合っている場合、数量で求めると、売価や原価のように金額に差がないので、単純に【100／200＝0.5】ということになり、金額ベースで考える時と数字に誤差が生じますが、これはこれで合っているのでしょうか？