• ベストアンサー

模型飛行機のゴムの寿命を延ばすことに逆巻きは意味が

あるでしょうか。一回飛ばすごとに逆巻きにするのは面倒ですが、時々にでも、逆巻きにしてプロペラを回させておくと、結果的にゴムの寿命が延びるというようなことはあるでしょうか。ゴムの弾力がエントロピーと関係があるというようなことに結びついた説明などもあったら教えてください。

  • 科学
  • 回答数4
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • raiden787
  • ベストアンサー率37% (179/473)
回答No.3

物凄く単純かつ大雑把な模式図ですが、ゴムを伸ばすというのはミクロレベルではこのような現象です。 下記のようなゴム紐があるとします。 ○がゴムの分子1つと考えてください。 ↓この3行で一本のゴム紐と考えてください。 ○-○-○-○-○-○-○-○-○-○-○- | | | | | | | | | | | | | | | | | | ○-○-○-○-○-○-○-○-○-○-○- ↑この3行で一本のゴム紐と考えてください。 これをまっすぐ伸ばすとこうなります。 ○--○--○--○--○--○--○--○--○--○--○-- | | | | | | | | | | | | ○--○--○--○--○--○--○--○--○--○--○-- 一方、ゴムをねじるとこうなります。 ○---○---○---○---○---○---○---○---○---○---○--- ←こちらのほうがより引き延ばされて / / / / / / / /    3次元的には螺旋を描くことになります。 ○--○--○--○--○--○--○--○--○--○--○-- 逆向きにねじるとこうなります。 ○--○--○--○--○--○--○--○--○--○--○-- \ \ \ \ \ \ \ \ ○---○---○---○---○---○---○---○---○---○---○--- ←こちらが長く引き伸ばされて                     ゴム全体としては上述とは逆の螺旋を描きます。 分子レベルではゴムの分子はどちらにひねろうとも引っ張られていることに変わりはないことはご理解できますでしょうか。 なので逆向きにねじったところで寿命を延ばす効果はなく、一回分ゴムが劣化するだけなのです。 ところで前の回答で、逆に回せば癖が付かないという話が出ていましたが、癖とはゴムを常に同じ方向にねじっていると、ゴムの中で特定の側の分子が強く引っ張られるため、ゴムの分子の中で劣化の度合いが偏ることによって付きます。 ○---○---○---○---○---○---○---○---○---○---○--- ←常に同じ方向に巻いているとこちら側が常に / / / / / / / /    強く伸びるので反対側より劣化しやすい ○--○--○--○--○--○--○--○--○--○--○-- なので逆ピッチでも飛べるような飛行機で毎回前回と逆方向にゴムを回して飛ばした場合は同じ回数同じ方向にゴムを回した場合よりゴムの劣化の度合いは均等化され、多少は長持ちするようになると考えられます。 ただ、現実としてはそんなに大差はないのではないかとも思いますが。 実際に試してみて欲しいところですね。

kaitara1
質問者

お礼

私にもわかるようにご説明いただきありがとうございました。力のかかりかたが特定の部位に偏るという意味でプロペラ軸にいつも引っ張られている部位が切れることが多いのも納得できました。日常のいろいろなものにも応用ができるご説明でした。繰り返し使う衣類や、たたむ必要のある地図なども同じように考えてみると、退屈しがちな生活が豊かになるように思いました。おりしわを少しずらすだけでモノの寿命が格段に伸びたら、うれしいと思います。

その他の回答 (3)

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.4

逆巻きの時は飛ばさないので、同じ回数飛ばす間に2倍の回数巻くことになって、寿命は縮みそうです。

kaitara1
質問者

お礼

なるほど、なるほど。実効寿命ですね。貨物を届けて帰りは空車で返るようなものですね。考えていなかったことですので大変為になりました。

noname#215107
noname#215107
回答No.2

1回逆巻きにするごとに、1回分劣化が進むという意味があるでしょうね。 ただし、クセがつかないという効果はあると思います。 逆ピッチのプロペラをもう1つ用意しておいて、逆巻きにした時に、逆ピッチのプロペラに付け替えて、逆巻きでも飛行機を飛ばせるようにすれば、大いに意味がありそうです。

kaitara1
質問者

お礼

くせというのがくせものですね。くせというのも劣化を進める要因ですね。劣化にもいくつかのレベルが違うものがあるということでしょうか。実は逆ピッチのローターを両端に持った飛行体を作ってあります。一方のローターを左手で抑えてもう一つのローターを右手(の指)で回す場合、逆向きには回しにくいのですが、飛行体自身をひっくりかえせば、ローターを変えなくても飛ばせるので、ご指摘の点が実際に生かせると思いました。どうもありがとうございました。

noname#212313
noname#212313
回答No.1

 模型飛行機のゴムであれば、逆巻によって劣化が防がれることはないと考えるべきでしょう。  プロペラをどの向きに回しても、ゴムはねじれます。ねじれるというのが何かをゴムひもの一本一本で考えてみると、ゴムが伸びるという状況です。プロペラを順、逆のどちらに回してもゴムは伸びるわけです。  要はどちらでもゴムを引き伸ばす操作であるわけで、ゴムは同じ歪みを与えられ、劣化していきます。  可能性があるとすれば、ゴムを縮めてやることなんでしょうけれど、ゴムの化学的な性質からすれば、劣化を戻すのはちょっと無理な感じです。 P.S.  これが金属バネであれば、例えば引き伸ばしすぎて、伸びきってしまったバネは、出来るだけ縮めてやり、さらにそのまま長時間固定すれば、ある程度は元の長さへ戻るでしょう。金属は伸ばすことも縮ませることもできるからです(それでも劣化は起こる)。

kaitara1
質問者

お礼

逆向きにねじっても、伸びるという点では同じということですね。分子のレベルでも同じなのでしょうか。ご教示ありがとううございました。

関連するQ&A

  • ゴムの温度を低くしたとき、ゴムの伸びが大きくなるのはなぜですか??

    ゴムの温度を低くしたとき、ゴムの伸びが大きくなるのはなぜですか?? エントロピー(エントロピー弾性)を使って説明してください。 よろしくお願いします。

  • 冷凍すると輪ゴムの寿命は延びますか

    ちょっとずつ、たえず輪ゴムを使うことがあるのですが、ゴムの弾性がエントロピーと関係があるということから低温で保存したほうがよいのだろうかと考えています。実用のことだけならば、自分で実験してみればよいのですが、熱力学などの面からの予想でも結構なので教えてください。

  • 使う予定がない輪ゴムを冷凍保存するとカゼを引かなく

    なるでしょうか。特にゴムの弾性がエントロピーと関係があるということとから何か説明が可能でしょうか。

  • ゴム弾性について

     ガラス転移温度以上におけるゴムの伸張はエントロピー弾性であり、伸張することによりエントロピー(乱雑さ)が減少し、それを回復させようとしてゴムが縮む、というのは分かります。ですが、伸張長一定で温度を上昇させる(T>Tg)と張力が上昇するというのが理解できません。 温度が上昇するのだから様々なコンホメーション変化が可能となる、即ちエントロピーは上昇し、張力は低下すると思うんですが…。 どなたかこの考えを正していただけませんか??物理化学からは数年間逃げ続けてきたのであまり記号等を使わない説明をしていただけたらうれしいです。

  • ゴム弾性とエントロピーの減少

    ゴムをゆっくり手で引っ張って伸ばすと等温変化でエントロピーが減少する理由が分かりません。教科書では高校物理でやるような気体が入ったシリンダーの圧縮を例に挙げているのですが、気体の圧縮とゴムの膨張とで真逆の操作な気がしてなおさら混乱しています。 一応その説明によると「ゆっくり気体を圧縮すると外部から加えられた仕事分だけ熱をもらっても、その温度上昇した分の熱は結局シリンダーの外へ逃げていくのでエントロピーが減少する。」とあります。しかし熱が外へ逃げていき熱平衡を起こしているのならエントロピーは増加しているのではないですか? 気体圧縮のエントロピー減少の理由と、それがなぜゴム膨張のエントロピー減少と同じなのかを踏まえてどなたか解説してもらえると助かります。

  • ゴムつけると小さくなる・・

    この前性行為する機会あったのですが、ゴム装着するとふにゃふにゃになってしまいます。何年か前からそんな感じで、結局やれなかったことが数回・・ オナニーのやりすぎなのかもしれませんが、なにか対処方法ありますでしょうか? いろいろなゴム試しましたが、同じ結果です。 かなり悩んでいます。20代後半です。

  • マフラー吊りゴム

    50フーガに乗ってます。車高を落としたら、地面と時々干渉してしまいます(x_x;) そこで 柿本改のマフラー吊りゴムを考えているのですが、説明には15mmアップと書いてあるのですが、 効果はあるでしょうか? また吊りゴムが何個ひつようになるか教えて下さい。 お願いします。

  • ゴムのエントロピー弾性と熱エネルギーについて

    一般的にはゴムを瞬間的に伸ばすとゴムが発熱します。これはゴムの伸長によってエントロピーSが小さくなったので、自由エネルギーF=U-TSが小さくなるように温度Tが上昇するからと説明されてると思います。しかしTが大きくなるとゴム内の内部エネルギーUも大きくなるのではないですか?それだと結果的にほぼキャンセルされるような気がします。 またゴムが発熱するだけの熱エネルギーはどこから生成されるのでしょうか。高校物理で習うようなバネ弾性の場合は、運動エネルギーと弾性エネルギーの和が保存されるようにエネルギーの交換をしながらバネが振動します。しかしゴムの場合、指でゴムを引っ張った仕事の分だけゴムが弾性エネルギーを蓄えますが、それに加えて温度上昇する分の熱エネルギーはどこから得たものなんですか?ゴム分子内の摩擦などでしょうか? どなたかご教授お願いいたします。

  • スタッドレスタイヤ

    先日雪道でのスリップについて聞きましたが スタッドレスタイヤの寿命について教えてください. 通常の夏用タイヤは溝の減り具合で交換時期が判りますが スタッドレスタイヤも同じなんでしょうか それとも走行距離に関係なくゴムの弾力性などで寿命があるのでしょうか

  • ゴム動力模型飛行機について

    子供の頃(30年位前)よくゴム動力の飛行機を作りました。竹ひごを火にあぶって曲げたり、糸で縛ったりご飯粒で紙を張ったりして翼を作った思い出があります 発砲スチールでは有るようですが作る楽しみが無い 昔ながらの模型飛行機は有るのでしょうか