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民主主義と法治

フクヤマの本では、近代国家の条件として民主主義ははいっていない。 不可欠なのは法の支配で、民主主義はアカウンタビリティを確保する 手段の一つとして位置づけられている。ファーガソンも『文明』という 最近の本で「民主主義というのは普遍的な価値ではなく、法の支配を 徹底する手段にすぎない」と書いています。 これは、池田信夫著「日本史のおわり」の一部からの抜粋です。 そこで質問なんですが (1)民主主義はアカウンタビリティを確保する手段の一つ (2)民主主義というのは法の支配を徹底する手段 とは具体的にどうゆうことをさすんでしょうか? たぶん似たような意味だと思うんですが。

  • ny36
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  • 政治
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  • hekiyu
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回答No.2

なぜ、法に従わねばならぬのだ、という根本的な 問いに対して 民主制は次のような答えを与えます。 民主制は、選挙によって選ばれた代表者によって政治が行われる。 代表者は選出者である国民と同一視できる存在だ。 だから法は、国民が自らが作った法だ、ということができる。 自ら作った法なのだから、それに従うのは理の当然である。 では、民主制以前はどうだってでしょう。 有名なものに、王権神授説があります。 なぜ、王様に従わねばならぬのだ。 王様の地位は神によって与えられたのだ。 神に従うのは当然であろう。 故に、王様に従うのも当然である。 統治には、納得の原理と強制の原理があります。 強制の原理が強いのが北朝鮮です。 納得の原理が強いのが、先進国です。 納得の原理が強ければ強いほど、強制の原理が少なくて 済み、統治費用も掛からないし、安定もします。 江戸時代の徳川幕府が300年近くも続いたのは 納得の原理が意外に強かったことが知られています。

ny36
質問者

補足

回答ありがとうございます。 韓国の場合、法治国家ではなく、国民感情で判決が変わる国 だとか言われます。 これは民主主義による納得の原理が、逆に法の支配を損なって いるとはいえませんか?

その他の回答 (1)

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2701/13654)
回答No.3

池田信夫氏は元NHKの記者で、1991年に朝日の記者と福島瑞穂社会党代議士と3人で、当時釜山で従軍慰安婦と名乗り出た女性にインタビューしました。結果その女性は「当時釜山には日本軍はいなかった。自分は親にキーセンに売られただけ」と証言しました。これをネタにして朝日と社会党の、「日本軍による従軍慰安婦強制連行」キャンペーンが始まりました。池田氏は同じ証言を聞いていながら、いっさいそれに反論せず、事実上NHKに追認させました。もしあのとき池田氏とNHKが異論を唱えていたら、NHKは朝日より影響力に強いマスコミですから、今のような従軍慰安婦問題はありませんでした。朝日のねつ造報道が明らかになった最近になって、池田氏は朝日を非難するようになりましたが、遅きに失します。朝日と共犯と言われても仕方ありません。彼が運営に携わっているアゴラなどでなかなかいいことを言っていますが、要するにつまみ食いです。人の話のいいとこ取りです。彼自身の思想は皆無です。私は信用していません。質問の本題と関係ない話で済みません。

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