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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:体の準同型について)

体の準同型とK自己同型について

このQ&Aのポイント
  • 複数の本でガロア理論について学んでいるのですが、「K自己同型」という言葉の定義が複数あって困っています。
  • K自己同型群とは、K代数であるAからAへのK同型全体の集合のことで、写像の合成により群になります。
  • 一方、体AのK上の自己同型群は、Aの自己同型全体のうち、Kのすべての元を固定する自己同型の集合です。

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  • tmpname
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回答No.1

つまりですね、(2)ではAがKの拡大である(KがAの部分体)の時を考えているのですが、(1)ではAがKの拡大『と見做せる』ときにも定義しようとしているのです。で、こういう「と見做せる」とか、「ラベルの張り替えに過ぎない」とかいうのを扱うのが準同型ということですよね。 そういったつもりで(1)を見てみると、 *先ず 体から体への(環)準同型は単射しかないことを思い出すと、準同型φ:K→Aを以ってKはAの「部分体と見なす」(AはKの拡大と見なす)こととします。同様にBはKの拡大と見なすこととします。こう見なすと、φもψもid_Kとなります(とみなせます)。 或いは、今はA, BがKの拡大体の時を考えていると思ってもいいです。 *この時「準同型f:A→Bが、f◦φ=ψという条件を満す」というのは、φもψもid_Kだったのだから、f○id_K = id_K。結局fのK上の制限がid_Kとなる、つまりfはK上の元は全て固定する、ということと同じです。つまり、(1)は、 「A, BをKの拡大体とする。この時AからBへの準同型fが、Kの元を全て固定するときfをK準同型という」 といっているのと変わらないこととなります。 *そうした時、「AがK代数である時」というのは「AがKの拡大である時」(と見做せる)ということで、「AからAへのK同型」というのは「AからAへの同型で、Kの元を全て固定するもの」ということと同じになります。 *が、繰り返しになりますが(2)は実際にはAはKの拡大体ではないけれども拡大体「とみなせる」場合にもうまく定義しようとしている訳です。

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その他の回答 (4)

  • tmpname
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回答No.5

ああ、全然勘違いしてた... そもそも(環)準同型なんだからf(1) = 1を満たないといけないんだから、f:Q∋q→-q∈Cは準同型ではないですね...

noname#206477
質問者

お礼

たしかに、その通りでした... 準同型というもののイメージをさらに深めることができました。 とても丁寧に詳しく解説してくださって、ありがとうございました。 一番最初の回答をベストアンサーにさせていただきます。

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  • tmpname
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回答No.4

「同一視する」というののイメージが分からなければ、例えば有理数体Qから実数体Rをコーシー完備化して作ったとき、Qの元qに対し、コーシー列{q,q,q,.......}が含まれる同値類(これはRの元)を対応させることでQ⊂Rと「見なす」とかいうことをやったのを思い出すとよいです。で、今の対応関係は正しくQからRへの準同型です。

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  • tmpname
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回答No.3

> たとえば、f:Q∋q→-q∈Cも単射準同型になりうるのではないでしょうか。 そうですが、ここでfを以ってCをQの部分体『と見なす』という意味を考えてみましょう。 つまり、ここでfを以ってCをQの部分体「と見なす」というのは、Qの元xとf(x)とを『(積極的に)同一視するよ!』といっているのです。 今の例で言うと、Qの元qに対し、f(q)=-qに新たに「^q」みたいな『新しいラベル』をつけ、その上でqと^qとは同じものと「見なす」(^qの実体はもとは-qと呼ばれるものだったけど、今は新しいラベルで考える)。 *ラベルを付け替えるのは、f(Q)の元になっているものだけで、それ以外のCの元は必要ない ラベルを(一部)付け替えられたCを改めてC'と書いておけば、C'も体であって(あくまで一部のラベルを付け替えただけ)、その上で、f:Q->C'は id_Qとなっている、という訳です。

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  • tmpname
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回答No.2

最後の最後に間違えた... > が、繰り返しになりますが(2)は実際にはAはKの拡大体ではないけれども拡大体「とみなせる」場合にもうまく定義しようとしている訳です。 というのは正しくは「『(1)は』実際にはAはKの拡大体ではないけれども」です。

noname#206477
質問者

お礼

丁寧な解説大変ありがとうございます。概ね理解することができたのですが、2段落目の最後、「φもψもid_Kとなる」部分が理解できませんでした。単射準同型f:K→AによってKがAの中に入っていくイメージはあるのですが、そのfは恒等写像(id_K)しか存在しないのでしょうか。 たとえば、f:Q∋q→-q∈Cも単射準同型になりうるのではないでしょうか。何度もすみませんがよろしくお願い致します。

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