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森永ヒ素ミルク事件について

この事件関係の記事を、Int-Netで読みましたが、肝腎の事がよく分りません。 C1)静岡県にある日本軽金属の清水工場が出荷した第2リン酸Naに、ヒ素が高濃度で含まれていたという。ボーキサイトからアルミを精錬する際に出た廃棄物だという。 しかし、ボーキサイトの主成分は、アルミナ(40~60%)、酸化鉄、ケイ酸であり、一般的にヒ素含量は低い。 バイヤー法で、これから水酸化アルミを取り出し、次にホール・エルー法で電解槽で還元して金属アルミを取り出すが、廃棄物は酸化鉄、ケイ酸です。第2リン酸Naとヒ素が廃棄物だったという説明がよく分りません。これは該製造工程のどの工程で生じたものでしょうか?  C2)第2リン酸Naを取り出すパイプに穴が開いており、そこからヒ素が混入したという。この時、ヒ素とリン酸はどういう関係だったのでしょうか? これはそういう事故薬品だったという事は、当時把握されていたのでしょうか? C3)静岡県の衛生部が厚生省に対して、「この廃棄物を出荷してよいか」と厚生省に伺ったら、「問題ない」という回答があったという。「毒物、劇物取締法」に触れるかどうかを尋ねたものと思いますが。 この時点で、ヒ素を多量に含む毒物という事が、分っていたのでしょうか? この時、厚生省はなにを根拠にして、OKを出したのでしょうか? 厚生省の責任は追及されていませんが、なぜでしょうか? 厚生省とそのご用意学者達は、早く事件の幕引きをする事に一生懸命だったという。 C4)この事故品を森永徳島工場が品質保証のない工業用薬品として購入して、成分チェックもせずに、ミルクに混入したという。森永の他の工場品(松本工場、平塚工場)は問題なしと、森永が公表した。他の工場品の第2リン酸Naは、どうして問題がないとしたのでしょうか? 入手先が違ったのでしょうか? C5)日本の歴史上、最大の食品事故であり、徳島県警の捜査も入り、長い裁判闘争も行われた事件ですが、肝腎の事があいまいなままに感じます。 この問題に関わった人も多いですが、きちんとした報告書が見当たりません。 きちんとした報告書を知っている人はいませんか? 又は説明できる人は、いませんか? 学問、教育の化学の所で質問したら、回答できる人は誰もいませんでした。 東電の原発事故究明と同様に、日本の重大事故はいつも曖昧なまま幕引きがされているように思います。

みんなの回答

  • SPROCKETER
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回答No.1

 森永ヒ素ミルク事件では食品用の第2リン酸Naを使用するはずが、工業用の第2リン酸Naを安価を理由に使用していた為に、リン酸塩鉱山でヒ素化合物を多く含んだ層を採掘した時に大量の砒素が混入し、中毒事件に繋がったと言われています。採掘した鉱物のヒ素含有量が増える事があるのを予測出来なかった工場側の手落ちで、担当者が自殺しています。  おそらく、裁判終了後に情報操作に腐心したので、証拠が残っていないのでしょう。

ko6917
質問者

補足

御回答、有難うございます。 C1)その事に関しての文献をご存知でしたら、教えて頂けませんか。 C2)徳島工場の製造課長のみが禁固3年の実刑判決を受けたと書かれていますが、自殺されたのは製造課長ですか?それとも、その他の人ですか? C3)原料はやはり、リン酸塩鉱石であり、ケイ酸塩アルミナを主成分とするボーキサイトではないという事ですね?

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