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「お粗末さまでした」についていろいろ

日本語を勉強中の中国人です。先日、「ご馳走になりました」と「ご馳走さまでした」の違いについて勉強しました。だいたいわかるようになり、今日また新しい質問が出てきて、お伺いしたいと思います。 「お粗末さまでした」は「ご馳走になりました」と「ご馳走さまでした」のどちらに対する回答でしょうか。「ご馳走さまでした」の返事のようですが、なぜでしょうか。「ご馳走になりました」に対しても答えられますか。「ご馳走になりました」に対しても何か決まり文句のような言葉があるでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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noname#224207
noname#224207
回答No.2

>「ご馳走になりました」に対しても何か決まり文句のような言葉があるでしょうか。 明確な決まり文句というのはありません。 その時々に応じて手短に表現する慣用的な表現はありますが、これも個人の好みのような部分があります。 ヒントは「ご馳走になりました」の馳走という言葉です。 ネットのgoo辞書に以下のように説明されています。 馳走[名](スル) 1 《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅で―にあずかる」→御馳走(ごちそう) 2 走り回ること。奔走。「東西に―す」〈今昔・二・三七〉 ちそう【馳走】の意味 - 国語辞書 - goo辞書 dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/141808/m0u/ おそらく漢字本来の意味だけからすれば、上記の2.だけではないのでしょうか。 現在は2.の意味では使われていません。 1.の意味として使われています。 1.の説明にある 「《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと」に対するお礼と解釈する。 「そのための料理」に対するお礼と解釈する。 という二つの解釈に基づいた回答といいますか返事の仕方があります。 例 「ありがとうございます、行届きませんでした」 「ありがとうございます、行届かずに失礼いたしました」 前半のありがとうございます、はお礼を言ってくれたことに対する謝辞です。 「行届かなかった」というのは「準備不足で満足なことができなかった」という意味です。 この部分は日本人特有の表現方法です。 決して「自分はこれだけのことをやった」と主張しません。 自己主張をしないことを美徳とする日本人特有の美意識です。 この美意識から「ありがとうございます」の部分も「とんでもございません」と言うこともあります。 私はお礼を言われるのに値しない、という意味です。 「とんでもございません、むしろ行届かずに失礼しました」という言い方になります。 これをいちいち全部言っていると、堅苦しくなりますので「失礼しました」というだけで済ませる場合が一番多く見受けられます。 あるいは「どういたしまして」という言い方もされます。 あるいは「お粗末さまでした」も使われます。 この場合には、料理が粗末であったという意味と準備が不足でもてなしの行為そのものが粗末だった、という二つの意味が含まれます。 単に「ご馳走さまでした」というのは料理そのものだけに対する謝辞ですので「お粗末でした」という言い方になります。 あるいは「お粗末さま」で終わらせることもあります。 「お粗末でした」ではなく「お粗末さまでした」と「さま」が入ることで、二重の意味を表しますので、料理に対する謝辞である「ご馳走さま」に対して使用しても差し支えはありません。 ただし、上記のいずれも、実際に使われる場合には注意が必要です。 ときには相手に対する上辺だけの皮肉、嘲笑とも受け取られることがあります。 慣れない間は、「ご満足いただけましたでしょうか」あるいは「ご満足いただけましたか」という言い方の方が無難です。 あれが良かったこれが良かったなどと後の話題が続きます。 あるいは「お口に合いましたか」と料理にだけ話題を絞り込んでしまう言い方もあります。 食べ物の好みに合ったかかどうか、という意味です。 このようなこともありビジネスマンなどの間では「失礼しました」という言い方が最も多用されます。 日本語の会話というのはほんとうに面倒で煩雑です。

awayuki_china
質問者

お礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

その他の回答 (1)

  • xxxxstar
  • ベストアンサー率31% (29/93)
回答No.1

「お粗末さまでした」は「ご馳走様でした」への返事です。 「ご馳走になりました」のときは「お粗末さまでした」ではなく、「どういたしまして」です。 「ご馳走になりました」は相手が食事代を払ってくれたときにつかいます。 口語では「ご馳走になりました」じゃなくて「ご馳走様でした」ですよ。 「お粗末さまでした」のときは、家で食事に招いた時などに、 「お粗末なおもてなしをさせていただきました」と言う意味で、精一杯もてなしたとしても 「豪華な食事を出して精一杯もてなしました!」というと下品なので、 「お粗末さまでした、御口に合いましたでしょうか」という表現をします。

awayuki_china
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。

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