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表層性胃炎でピロリ菌検査を受けるか否か
先月、頻繁に胃痛が続いたため、先週、胃の内視鏡検査を受けたところ、「特に異常がなくてよかったですね。」と言われたのですが、あとで頂いた診断書に「櫛状の発赤あり 表層性胃炎」と書かれていました。 帰宅してから色々調べているうちに、心配になってきました。 最近も時々胃が痛みますし、昨年、乳がんにもなったので、何でも体の不調ががんではないか?という疑いにつながります。 ピロリ菌の検査をしたことがないのですが、不安な気持ちを払拭するためにも、この際、受けた方がよいのでしょうか。
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内科医です。 我々が、患者さんに内視鏡を勧め、消化器内視鏡医に胃カメラを依頼することはよくあることです。そして、そのレポートを確認して、その後の方針を決めます。 そのレポートに「慢性胃炎」(表層性胃炎は、さらにその初期段階)と書かれていると、ホッとします。なぜなら、我々の業界では、「慢性胃炎」=「問題なし」の合言葉だからです。さらに、ほぼ全ての「異常なし患者」には、「慢性胃炎」と記載されます。 では、なぜ、レポートに「異常なし」と書かないのか。それには、医学的理由と社会的理由の2つがあるからです。 1)医学的理由:通常の成人に胃カメラを行い、その胃の表面が、「生まれたての赤ん坊のように、まっさらで綺麗な粘膜をしていることはまずない」からです。〇十年、毎日毎日いろいろな食物が通過し、胃酸と混合され、腸に送り込む、という作業を、胃は絶えず行っています。それでいて、赤ちゃんのようにまっさらでいられるはずがありません。胃だって、年相応に老化します。多少の赤みの出る部分だってあるでしょう。皺が強く出る部分もあるでしょう。だからといって、その変化が即、胃癌、というわけではありません。 よって、「年相応」「胃癌のような悪性所見なし」→診断名は「慢性胃炎」となるのです。 (もし皮膚に、細かい皺やシミ・ソバカスがあっても、即「皮膚癌だー」ってならないのと同じです。だからといって、子供の頃のような、もちもちたまご肌じゃあないと思います。どちらも異常じゃありません。) 2)社会的理由:なぜ、異常なしと書かないか。 確かに、そう書いた方が分かり易いかも知れませんが、「異常なし」は、「100%の絶対安全安心を文書で保証する」といった印象を与えます。しかし、この人間の世の中に100%はない、というのが我々の常識です。(でも、世の中の人は、それを求めます。) 癌細胞は、たった1つのできそこない細胞から始まり、それが2個・4個・・・という風に増殖しますが、検査後からそれが始まることも、無いわけではありません。何千人、何万人と胃カメラをしていくと、そうなる人も出るでしょう。 「あの時、異常なしといったじゃないか!!!」とならないために、何も異常がなくても、正直に「慢性胃炎」(=検査時点では癌などの大きな異常なし、だからと言って、赤ちゃんのような胃ではない)と書かざるを得ないのです。 また同様に、インターネットサイトでも、「表層性胃炎」でも、そこから考えられるあらゆる可能性(不安をかきたてること、怖いことも含めて)が書いてあると思います。それも、訴訟を回避するため当然のことです。絶対に、「大丈夫です」「心配しないでOK」とは書かないと思います。 長くなりましたすみません。でも、一般的なこの世の中の生活において、「異常がなくてよかったですね」の言葉は、素直にとった方がいいでしょう。この世の中、交通事故も、大災害も、殺人も確かにあります。だからと言って、その可能性を常におびえながら暮らすわけにはいかないでしょう。「表層性胃炎」は今の段階は全く心配に及びません。心配し過ぎないほうがいいでしょう。 なお、ピロリ菌検査に関してですが、した方がいいでしょう。日本人の2人に1人は感染していて、50代以上になると、昔の日本の衛生状態を反映して7-8割には、見つかってしまいます。検査すれば、おそらく陽性に出てしまうでしょう。除菌すれば、胃癌の予防効果があることが、すでに確認されています。担当医に相談してみてください。「呼気試験」といって、吐く息で検査できるキットが開発されています。
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- technatama
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私は今年の健康診断で、胃カメラ検査とピロリ菌検査をオプションで受けました。 それは家内が、口臭がするのはピロリ菌のせいかも知れないというので、両方の検査をしたのです。 胃カメラの検査では、多少小さなポリープはあるものの、全体的にはきれいで特に問題になる点はないと言われました。 しかしピロリ菌検査の結果はすぐには出ないので、もし陽性であった場合、治療が必要になって保険が適用されないと困るでしょうから、一応「慢性胃炎」であると書いておきますと、検査した医師から告げられました。 結果は陰性で治療の必要性はなかったのですが、そのような対応も実際にはあるようです。 何かの病状があってピロリ菌検査を受けて治療した場合には保険が適用され、一方何の症状もなく単に検査を受けた後治療すると全額自己負担になるそうです。 ですから、折角「表層性胃炎」と書いてあるのでしたら、念のためピロリ菌検査を受けておいた方が安心できるのではないでしょうか。
お礼
心温まるご回答に感謝しております。 我が家も夫は何年か前に検査をして陰性だったそうです。 胃腸の弱い夫に対して、私は胃腸をはじめ、体が非常に丈夫だったので、胃のバリウム検査も去年まで一度もやったことがありませんでした。 >何かの病状があってピロリ菌検査を受けて治療した場合には保険が適用され、一方何の症状もなく単に検査を受けた後治療すると全額自己負担になるそうです。 ですから、折角「表層性胃炎」と書いてあるのでしたら、念のためピロリ菌検査を受けておいた方が安心できるのではないでしょうか。 本当にそのとおりだと思いました。 「表層性胃炎」と書いて頂いたお陰でピロリ菌検査を受ける気持ちになってよかったと思います。 必ず受けたいと思います。 話が全く変わりますが・・・。 配偶者がいる人の方が、単身者よりも長生きだそうで、例えばがんになっても予後が長いそうです。 それはきっと奥様のように、気が付いてアドバイスしてくれる人がいるからだと思います。 私の乳癌も、最初に気がついたのは自分ですが、夫に触ってもらって「これはおかしい」ということですぐに帰国(普段海外に住んでいます)しました。 夫がいなかったら放っておいてしまったかもしれません。 どうぞ奥様を大切にされて、健康で長生きな人生でありますように。 ご親切に回答頂きまして、本当にありがとうございました。
- merciusako
- ベストアンサー率37% (909/2438)
何もなくても検査を受けておいた方が良いと思いますよ。 胃がん患者の90%にピロリ菌が存在していたようですし、60歳以上の二人に一人は持っているようです。 胃がんの原因はピロリ菌とまで言われています。 問題なければ安心ですし、仮にいたとしても相当高い確率で除去できますから。
お礼
ご親切な回答を頂きまして、心より感謝いたします。 明日にでも病院へ行ってお願いしてみます。 どうも有難うございました。
- irisin
- ベストアンサー率41% (132/320)
受けた方が良いと思いますよ。 ピロリ菌って、もしそれが胃の中にいれば、専用の薬を1週間とか飲むだけだったと思います。 再度検査して、残っていれば、また飲む事はあるそうです。 放置すると、胃がんとかになる可能性が高くなります。 食べ物から入る菌ですので、あまり乳がんとは関係ないと思います。 ピロリ菌は、薬飲むと胃痛が減るという事もあります。 鏡に舌を出してみて、表面が白いと慢性胃炎だと思います。 そうでない場合、ピロリ菌を薬でやっつけしまえば回復する可能性あります。 タバコをよく吸う人とかで舌が白い場合、あるいは中央が割れた感じだったりすれば、慢性胃炎とかよく医者が言いますから。
お礼
早々にお返事を頂きまして、どうも有難うございました。 タバコは人生で1本も吸ったことがなく、他人の煙も極力吸わないようにし、お酒もほとんど飲めないです。 海外に住んでいますが、日本食しか食べません。食生活は若い頃から野菜中心で肉はほとんど食べません。 でも乳癌になったのは、大きなショックでした。 次はどこに癌がやってくるのか怖くて仕方がありません。 ピロリ菌検査、受けます。 ご親切な回答をいただき、どうも有難うございました。
お礼
ど素人の私に、大変わかりやすく、説得力のあるご説明を頂きまして、本当にありがとうございました。 私はちょうど50になりますので、明日にでも病院で検査をお願いしに行きたいと思います。 乳癌検診で乳癌は見つからず、結局自分で乳癌を見つけたので、何か検査をして病名がついただけでも、悪性のものではないか、今は良性でもやがて悪性に変化するのではないかと、心配が尽きません。 全くお会いしたこともない回答者様に、こんなにご親切にしていただいて涙がでてきます。 回答者さまも、どうか末永くお元気で、お仕事頑張って頂きたいです。 どうも有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。