モーター駆動回路

質問

添付回路図ですが、モーターの正転、逆転のスイッチを押した瞬間に半導体は壊れないでしょうか？
また、正転逆転同時に押した場合はどうでしょうか？
電子的な速度で瞬間的に半導体に過電流が流れ壊れないでしょうか？
スイッチング素子は絶対最大電流は7Aのようです。

回答No.3

xpopo · ベストアンサー

今日は。

この回路ですと「モーターの正転、逆転のスイッチを押した瞬間に半導体は」

　壊れます。

　DCモータには等価的にインダクタンスが含まれます。そのインダクタンスのためにモータの電流を遮断するたびに非常に大きな逆起電力電圧が発生します。その大きな逆起電圧がドライブ用のFET（CPH3440）に加わりFET（CPH3440）が耐圧オーバーで破壊されてしまいます。

「また、正転逆転同時に押した場合」に最後にOffされたスイッチにより同様に大きな逆起電力電圧が発生するため、ドライブ用のFET（CPH3440）が破壊されます。

こちら（http://yahoo.jp/box/9DbTqh）に、回路図とシミュレーション結果をアップしました。

　回路でDCMはDCモータでモータの駆動端子はe＋とe－で表されてます。また、m+とm-はモータの負荷端子です。
　また、FETは同じもののmodelが無かったためCPH3440に近い特性のFETを使用しました。

　7777777vさんの回路との違いは２つあります。
まず、

１）モータのインダクタンスによる逆起電力電圧によりFETが破壊されるのを防ぐために1Aクラス以上のダイオードD1,D2をを図のように取り付けます。
２）また、トランジスタQ1,Q2がスイッチがoffされた場合にopenになってしまいQ1,Q2のOffへの切り替わりが遅くなってしまいますのでスイッチがoff時にそれぞれのトランジスタのベースのインピーダンスを下げるために図のように抵抗R7(10kΩ）、R8（10kΩ）を取り付けます。

以上の対策で問題なく動作するようになると思います。

お礼

xpopoさん
感謝感激です。模範的な回答ありがとうございました。

電子的とは言え回路全体が一瞬にONOFFする訳ではないのですね。

回答No.2

tadys

壊れるといったのは正転逆転同時に押したときです。

正転、逆転のスイッチのどちらかだけを押した場合と同時に押したときでは違います。

モーターの起動時には定格電流の５～１０倍程度の起動電流が流れます。
モーターの定格が２００ｍAなので、１０倍流れても大丈夫でしょう。
ただし、モーターの負荷が重くて回転が止まってしまうとこの電流が連続して流れるので、電源かモーターが壊れる恐れがあります。

モーターが、ブラシ付きの場合はブラシ部分で火花が発生しそれに伴って高電圧が発生してトランジスタが壊れる恐れがあります。
モーターの近くに１０００ｐF程度のセラミックコンデンサをつけるのが良いでしょう。

補足

再度の回答ありがとうございます。

更に説明をしますと、アルプス製のモーター付きボリュームをリモコンで操作します。
このモーターは回転中は150mAでボリューム両端でモーターが止まる？時点では200mA流れるようです。
どのような使い方をしても200mA以上は流れないようです。
ブラシがあるかどうかはわかりません。

提示の回路では役に立たない場合、
モーターに正逆の電圧をかける方法が別にあれば教えてください。

回答No.1

tadys

壊れます。

同時にONにならないようにON-OFF-ONタイプのトグルスイッチを使ってください。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00225/

補足

申し訳ありません、質問が不足していました。
実は、リモコンでモーターの操作をしたいのです。

極性を切り替えるためには４個のリレーが必要ですが、モーターを操作するために送信側で４個のボタンを押すのは実用的ではありません。

どこかに、コンデンサーでも入れて、素子のONOFFの順番を決めることはできないでしょうか？