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トランジスタにおける耐圧とはなにでしょうか?
トランジスタにおける耐圧とは何をさすのでしょうか? 参考:NPNエミッタ接地についてこんな記述がありました。 「ベースガンメル数を小さくすると・・・ コレクタ端からベース領域に広がる空乏層が増加し耐圧が減少する」
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noname#6829
回答No.1
トランジスタというのは、基本構造はダイオードの組み合わせのようなもので、2極間に電圧をかけただけでは電流が流れないというのはダイオードに逆相の電圧をかけているのと似たような状態であると言えます。 ダイオードは逆相の電圧にどこまでも耐えて電流を流さないようにできるかといえば限度があり、耐えられる限界の電圧(ツェナー電圧)を超えると急に抵抗値が小さくなって多量の電流が流れるようになってしまいます。定電圧電源に使われるツェナーダイオードなどはこの性質を積極的に応用したものですが、トランジスタでもこの状態はあり得るわけで、これが起こると「制御」の状態を逸脱してしまうことになるのでトランジスタとしての機能を果たしていない状態ということになります。こうなるまでの限界の電圧を耐圧と言っています。 お示しの「空乏層が増加し耐圧が減少する」は、空乏層の増加により逆相電圧に耐える余地が小さくなる(ツェナー電圧が下がる)ことを意味していると考えられます。
お礼
有難う御座います。大変よくわかりました。