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全天候型の自衛隊機
航空自衛隊や他国の空軍などが保有する軍用機の中に「全天候型」という性能を備えた飛行機があります。 全天候型の航空機は、JALなどの商用航空会社が欠航をきめた台風11号が来襲する南九州の各空港にも援助やその他の作戦行動をとることができるのでしょうか?
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全天候型というのはVFR(有視界飛行)だけではなく、レーダや計器の発達によってIFR(計器飛行)できる機体のことです。 JLやNHが飛ばしている機体は、当然夜間飛行もしますし雲中飛行もしますし、雨天でも飛行しますので全天候型です。 「全天候型=過酷な条件でも飛べる」ではないので、「台風11号が来襲する南九州の各空港」からは離着陸できないでしょうし、できるできないの前に空港設備、機体の安全性、不安定な航路などの条件から欠航となります。限界に挑戦ということであれば、民間機なら国土交通大臣、軍用機なら防衛大臣の許可の下、可能かもしれませんが、そんな状況下にはないので、当然に欠航、飛行見合わせになります。
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- kazuof23
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第一世代のジェット戦闘機の例ですがMA-3射撃管制装置(AN/AGP-30レーダー、RS-311距離サーボ、A-4照準器)を搭載するF-86Fは昼間戦闘機、 F-86の機体や主翼を再設計し機首に設けたレドーム内により大型なAN/APG-37レーダーとE-4火器管制装置を搭載したF-86Dは夜間の戦闘も行える全天候戦闘機でした。 現在の戦闘機は当時の全天候戦闘機より遥かに高性能なレーダーと射撃管制装置を備えることで天候や昼夜を問わずに運用が可能な戦闘機となっているため、かってのような昼間戦闘機や全天候戦闘機といった区分けはなくなりました。 気象観測衛生が発達した今日でも熱帯性低気圧の内部の気圧や風速を観測するため高性能ドップラーレーダーや投下式GPSゾンデなどを装備しハリケーンの目の中に飛び込リアルタイムの観測を行うハリケーン・ハンターと呼ばれる観測機(米空軍ではWC-130J)がありますが極めて特殊な例で、軍用機といえど危険な台風時の飛行は行いません。
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差が在ったのはF86の時代ですか。 どうもありがとうございました。
- Kon1701
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台風ではないですが、最大瞬間風速が27m/sec.の日に旅客機に乗ったことがあります。偶然にも離着陸の滑走路と風の方向が同じだったため、飛びました。羽田など、B滑走路に降りられましたが、横風離陸の限界を超えているので離陸はできません。低空で海がすぐそこに見えているのに大きく沈み込んだりして、客室乗務員も不安そうでした。 全天候型の定義は既に出ているとおりです。風などに対しては軍用機でも限界があるわけで、どんな時でも飛べるわけではないです。特に離着陸は無理です。もっとも、飛んでしまえば上空では何とでもなることが多いでしょうね。 ”台風に乗じて侵略を試みる敵軍に対して、航空自衛隊が指を咥えて見ているということになるのもマズイのではないかと、、、” これですが、敵軍もできることがかなり限られます。台風の雲の上空は飛べるでしょうから爆弾を落とすことはできるかもしれませんが、どこに落ちるかわかりませんね。軍事的な効果は薄いでしょう。それに、迎撃側も他の基地から飛べるわけですから。
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>敵軍もできることがかなり限られます。 潜水艦で竹島に近づき、「台風の目」などで多少波がしずまった瞬間に浮上して韓国軍を竹島に上陸させるという手が可能です。 一方、日本が世界に誇るP-1対潜哨戒機も、台風が過ぎさるまで飛行場で待機ってことになると、竹島領土防衛もままならないです。
- kia1and2
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全天候が実際にできるのは、台風やハリケーンの目の中に入って直接観測できる気象用の航空機くらいで、その他のは、気象条件の悪いところを避けて快適な飛行コースを選べる気象レーダ付ということで全天候型。 でも、気象観測航空機でも、激しい台風の最中に離着陸などは出来ません。また、台風通過中は無防備といえど、攻撃してくるような軍隊もなし。
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P-1などの最新の対潜哨戒機は、敵潜水艦が台風に乗じて作戦行動するのをキチンと捕捉してくれると期待しておりました。 台風が居ない時だけの防衛ってどうなんでしょう。 それなら民間の商用機と比べて値段が高すぎですね。 回答ありがとうございました。
- sayapama
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全天候型の軍用機は、高性能なレーダーを備えることによって天候や昼夜を問わずに運用が可能な軍用機を言いますが、この言い方をしていたのは以前までであり、今ではほとんどの軍用機が全天候型のスペックを満たしているので、死語に成りつつあります。 性能的にはどんな天候でも飛べはしますが、戦闘機ですと1機で50~90億円しますし、隊員の人命を危険にさらしますので、よほどの事が無ければ悪天候時には作戦行動はとりません。 救援活動や援助活動をする際に、一番重要な事は二次被害を出さない事ですから・・・
お礼
回答ありがとうございます。 >今ではほとんどの軍用機が全天候型のスペックを満たしているので、死語に成りつつあります。 つまり民間商用機でも、昔の言い方をすれば、すでに「全天候型」であると理解しておく方が良いのでしょうか。
- tzd78886
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台風が来た時などは無理でしょうね。USー2でも厳しいでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 たしかに台風の一番強い瞬間に飛行機が離着陸するというのは困難でしょうねぇ。 しかし、民間商用機は駄目だが、軍用機は大丈夫という上限の違いなどはないのでしょうか。 台風に乗じて侵略を試みる敵軍に対して、航空自衛隊が指を咥えて見ているということになるのもマズイのではないかと、、、。
お礼
IFR(計器飛行)できる機体のことを「全天候型」と呼んでいたというだけの話ですね。 回答どうもありがとうございました。