電子がポテンシャル障壁を反射・透過する時

質問

電子がポテンシャル障壁を反射もしくは透過する時に、波動関数の位相の変化みたいな事は起きないのですか？反射と聞くと自由端・固定端反射や光の屈折などの位相のズレが生じる事を思い出してしまい、波動関数は境界で連続ではありますが、電子が反射されたりトンネルしたりする際に何かしらの変化がありそうな気がしました。
それともやはり古典的な物理現象と量子力学的な説明を一緒に考えるのは不適切ですか？

回答No.2

eatern27 · ベストアンサー

散乱問題の話は蛇足だったかもしれませんね。
WKB近似など考えなくても、
例えばx<0でV=0, x>0でV=V0という単純な模型で、x<0からエネルギーE(E>0,E>V0)の粒子を入射する場合を考えれば、V0の正負によって固定端反射になったり自由端反射になる事は比較的容易に確認できると思いますよ。

お礼

ありがとうございます。

回答No.1

eatern27

一般的には起こると思っていいですよ。
散乱問題では位相シフトが重要なパラメータの１つです。

補足

その散乱問題や透過の事を調べてみると、透過率のエネルギー依存性やガモフ因子などを見つけましたが、それらと位相シフトと具体的にどういう関係があるのでしょうか。
散乱や透過のしやすさのお話は載っていても、位相のずれの事についてはあまり書いてありませんでしたが、位相のずれ＝散乱の起こり易さという事ですか？