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日本国憲法成立について
日本国憲法は、マッカーサー三原則に基づいて帝国議会で審議、可決されたと教科書に書いてあったのですが、当時の帝国議会議員の人たちは当然可決を望んでいないですよね。 それにも関わらず可決されたのはやはりアメリカからの圧力があったからですか?
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8月革命説で有名な、憲法学の権威、宮澤俊義教授に よる説明を紹介しておきます。 幣原内閣がマッカーサー草案を受け取って、 これに非常な反発と抵抗を感じたにも関わらず、 受け入れたのは・・・・ マッカーサー草案に定められた天皇に関する 制度が、いかに不満であっても、当時の情勢 のもとにおいては現実に望みうる最大限の 天皇制であったこと・・・ マッカーサー草案の定めた天皇制よりも有利な 天皇制を新しい憲法に定めることは、 全く不可能であり、マッカーサーに協力しない ことは、天皇制そのものの全面否定をもたらした であろうと考えられ・・・・。 帝国議会では、前文の一部、天皇の任命権の 拡大等々、多少の修正を加えて、総議員の 2/3以上の多数で可決され・・・ 両議員のいずれでも、反対者は極めて少なく 政府原案は大多数で可決された・・・。
お礼
御回答ありがとうございます。 なるほど、背に腹は変えられないって感じだったんですね。