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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:閔妃暗殺事件)

閔妃暗殺事件について知る

Ganymedeの回答

  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.3

私は全然専門家じゃないけど、その私でも分かるような基本知識からこの問題を攻めてみます。攻める相手は問題であってご質問者ではないことを断っておきます。 昨今、ネットではネトウヨのたぐいが跳梁跋扈して、あまたの珍説を拡散している。例えば、彼らは「朝鮮は植民地ではなかった」というのだが、一般に大学などでは朝鮮を日本の植民地として歴史の講義をする。ネトウヨでも大学くらいは出ていると思うのだが。「朝鮮 植民地 site:ac.jp」でGoogle検索してみられたい。まあネトウヨ並みの珍説を唱えてマスコミ受けしているような先生も、いないことはないだろうけど。 この基本知識があれば、次に「植民地化するとき、列強はどんな手口を使ったか」という知識が役立つ。よくあるパターンが、相手国の内紛に付け込むという狡猾な手口だ。閔妃暗殺(1895年)もその要素があった。ただし、閔妃の政敵だった大院君は実権を失って久しく、暗殺のころは日本勢力に担がれた状態だったから、暗殺の主導者も日本勢力だろうと考えられるのである。 次に、「植民地化の過程では、往々にして現地派遣者が先走る」こともよく知られたパターンだ。例えばスペインのコンキスタドールとエンコミエンダ制、あるいはイギリスのセシル・ローズ。ここで現地派遣者とは、もともとは本国政府から正式に派遣された者ではなかったり、侵略についても本国政府の正式な指示によるものではなかったりしたが、それでも植民地化が進展すると、既成事実として本国から追認されるのである。ただし、あまり先走りすると追認されないこともあった。 三浦梧楼の場合は特命全権公使として派遣されたのだから、閔妃暗殺も日本政府の密命の下に行われたと見る向きもあるが、まあよくあるパターンとしては現地派遣者の先走りだろう。 このように、ネトウヨ歴史学は問題外として退けて、基本的な歴史知識を働かせるならば、閔妃暗殺も特別に理解に苦しむ事件ではないかもしれない。これを、やたらと不思議がっていると、真実に迫っていくよりも逆にウソつきの餌食になりかねないだろう。すなわち、日本の嫌韓主義者や、その鏡像のような韓国の嫌日主義者らのウソである。 そもそも歴史上の事件というのは、資料の欠乏などにより全貌が明らかになってないことも多い。それを謹厳な歴史学者が書けば、歴史叙述がいわば虫食いだらけの絵巻になって読みにくい。そこで、ノンフィクション作家などが事件の全体像を描き出そうと努めることがある。厖大な資料を渉猟してよく調べてから書くのだが、虫食い部分は推測で補う。 だからと言って、それをファンタジーと罵倒するのは、基本知識が欠けた者の言い草だろう。ノンフィクション作家が書いた読み物は、歴史学者が書いた虫食い絵巻と突き合わせながら読んでいけばよいのである。 もっとも、私たちはそんな根気も学もないから、手っ取り早く百科事典を引いたり、歴史教科書で定評のある山川出版社の用語集を引いたりする。「閔妃暗殺の首謀者は三浦」というようなことが書いてある。かく申す私も、それ以上の知識はない。「じゃあ回答するな」って話になるが、前述したように「真実に迫っていくよりも逆にウソつきの餌食になりかねない」傾向が、すでにご質問者には見られると、警告を発しておきたい。 三浦公使は無罪判決を受けたんじゃなくて、予審段階で「証拠不十分として免訴」になったんだよ。本裁判を免れたのである。日本政府が揉み消しを図ったと考えられる(前出の「本国政府の追認」)。十年前から閔妃暗殺にご興味を持っていて、その程度のこともあやふやとは、やはり前述の傾向が懸念されるのである。

noname#196837
質問者

お礼

お礼 遅くなりました。 回答ありがとうございました。

noname#196837
質問者

補足

厳しいご意見、感謝致します。ただ断っておきますが閔妃暗殺事件に関しましては、10年追ってきたわけではありません。質問でも申しましたように、これに関する書籍が圧倒的に少なく、他のかたからのご意見を伺いたいと思い、本質問をさせて頂いた次第です。 私の勉強不足というご指摘は、確かに仰る通りでして有り難く受けとめたいと思っております。 >「真実に迫っていくよりも逆にウソつきの餌食になりかねない」傾向が、すでにご質問者には見られると、警告を発しておきたい 回答者様は【ネトウヨ】という言葉を使っておられますが、私は、この【ネトウヨ】というのは蔑称と捉えておりまして、好きな言葉ではありません。 ですから、ここでは回答者様と意見の違う者を、回答者様がそう呼んでいると仮定しまして、話を進めさせて頂きたいと思います。 私は、歴史を学ぶに当たって、まず多くの書籍を読んで見ます。ただ、それらからどれだけの知識を得ることができるのかは、私の能力、読解力にかかってきますので、今の私にそれが欠如しているのならば、これからの課題だと思っております。 そして今回のように史料が不足している場合、自分以外のかたからの意見を伺うということが有益であると考えています。 ですから、回答者様の仰る【ネトウヨ】からの意見を伺わなくては、それこそ片手落ちであると考えます。しかし、私のどこに (ウソつきの餌食になりかねない」傾向)が見られるのでしょうか?この部分だけは疑問に思うところです。具体的にお示し頂ければと思います。 ありがとうございます。

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