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不定詞(名詞的用法)の目的語の区切り方について
- 不定詞の名詞的用法における目的語の区切り方について教えてください。
- 例文を挙げながら、目的語が不定詞全体なのか、それとも一部なのかを教えてください。
- 質問文章の例文を具体的に解説していただけると嬉しいです。
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以下、主語:S、述語動詞:V、目的語:O、補語:Cと略記します。SVOC文型と言ったりしますね。 >I want to visit many countries. >(わたしはたくさんの国を訪れたいです) to不定詞は主語:Sがない「句」を作ります。句は文の形にはなっていないけれど、文に準じた格好をしています(他に、現在分詞句、過去分詞句、動名詞句などがあり、同様)。 目的語はto不定詞句だと考えてみましょう。すると、to不定詞句の中にも、S以外のVOCがあることになります。 そういうややこしさがあるわけですが、まず大きく分けてしまうのがいいのではないかと思います。カッコを使って、ちょっとやってみます。 S(I) V(want) O(to visit many countries). こういうSVOの構造の文型です。そして、Oの中に、また構造ががあるわけです。Oの部分の中を、SVOCで分類してみます。 O{to V'(visit) O'(many countries)} toは不定詞句を作る記号のようなものですので、どれにも分類せず、カッコで括らないようにしました。 元の文で全部分類すると、以下のようになります。 S(I) V(want) O{to V'(visit) O'(many countries)}. 文をSVOCで大きくパーツに分けてみると、そのパーツそれぞれの中にまたSVOCがあるという、一種の入れ子構造と言ってもいいかと思います。 >目的語は、(to visit)なのでしょうか?それとも、(to visit many countries)なのでしょうか? 上記のように整理するやり方なら、(to visit many countries)が目的語と考えることになります。その目的語の中に、また動詞や目的語がある、というわけです。 目的語を(to visit)とすることにした場合、(many countries)がどういう分類のパーツになるか、ちょっと難しそうな気がします。 >I want to be a teacher in the future. >(私は将来、教師になりたいです) >目的語は、(to be)なのでしょうか?それとも、(to be a teacher)なのでしょうか? 上記と同様にやってみます。前置詞+名詞はSVOCの付属物みたいなものですが(副詞も同様)、矢印で修飾関係を表すようにしてみます。 S(I) V(want) O(to be a teacher in the future). →S(I) V(want) O{to V'(be) C'(a teacher) ←(in the future)}. P.S. 上記は、「こうするものだ」といった類のものではありません。こうしてみて分かりやすくなるのであれば、便宜的に使ってみてもいいかも、といった程度のものです。 副詞は文の要素ですし、前置詞は前置詞句で文の要素ですが、SVOC以外に、文型分類で独立した要素と考えて、A(付加詞:Adjunct)として、文の要素をSVOCAとすることがあります。それも加えて文をパーツに分解するほうがやりやすければ、Aも使ってみてもいいかと思います。
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- KappNets
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I want to visit many countries.: 先ず大まかに I = 主語、want to visit = 動詞、many countries = 目的語、と考えると分かり易いですね。 (1) want to visit の部分は have to visit, ought to visit, need to visit と形が似ていますね。want などは動詞ですが、must, should などの modal verb (法動詞) と似たちょっと助動詞的な役割を果たします。これらを分解するよりも want to visit = 動詞と考える方が分かり易いのです。 (2) そうではなくて S + V + 不定詞、と説明する方法をとる文法書もあります。不定詞や現在分詞は S/V/O のいずれとも言いがたく S/V/O の議論からはみ出しまてしまいますので、そういう説明が行われています。 最近の英語で書かれた文法書では (1) に近い説明が主流と思います。その方が素直なのです。 many countries の many は countries を修飾する形容詞で、目的語は厳密には countries ですが、many countries をまとめて形容詞句と呼んだりします。
お礼
ご回答有難うございます。
- wind-sky-wind
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こういうのは考え方次第というか、あまり悩むことではありません。 とにかく言えることは、 I want to visit many countries. の場合、 want も SVO で、visit も SVO の形になっていますが、 many countries は visit という動詞の目的語である、ということ。 I want to eat an apple. だと微妙な部分はありますが。 こういう場合に、二度使わないように、という考えからなのか want の目的語は to visit で、many countries が visit の目的語、 というふうにやる人がいる(実際、そういう回答を最近見ました)のですが、 普通には to visit many countries 全体。 そういう大きなくくりの中で visit の目的語は部分的に many countries となります。 もっとも、部分的、と申し上げているように、visit は不定詞部分であって、 主たる文としての動詞ではありません。 ただ、なぜ visit の後に many countries がくるかというと目的語だから。 この文の文型は、と聞かれたら大枠での文型を答える、というのが一般的です。 上の場合はどちらでも SVO ですが、下の文でいくと、やはり、want でみて SVO です。 しかし、want と be のどちらに重きがあるか、というと微妙で want to を have to のような助動詞的に考えて I (want to) be a teacher ~. という SVC の方で見る、という考えもあります。 とにかく、部分的に be について SVC が成り立っている。 主たる文はどうであれ、それぞれの動詞について文型が成り立ちます。 主たる文について文型を見ることに大きな意味はありません。 I want you to keep your room clean. のような英語を書く場合、 当然、keep について、SVOC として書こうとし、 主たる文の want 部分とは関係なく考えないといけません。 不定詞句や動名詞句はこういうかたまりとして、目的語や補語を続けられる、 という点が大切です。
お礼
ご回答有難うございます。 教えていただいたことを参考にして、もう一度読み返し、理解してみようと思います。
- Him-hymn
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★I want to visit many countries. 目的語は、(to visit)なのでしょうか?それとも、(to visit many countries)なのでしょうか? →どちらに考えても問題ありません。 to visitと考えれば、この目的語のvisitにさらに目的語many countriesがあると考えられます。 to visit many countriesという句全体が目的語という見方(私はこちらが好き)もできます。 ★I want to be a teacher in the future. 目的語は、(to be)なのでしょうか?それとも、(to be a teacher)なのでしょうか? →これも先ほどと同じようにどちらもかまいません。 to beが目的語なら、そのbeにさらに補語が加わっているということになります。 あるいは、to be a teacher in the future までを1つの目的語と考えてもいいと思います。 ただし、to be a teacherだけを目的語というのは避けた方がいいと思います。なぜなら、in the futureはwantを修飾するのではなく、be a teacherを修飾するという構造だからです。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
ご回答有難うございました。 わかりやすかったです!
お礼
ご回答有難うございます! 参考にさせていただきます。