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空間デザインの仕事
- 空間デザインの仕事に興味を持つ受験生が増えていますが、実際の仕事の厳しさや需要について知りたいです。
- 空間デザインは商業施設の装飾やエンターテインメント施設のデザインなどを手がける仕事ですが、求められるデザイナーは極めて限られています。
- 美大卒でデザイナーになることは可能ですが、需要の少なさや競争の激しさにより成功するのは難しいかもしれません。現実的な視点で考える必要があります。
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デザイナーって芸人みたいなものですからね。 現時点で需要が有る無いとかでなく自分から需要や流行を造り始めるあたりからのスタートですし。 「おっ。新しいね。いいね。」「新感覚だ。」と他人が感じれば需要が出始める感じですから。 芸人の曲やギャグと同じで、別に誰かが求めた訳でも無く本人がやってみたらウケて当たって流行って需要が出来てから、頼まれてギャラもらって仕事となるのと同じですね。需要を作るための経費は自腹です。 需要があるからやる。では無く需要を作るとこからです。需要が出来て他人に依頼されるようになれば仕事です。 普通の建築士や工務店をやってて施工した建物なんかの実績(センス)が他人の目に触れて評価されて今まで設計~施工まで全部やっていたのを設計だけするようになればデザイナーみたいな感じです。 施工は図面と資格があれば誰にでもできますから業者に丸投げできるので。 どこかの団体や機関から用意された答えを正解すれば発行される資格や免許が有れば名乗れる職種とは違って、答えの無い顧客の好みを射抜き続けられるか。ようは芸能人みたいにヒットを出し続けなければ消えるみたいな感じでただ歌っているだけだと「自称歌手」と同じでデザインや設計が出来ると言っているだけだと「自称デザイナー」となります。 なので企業も美大や専門学校を出たばかりで実績も無い人(どんなセンスなのかも解らない)を最初からデザイナーとして雇用する事はほぼ無いかな。最初は設計の補助役とかからでセンスが認められればデザインに進めるかもしれませんが無ければ営業とか経理など全く関係無い部署に移動。。。それもできなければリストラでしょうし。 建築物のデザイナーは芸能人みたいに身一つで路上ライブとかから始められるものでも無ですしね。 建築系の会社や工務店などから丁稚奉公しながら少しづつ技術と人脈広げていったり、仕事として自分のデザインを施せる機会が無ければ自宅を改造したりして自分でアピール・・・歌手志望の人が自分でビデオ回してYOUTUBEにアップするような感じと似ているかと。 スタート地点は工務店、建設業、家具工房、現場作業なんでもとりあえず少しでも自分の作品作れて他人に見てもらえる機会が有りそうなところなら何でも良いかと。その間に関係者に愛想振りまいて人望あつめて名前売っていくしかないかな。。。 芸能人の居酒屋、ショッピングモール、小規模なイベントどこでも良いから自分の芸を見てもらえる機会があれば何でも良いみたいな感じですね。笑顔で皆に握手したりして覚えてもらうみたいな。。。 大学出たてで最初からデザインだけで食べて行こうというのは有り得ないかな。 関係有りそうなとこからコツコツ目指しましょう。 デザインは芸だと考えたら厳しさが想像できるかもです。
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- guess_manager
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美大卒で建築業界に身をおいています。 この業界の多くは理工系出身です。実際のところ、建築の仕事の内容の大半は、カワイイとかカッコイイなどという感性の世界とはかけ離れており、構造力学や材料特性、金や法律、契約、行政との交渉にまつわる話が多く、いわゆる美大卒の人間でそうした分野に疎い人が活躍できる仕事の幅は狭いですね。したがって就職の門も狭くなります。 しかしながら、人を納得させ感動させるセンスというものは、多くの理工系の建築士(エンジニアですね)にはほとんどありません。だからといって美大卒の人間にセンスがあるかというと、そうでもなかったりするのですが(^_^;)。結局のところ、「飛び抜けてはいないがある程度のセンスの有る理工系の技術者」程度の人間の方が使い勝手が良かったりします。 また、個人で活躍している美大卒のデザイナーが、絵ばかりを書いて遊んで暮らしているかというと全然違います。多くは現場に足繁く通い、大工さんから話を聞き、場合によっては工事に参加し、直接工場に足を運んで材料を仕入れるなど、センスを磨く以上に建築全体のことを考える仕事をしています。このような一握りの人たちが、建築デザイナーとして成功しています。当然、施主やゼネコンとの交渉術も身につけなければなりません。 美大卒=センスがあるというのは、美大卒の人間だけの誤解であって、そこに甘んじている人間を見る目(同業者も、施主からも)は非常に厳しい物があります。むしろ足りない点が山ほどあることを自覚し、美的センスと同時に多くのことを学ばなければならないと思います。 ちなみに、いわゆる建築設計事務所とはべつに、商業施設デザインという職種はかなり住み分けがされています。建物そのものではなく、内装設計を専門に行う業者です。店舗というものは、一定期間を過ぎると陳腐化を防ぐために改装するのが普通です。ですから、建築設計よりもコンスタントに設計の仕事が来たりします。もちろんフィーは低くなりますし短期間での設計になります。構造計算を専門家に依頼することもできません(自分の報酬が消えます)。これは、建築材料以外にもグラフィックデザイン、インテリアデザイン、照明デザイン、什器デザインなど、さまざまなアイデアを駆使するもので、アイデア一発勝負のところがあります。上述の理工系のエンジニアが日々かかずりあっているうんざりするような業務が嫌いならば、選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。