• ベストアンサー

論文の中で漢字を区別するには

現在、論文を書いていますが、その中で『舟』という言葉が頻繁に出てきます。 私としては『舟』という漢字を使用したいのですが、『船頭』『荷船』という言葉は 『船』という漢字になってしまいます。 このような場合は、『船』という漢字で統一するべきなのでしょうか? それとも、時と場合に分けるべきなのでしょうか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#224207
noname#224207
回答No.6

舟と船の習慣的な使い分けは 船は外洋船を意味します。外洋を航海する北前船は(きたまえぶね)と最後の文字に舟は使いません。 舟は河川や湖沼などの内水面で使われたものを意味します。 「高瀬舟」というのは、河川で使用された魯漕ぎの川船の一般名です。 鴎外の「高瀬舟」は、囚人を河口に停泊している外洋船まで運ぶのに使われました。 河川で使用される舟で最大ののもは平田舟と呼ばれ帆柱を持った帆走船です。 デザイン的によく似た外洋船は弁財船(べんざいせん)とよばれました。 弁財船を用途別に北前船、菱垣廻船(ひがきかいせん)、樽廻船(たるかいせん)などと呼びました。 「船」の読みが違うので注意して下さい。 ということで舟と船を上手く書き分ければ宜しいかと思います。 「船頭」は単語ですので書き換えは難しいでしょう。 「荷船」も単語ですが、荷舟でも差支えはありません。 「にぶね」と仮名書きのほうが違和感を生まないでしょう。

hiyori06
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり使い分けですね。 「船頭」は単語になってしまうので、このまま使用し、他は使い分けたいと思います。

その他の回答 (5)

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.5

 一つ考えられる要素として舟なり船が停泊する場所の問題があります。河川や湖水そして島と島の間を生活ベースに基づいて利用しているなら「舟」であり積載する物や人の分量の多寡の問題と運行に必要な時間の問題とも考えられ、外洋を隔てる地域へと渡るならば船になることから、そうした使い分けがあるとも考えられます。  もう一方には、利用目的が大量輸送に専門特化されている可能性もあります。江戸時代の菱垣廻船・樽廻船は海運業の手段でもあり、室町期の八幡船は倭寇の人員として海賊を運んだと理解するなら、この解釈も成り立ちます。  

hiyori06
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私が書きたいのは、河川での舟です。 確かに外洋を隔てる場合は「船」と書くのも分かりますね。

回答No.4

「舟」と「船」の他に「艦」や「艇」等もありますが、 船の最高責任者は船頭、艦の最高責任者は艦長。 艇の責任者は艇長ですが、母船や母艦がある場合には、船長や艦長の指揮に従います。 舟長(しゅうちょう)という言葉はないようです。 船と舟との違いは、大きさとか使用目的とか、輸送その他のシステムの違いにも関係するのでしょうか。水の都と呼ばれる都市はあちこちにあり、小舟で人や荷物を運んでいましたが、客の命を預かるという点では重大な責任を負っており、客数に拘わらず「船頭」と呼ばれていました。 場合によっては水上乗り物に舟を用いても構いませんし、渡し船でも櫓こぎの場合は舟で構いません。 「せんどう」は「ふねのかしら」の意味です。 船頭の文字だけはやむを得ませんし、文の流れで舟と船の文字が混在しても構わないと思います。 同じ文脈が繰り返される場合の文字の取り違えだけは、極力避けるべきかと思います。

hiyori06
質問者

お礼

早々にありがとうございます。 詳細に書いていただき、よく分かりました。 やはり、混在にしても問題はなさそうですね。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.3

 それはケース・バイ・ケースで判断すべきですね。森鷗外の作品は『高瀬舟』と書いても『高瀬船』とは書きません。  また逆に「八幡船」とは書いても「八幡舟」とは書きません。なぜか。大量の人員を移動させるには大きな船舶が必要だからであり、舟は少人数を乗せるしかないほどの小さなものを指しもしますから。  どの様な領域の論文なのでしょうか、それに依りもします。

hiyori06
質問者

お礼

早々にありがとうございます。 私が書いているのも『高瀬舟』のようなものです。

  • chie65535
  • ベストアンサー率43% (8520/19368)
回答No.2

「舟」と「船」は、本来の意味が違います。 >私としては『舟』という漢字を使用したいのですが 基本的に、手漕ぎで小型のものを「舟」、動力が付いた中型以上のものを「船」と使い分けします。 貴方が勝手に「こっちの字が使いたい」と決めて良いモノではありません。 読み手は、「舟」と書かれると「手漕ぎの小さい舟」を想像しますし、「船」と書かれると「エンジンやモーターが付いた大きな船」を想像します。 >このような場合は、『船』という漢字で統一するべきなのでしょうか? 無理に統一してはいけません。 「渡し舟の船頭」のように、舟と船が混じった文章も「日本語として正しい」です。 この「渡しぶね」が「動力なしの小舟」であれば「渡し舟の船頭」になりますし、「動力付きの大型船」なら「渡し船の船頭」になります。

hiyori06
質問者

お礼

早々にありがとうございます。 江戸時代の手漕ぎ舟のことを書いているので、「舟」という漢字を使いたいと思っていました。 「舟」と「船」という漢字が混じっていても問題はないのですね。 大変参考になりました。

  • imasa
  • ベストアンサー率32% (27/83)
回答No.1

漢字を職業としていないものです。 辞書によれば 舟:一人が手漕ぎする小型の水上運行物。丸木舟、渡し舟 船:特に限定せず となっています。 論文で「舟」を使用する目的がわからないため、一般論を述べます。 通常、、論文で事実、検証物、または仮説を文章で表す場合、そこで使用する単語はかなり厳密に指定されます。 起承転結の導入部で「舟」を規定し、論理を組み立てていくはずですので、それら「舟」を包括する意味で「船」を使うことはOKだと思います。 お役に立てれば幸いです。

hiyori06
質問者

お礼

早々にありがとうございます。 江戸時代の手漕ぎ舟について書いているので、「舟」という漢字を使用したいと思いましたが、 「船頭」「荷船」という言葉も出てくるので、統一するべきなのか悩んでいました。

関連するQ&A

  • ことばと言葉の漢字の使い方について

    こんばんは。 今、放送に関する論文を書いているのですが、ことば(ひらがな)と言葉(漢字)のどちらに統一しようか悩んでいます。 ひらがなと漢字どちらを使用するのが一般的なのでしょうか?

  • 論文の中では「私」のことを何と言う?

    現在、論文を書いています。 英文を引用する際、併せて私が訳した日本語訳を載せたいのですが、 「なお、日本語訳は【私】が訳したものである」 と断りを入れる時の【私】は、どのように書けば良いのでしょうか? 「私」は学術論文にそぐわないような気がしますし、自分で自分のことを「筆者」と言うのもどうかと・・・。また、よく「私」の置き換えに使用される「本稿」などもしっくりきません。 どなたか回答を宜しくお願いいたします。

  • 漢字一文字がテーマの小論文。

    「就職」カテゴリでも投稿したのですが、回答が得られなかったのでこちらで質問します。 漢字一文字がテーマとなっている小論文は、 その文字から連想される言葉でしたら、名詞でも形容詞でも何でも良いのでしょうか? また、具体的な書き方をご存知でしたらご教授下さい。

  • 修士論文のフォント

    そろそろ、修士論文を書く季節なのですが、論文のフォントをどうしようか迷っています。研究室の過去の論文を見てみても、一つに統一されているわけではないので困っています。論文で一般的に使用されるフォント、または見やすい論文を書くにはフォントは何を使用したらよいのでしょうか。日本語と英語で異なる場合はそれぞれを教えてください。

  • 卒業論文の書き方

    私は、現在、卒業論文を作成しています。 わからないところがあるので、教えてさい。 論文の本文には、平成〇〇年という和暦を使い、 参考文献のところでは、2000年という西暦を使っています。 このままでもいいのでしょうか? それとも、 どちらかに統一したほうが良いのでしょうか? 卒論に詳しい方、教えてください。

  • 一文字で「のあ」と読める漢字はありますか?

    漢字一文字で「のあ」と読めるものはありますか? なお、「舟」と書いて「ノア」といった類の いわゆる当て字ではなくちゃんとそう読めるものを探しています。 私が漢和辞典やGoogleで探した限りでは一つも見つかりませんでした… もし仮に存在する場合、できればそのソースも併せて 教えていただけるとうれしいです (特にオンライン漢和辞典などの場合)

  • クイズ?どうしてなのでしょう

    船が4艘あり、これを船頭さんが一人で対岸まで移動しなければなりません。 4艘の船はスピードが異なり、川を横切るのにそれぞれ1分、2分、4分および8分かかります。 船頭さんは1艘を運転し、もう1艘をその船に牽引することができます。 ただし、2艘を同時に移動する場合、そのスピードは遅い方の船のスピードになります。 また、船を牽引して向こう岸に行った船頭さんは、橋などを利用することなく、 船に乗ってまた川を横切って帰ってくる必要があり、その帰りの時間も考えなければなりません。 さて、船頭さんは最短何分で船を全て向こう岸まで移動することができるでしょうか? 普通?に考えると16分だと思うんですが、15分でできるらしいです。

  • 「なか」と入力しても中の漢字が出なくなった

    Win98を5年間使って来ましたが最近の現象です。 正常なら「naka」→「なか」→(スペースキーで変換)「中」と変換されるハズなのですが、最近「なか」が「な」と「か」に分離し、「南火」とか「那家」に変換され「中」の漢字に変換されなくなりました。中の漢字が必要な時は、「chuu」→「ちゅう」と入力しなければなりません。 なか→中の単語登録はされているのに、なぜ中という漢字が出て来ないのでしょう?正常に戻す方法はありますか? 「なかの」と入力しても例えば「南家の」と分離して変換されるし、「ない」と入力すると「那い」などと変換されます。 正常に戻す方法がありましたら教えて下さい。よろしく。

  • 論文とはなにか?

    論文について教えて下さい。 現在大学に所属する言語学専攻の学生です。 教授が「論文を1日1本読みなさい」というのですが、いまいち読んでいるものが論文なのかがわかりません。 一般的に、 ・教授やそれに類する方が書いた専門書 例:『ひとのことばの起源と進化』池内正幸 ・教授が編纂したさまざまな教授の寄稿を集めたもの 例 :『日英対照 文法と語彙への統合的アプローチ』西村義樹、藤田耕司編 『進化言語学の構築』藤田耕司、岡ノ谷一夫編 これらの内容は論文に含まれるのでしょうか。 GoogleScholarで検索して登場したPDF類は一般に論文とみなしていいことはわかるのですが、他のものはどうなのかがイマイチわかりません。 これらが論文だとしたら1日1本というのは、寄稿を集めたもので15章ある中の1章(1人分)を読みなさいということなのでしょうか? また、違う場合はこれらの文書と通常「論文」と言われるものはどのような違いがあるのかを教えて下さい。

  • 漢字について教えてください

    漢字について質問です。 質問1 常用漢字は、読みの変更があったりしますが 漢字そのものはあたらしい字として作られることはないのでしょうか。 質問2 もしあたらしく漢字が作られることがないのであれば それはなぜでしょうか。 質問3 いま現在使われている漢字が、何年までに出来上がって、いつから増えていないか 教えてください。 質問4 言葉があるのに、あてる漢字がない言葉があるのはどうしてでしょうか。 またその言葉にあらたに漢字をあてることはないのでしょうか。 例 「鬱陶しい」は漢字がありますが 「かったるい」はないですよね。 「馬鹿」「阿呆」はあっても 「ドジ」はないですよね。 他にひらがなだけで漢字があってもよさそうなのが 「うんともすんとも」 「ぞんざい(に扱う)」 「ぎこちない」 などです。 私が知らないだけで、漢字があったら教えてください。 わかるものだけでかまいません。 よろしくお願いします。