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人間と他の霊長類との違い
人間と他の霊長類との違いは何でしょうか?昔から例に出される「火を使う、道具を使う、言葉を使う」こと以外で何かありますか? (「生物学」という考え方もあるかも知れませんが、とりあえず「哲学」のカテゴリに投稿してみました。) 私は、「性」の行動様式に違いがあるような気がするのですが、漠然としていて、説明が出来ません。
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ウィキより、「動物の同性愛」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B ついでにペンギンカップルのニュース http://rocketnews24.com/2011/11/09/150679/ >個別の行動を取り上げると、他の霊長類にも見られるということですかねぇ 一例を挙げるなら、ご質問の内容とは無関係ですが、農業をするアリの「ハキリアリ」とか、道具を加工して虫を取る鳥の「キツツキフィンチ」とかが挙げられます。 性に関する事だけでも、霊長類に限ってはいませんが。 動物の同性愛行動の理由は解明されてはおりません。 人間とは違うのか?または人間はその延長線上の行動なのか?(勿論私は延長線上だと信じていますが、脳生理学等が大きく発展するまでは証明は不可能です) 性の行動様式でしたら、他の霊長類で大方揃っていますし、逆に人間だけと思われているものは、民族や社会習慣で無い民族がいるので、後天的に学習する段階で発生するものだと結論付けられます。 必要性が・若しくは欲求があり、それを許容する環境があれば発現する(もしくは環境が先にあり、そこに欲求が生じた時か)、と言う程度のものです。
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- suzumenokox
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こんにちは。 人間と他の霊長類との違いについて私は次のように考えます。 まずのどの形態が変化したことにより言葉の広汎な利用が可能になった。それとタイアップする形で「大脳新皮質の顕著な進化」と「より的確なコミュニケーションをとることによる社会的動物としての文化遺伝子的相乗効果」に弾みがかかり、それらに付随する中枢のレベルでの相乗効果の結果の総体として種々の人類に顕著な特性が発展してきている。「性」の行動様式の違いもその範疇に入るものだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 申し訳ありません。私の頭脳レベルでは、ご回答を理解できませんm(_ _)mが、他の方のご回答にもあったように、大脳新皮質の顕著な進化によるコミュニケーションの発達と多様化は、人間の特徴といえるかも知れませんね。 ただ、どうなのでしょうか?アリやミツバチのような昆虫でさえ、相当のコミュニケーションをとって疎通しているような気がしますし、生活の整然さは人間以上のような気がします。 他の霊長類についても、「コミュニケーション」を取り上げても、まだまだ解明されていない部分が多いのではないでしょうか?それこそ、「ソロモンの指輪」でも欲しいところですね。
- 0fool0
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質問者様の書き込みで此処まで炙り出されるとは思いませんでした。 何か酷く他の方の回答で迷走して来ているので再々回答です。 人間の特異な行動と取れるものは、全て他の生物に見られる物ばかりなのは現在の生物学では常識です。 レベルの違いこそあれ、根本の理屈は同じです。 例えばキツツキフィンチの小枝の加工は、加工前の姿と加工後の構造を理解していなければ、不可能です。 ミツバチはダンスで視覚的・言語的に蜜の場所を表現しています。 これまで食料の分配は人間だけと思われていたら、シャチが行っていました。 複雑さのレベル以外には本質的には同じものです。 外部記憶に関しても蟻や犬のマーキングの領域を出ません。 人間はより長期化した記録に興味を持ちますが、ご存知の通り先の大戦の記憶さえ維持できません。 高度に発展し、進化していますが、根本は何も変わっていません。 人間が環境を支配しているという意見もありますが、このレベルのものはストロマトライトの時代に経験していますし、現在、温暖化か寒冷化かも理解出来ない時点でコントロールも何も有ったものではありませんし、そもそも物理学も終焉を迎えていませんし、医学も古代の祈祷から本質的には一歩も進歩していません。 抗癌剤が、風邪薬が、湿布薬が何故効いているのか、効かないのかを理解出来ていないのです。 ・・・何が怖いかと言えば、人間が他と違うという考えが一番怖いのです。 全ての生物は一つの例外も無く環境に依存して生きています。 環境が変われば、生存の担保は誰もしてくれません。 百年前の人間の生活を多くの人間は知らないのです。 人間は世界をコントロール出来ると思っているのです。 自分もコントロール出来ないのに。 あの津波にも学べなかったのでしょうか・・・・
お礼
再々回答ありがとうございました。 「質問者様の書き込みで此処まで炙り出されるとは思いませんでした。」……私も同感です。こんなありふれた質問、せいぜい2~3件の回答だろうと思っていました。 「何か酷く他の方の回答で迷走して来ている」……私の頭脳レベルが低いので(T_T)仕方がないのですが、迷走を楽しんでいます。(*^_^*) 「人間の特異な行動と取れるものは、全て他の生物に見られる物ばかりなのは現在の生物学では常識です。複雑さのレベル以外には本質的には同じものです。」……人間を人間たらしめているのは、行動そのものではなく、行動の複雑さのレベルだけのことだということですね。 「・・・何が怖いかと言えば、人間が他と違うという考えが一番怖いのです。」……肝に銘じます。 「全ての生物は一つの例外も無く環境に依存して生きています。……自分もコントロール出来ないのに。」……そのとおりだと思います。
No11です。 大きな間違いがありました。 誤解を招いてしまったので、再度回答します。 >「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。……どちらも、人間より動物の方が優れているかも知れませんね。(*^_^*) 「精神」は生存について考えるもの→「精神」は存在について考えるもの 「知能」は、動物と人間の間には程度の差であるが、存在について考える「精神」は、人間特有のものであるという意味です。「生存」と、抽象的な「存在」とは違うので‥
お礼
再度のご回答ありがとうございました。 『「精神」は生存について考えるもの→「精神」は存在について考えるもの』……よく分かりました。納得です。
>人間と他の霊長類との違いは何でしょうか? 違いの切り口は、いろいろあると思います。 一つの切り口として、マックス・シェーラーの古典から。 講義メモ程度しか、手元に残ってませんが‥ 『マックス・シェーラー;宇宙における人間の地位』 《動物が外界に対処していく能力》 (一)本能‥生まれつき備わっている能力で、個体ではなく種属の特徴 (二)連合的記憶‥過去における体験をつなぎ合わせて、一つの新しい条件反射を構成する能力 (三)知能‥過去の経験をいくら結びつけても解決できない「創意・工夫の能力」 (二)と(三)の違いは、(二)は偶然だが(三)は偶然ではない。(三)はチンパンジーの実験によってわかった。「えらいチンパンジー」と技術家としてのみみられたエジソンとは、例え、それがどんなに大きいものであるにしても、程度の差しかない。 今日の機械的技術は人間しか使えないものである。数式を使えるということは、世界を抽象的に見ることができることである。それによって機械技術は生まれるからである。(水車は動物なら作れるかもしれない)機械技術は不安がある。人間の衝動を超えたものである。 動物は自然に合わせ、人間は、自分に自然を合わせる。 「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。 哲学・道徳・芸術は、人間と動物の区別の手段となる。 《参考》ニーチェが、生命衝動を精神よりも強調しているのに対し、シェーラーは、精神的活動を生命衝動よりも高く置いています。(シェーラーは生命衝動も肯定しているし、ニーチェが精神を否定しているのでもありません。どちらに、より重点を置いているかの違いです)
お礼
ご回答ありがとうございました。 「動物は自然に合わせ、人間は、自分に自然を合わせる。」……傲慢の一言ですね。反省しなければ。(T_T) 「知能」は生存に使える能力。「精神」は生存について考えるもの。……どちらも、人間より動物の方が優れているかも知れませんね。(*^_^*) 哲学・道徳・芸術は、人間と動物の区別の手段となる。……よく分かります。しかし、夕日を観て物思いに沈むチンパンジーも報告されているようですし、今の人間の姿を見ているとチンパンジーに道徳がないとは、自信を持って言えませんし、チンパンジーは、クレヨン持たせても絵を描かないのですかねぇ。
- urigadai2013
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アメリカの脳科学者ラマチァンドランの「脳の中の幽霊」とか最近の「脳の中の天使」を読んで思ったのは、人間は神と動物の中間の存在だということです。 だから一面から見れば他の動物と変わらない面があるけれど、他の動物とはまったく違う面もあります。 つまり霊的な「英知的世界」を持っています。 その点からいえば人間は神に近い存在です。 人間は他の動物とは違って環境に拘束されません。 他の動物は環境に順応しないと生きていられないけど、人間は自然を自分の生息に都合の良いように改造します。 たとえ月や火星のような環境だろうと、人工的にバリアーを作れば生きてゆける。 おそらく人間を除いてはそんなことができる動物はいないでしょう。 そして内面に霊的なものを持っているから、宗教もあったし、動物が宗教を持ったということを聞いたことがありません。 それに人間は道徳律で自分を律することができます。 人間以外の他の動物が道徳律をもって自らの行動を律しているとも思えません。 それに人間は自分が将来死ぬことも知っていて、それに向かって人生を計画的に作って行くことができます。 人間以外の他の動物が、将来自分が死ぬということを意識しているとは思えません。 こうした点から、人間はただの動物ではなく、自らを乗り越える、あるいは環境を乗り越える、という意味で動物よりも神に近い存在だと思います。 人間は宇宙が存在していることに驚くことができるけど、宇宙は自分が存在していることに驚くことはありません。 その点からいっても、人間は宇宙よりも偉大です。
お礼
ご回答ありがとうございました。 たいした考え方も知識もないのに、いろいろな方のご回答をいただいて、少し、質問したことを反省していたところでしたが、ついに「神」まで出てきました。全く予想していませんでしたが、冷静に考えてみると、「神の存在が生きる糧になっている」という人間がいるということは、人間と他の霊長類の根本的な違いかも知れません。ありがとうございました。 『アメリカの脳科学者ラマチァンドランの「脳の中の幽霊」とか最近の「脳の中の天使」を読んで思ったのは、人間は神と動物の中間の存在だということです。』……私は、その本を読んでいないので、何とも言えませんが、キリスト教徒に内在する考え方ではないでしょうか? この次は「脳の中の悪魔」なんて本を出したりして。m(_ _)m 「その点からいえば人間は神に近い存在です。」……???どのようなことが、「人間は神に近い存在」といえるのか???人間が造った神だから、他の動物よりも神に近いというのであれば、宗教者の都合として理解できます。 「人間は他の動物とは違って環境に拘束されません。」……一見、そのように感じるかも知れませんが、果たしてそうでしょうか?人間も十分に環境に拘束されながら生きています。 「他の動物は環境に順応しないと生きていられないけど、人間は自然を自分の生息に都合の良いように改造します。」……確かに、人間の特徴の一つですね。その結果どうなったのでしょうか?という問題を除けば。(*^_^*) たとえ月や火星のような環境だろうと、人工的にバリアーを作れば生きてゆける。 おそらく人間を除いてはそんなことができる動物はいないでしょう。 「宗教」というのは、たしかに、人間の特徴かなぁという気はします。 「それに人間は道徳律で自分を律することができます。」……道徳律って何だろう。すべての人間が道徳律に従って生きているだろうか?そして、動物が「生きる」って何だろう?「死ぬ」って何だろう?人間の生死と違うのだろうか?「宇宙」って何だろう? 地球の歴史、人類の歴史、そして、宇宙の137億年の歴史とその想像を絶する広大さからすれば、人間も、他の動物も、違いを求めるほどの違いはないと思います。 「人間は宇宙よりも偉大です」というよりも、私は、どちらが偉大ではなくて、「人間も宇宙と同じほど、あるいはそれ以上に分からないことが多い」ということだと思います。
- hekiyu
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人間が他の動物と異なる点は多々ありますが 最も基本的なものは脳の構造です。 脳は、大ざっぱに分けて、理性などを司る 大脳新皮質と、本能などを司る大脳旧皮質 とから構成されています。 人間は、この大脳新皮質が発達しているのが 他の動物と異なるとろこです。 だから、人間は文化文明を発達させることが 出来たのです。 火、道具、言葉を遣うなどというのは、総てこの 新皮質のなせる技です。 尚、チンパンジーにもこの部分はあり、従って 道具を使うチンパンジーも、夕日を観て物思いに沈む チンパンジーも報告されています。 簡単な言語を持つ動物も多いです。 性は、旧皮質に属しますので本質的とは言えないと 思います。 しかし、人間は文化文明を発達させ、本能が崩れて いますから、この旧皮質も新皮質に影響を受け、 従って、性も年がら年中発情しているような 状態になりました。 フロムは、こうした人間を「本能が壊れている」 と称しました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 前にご回答いただいた方にも、お詫びしたのですが、私は、「脳」のことはまったく分かりません。m(_ _)m 私の、質問の内容が、「脳」にまで及ぶと思っていませんでした。<(_ _)><(_ _)> 正直言うと、質問した浅はかさを反省しています。<(_ _)><(_ _)> しかし、せっかくの機会ですから、教えて欲しいのは、「人間が他の動物と異なる点」というのは、「脳の構造」なのですか?私は、昔から、「社会」か、「理科」の教科書か、どちらか覚えていませんが、脳の「大きさ」が、比較されていたように覚えています。だから、脳なんて、大きければ良い、しわは、考えるほど出来るものだと思っていました。半世紀前というのは、脳の構造なんて分かっていなかったのでしょうか? あなたのご回答にあるように、「人間は、この大脳新皮質が発達しているのが、他の動物と異なるとろこです。」というのは、やはり、人間の特徴を理解する上で重要な要素なのでしょうか?ということも疑問なのですが、それが、見かけ上、どのように現れるのかということに関心があります。 前の方の「お礼」にも、書きましたが、先入観は捨てなければなりませんが、「夕日を観て物思いに沈むチンパンジー」……すでに現代のお粗末な人間の感性を超えていますよね。昔、映画であった「猿の惑星」の時代が来るかも。 「簡単な言語を持つ動物も多いです。」……わかります。私に、わからないのは、「それが、本当に、簡単な言語」と言って良いのか、どうかということです。人間よりも、高度な言語を使っているということはないのでしょうか? 「性は、旧皮質に属しますので本質的とは言えないと思います。」……???「性」というのは、本来「本質的???」なものというよりも、「本能的」なものではないでしょうか? 「人間は文化文明を発達させ、本能が崩れていますから、この旧皮質も新皮質に影響を受け、 従って、性も年がら年中発情しているような状態になりました。」、フロムは、こうした人間を「本能が壊れている」と称しました。……ほとんど、私には理解できません。本当に「本能が壊れた」のでしょうか?
人間の特徴は文字を発明して経験がもたらす知識を蓄積して仲間や子孫と共用化し、高度な文化を作り上げたことでしょう。身体的には性を含めてむしろ堕落(後退)しているとしかいえないとおもいます。堕落も人間の特徴だといわれるならそうかもしれませんが。
お礼
ご回答ありがとうございました。 他の方のご回答にもありますが、言語の発達、そして、あなたのご回答にある「文字の発明」も同じ大脳の働きに属するものではないか?と思いますが、「文字」というのは大きな要素のような気がします。 私が、「性」の行動様式に違いがあるような気がするのですが、……と記述したのは、人間の「性」だけが、「繁殖」だけでなく、長い期間をかけて、別の目的を獲得したのではないか?……しかし、専門家ではありませんので、「漠然としていて、説明が出来ません。」としたのです。 現代の人間の「性」には、いろいろな見方があると思いますし、あなたも、すべてが「堕落(後退)している」と言っているわけではないと思います。道徳規範の観点から見るか、人間も動物という観点から見るかによっても異なるし、今、ふと思ったのですが、「性」に「道徳規範」を持ち出すことが、人間の特徴とも言えるかも知れませんね。
- kanto-i
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前頭葉の発達により思考の複雑化が可能で、経験則によって新たなものを生み出す力を持つ。 物を道具として使う生き物は、それなりに居ますが 道具を作り出す者、例えば工具など何かを作り出すために必要なものを開発したりするのは人間だけです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 昔から例に出される「火を使う、道具を使う、言葉を使う」ことは、除くとしたのですが、道具限らず、「開発したり」、「創造したり」する能力というのは、あるかも知れませんね。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
MRIで見ると、言語野が活性化しているのは、コミュニケーションをしている時だけではありません。 沈思黙考しているときにも言語野が活性化している事実が確認されています。
お礼
再度のご回答ありがとうございました。
- Mokuzo100nenn
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>人間と他の霊長類との違い 人間は他の霊長類と比較して、大脳の言語野が発達しています。 それ以外は大した相違がないと考えております。
お礼
ご回答ありがとうございました。 私は、素人ですから、大脳のことはよく分かりませんが、「大脳の言語野が発達しています」ということは、コミュニケーションや意思疎通の手段としてのボキャブラリーだとか、発声・発音などの言語の多様化によってのみ、他の霊長類と区別されるだけだということですね。
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お礼
再度のご回答ありがとうございました。 もう、40年以上も前のことですが、学生時代に、私のまったく専門外なのですが、ローレンツの「ソロモンの指輪」という本を読んで、強烈な印象を受けました。それから、多少動物行動学に興味を持って、いわゆる一般教養程度に本を読んでいたのですが、「単なる興味」程度のレベルですから、今回、あなたのご回答をいただいて、正直言って、かなりショックでした。(*^_^*) もう、爺さんですから、今更、熱心に勉強する気力も残ってはいませんが、これまでの先入観は捨てる必要はありそうです。 『必要性が・若しくは欲求があり、それを許容する環境があれば発現する(もしくは環境が先にあり、そこに欲求が生じた時か)、と言う程度のものです。』ということですね。