元素の増加とは何か?

このQ&Aのポイント
  • 元素の増加は宇宙の進化によるものです。
  • 元素は水素から始まり、宇宙の中で星の核融合反応によって生成されます。
  • 現在の元素表にはまだ存在しない新しい元素が誕生する可能性もあります。
回答を見る
  • ベストアンサー

元素の種類はどうして増えたのでしょうか。

高校の化学どまりの知識しかない素人であることを最初に告白して、初心者質問致します。当方文系ですので、お手柔らかにお願いします。 太古の昔、宇宙には水素しかなかったと聞きます。 そこからヘリウム、窒素、酸素、炭素などができていったとききます。今では元素表を見ると聞いたことのないカタカナの元素までたくさんの元素があります。 高校化学の先生は、「元素の違いは、電子殻をまわっている電子の数の違いだ」と教えてくれました。それが水素なのか酸素なのかという違いは電子の数の違いなんだ、と高校生の時に感動しました。 しかし、もともと存在しなかった元素が新しく生まれる、つまり電子の数の異なる元素がこの世に誕生するそもそものきっかけとは何なのでしょうか。 これから先、この宇宙にはまだ元素表に乗っていないような新しい物質・元素が誕生することもあるのでしょうか。 この授業を習ってから、おいしい飲み物も、ドブを流れている汚い下水を見ても、「所詮、きれい汚いだのおいしいまずいだのの違いは、電子の数の違いに過ぎないんだ!」と思うようになりました。この考え方は合っていますでしょうか。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hg3
  • ベストアンサー率42% (382/896)
回答No.1

「元素の違いは、電子殻をまわっている電子の数の違い」 というのは、半分正しいですが、半分違います。 元素の違いは、電子の数だけでなく、原子核を構成する陽子および中性子の数も違います。 例えば、水素の原子核は陽子1個、つまり水素は陽子1個と電子1個です。 また酸素なら、原子核は陽子8個と中性子8個、そして電子8個からなる元素です。 周期律表の原子番号は、陽子の数を表しています。 高校の教科書などにある周期律表を見てみましょう。 水素は原子番号1、酸素は、原子番号8であることがわかるでしょう。 原発などで使われるウランの原子番号は92従ってウランの原子核には陽子が92個あるのです。 それから周期律表には、原子量という数字も書いてあるでしょう。 これは、原子核の陽子+中性子の数と考えて良いのです。 水素なら原子量1。酸素なら16になっているはずです。 前述のウランなら238です。つまりウランの原子核は陽子92個、中性子146個ということがわかります。 同じ元素でも中性子の数が異なる場合もあります。これを同位体と言いますが、説明が長くなるので割愛します。 陽子は+の電荷をもっています。一方電子は-の電荷をもっています。よって陽子1個と電子1個でちょうど±0になります。従って、元素を構成する陽子の数と電子の数は同じになっていると考えると分かりやすいでしょう。 つまり、元素の違いは電子の数の違いというより、陽子の数の違いと言った方が正しいでしょう。 前置きが長くなりましたが、ご質問のもともと存在しなかった元素が新しく生まれるのはなぜかという質問の回答ですが、簡単に言うと、星(太陽のような恒星)で核融合反応が起きているからです。 例えば、水素の原子核の陽子2個と中性子2個がくっつくと、これはヘリウムの原子核になります。 つまり水素2個が核融合反応を起こすとヘリウムと言う新たな元素が生まれるわけです。 星の中ではこのような核融合反応が起きいろいろな元素が作られているのです。 そして、その星の寿命が尽き爆発するとそれらの元素が宇宙にまき散らされます。それが、新たな恒星やその周りをまわる惑星の材料となるわけです。 長々と前置きを書いたのは、これを説明したかったからです。 >まだ元素表に乗っていないような新しい物質・元素が誕生することもあるのでしょうか。 当然ありえます。 実は、現在の地球上に天然に存在している元素のうち、大量に存在しているもので最も原子番号が大きいものはウランです。 ウランより原子番号の大きな元素は、例えばプルトニウムなどは、基本的に原子炉や粒子加速器で人工的に作られたものものなのです。 (プルトニウムなどは、実際には天然にも極めて微量に存在しますが・・・。) 今後も、研究が進み、新たな元素が見つかることと思います。

その他の回答 (2)

  • ORUKA1951
  • ベストアンサー率45% (5062/11036)
回答No.3

●元素の種類は電子ではなく原子核に存在する陽子の数で決まります。 ●宇宙が誕生して陽子と電子が出会い軽い元素が出来ました。それが集まり最初の恒星が沢山生じました。(恒星種族II)そして重力で圧縮された原子は核融合を起こして次々に重い元素ができました。 ●水素が消費されると縮まってヘリウムなどが核融合を始める。それもなくなるとさらにと続き、最後には恒星は潰れて破裂しますが、その時に最後の核融合が起きて重元素も出来ます。 ●それらふたたび集まって第二世代の恒星(恒星種族I)が出来ます。  種族と歴史は逆・・  ⇒元素合成 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E7%B4%A0%E5%90%88%E6%88%90 )  ウランより重い元素も作られますが、寿命が短いため、ウラン238より重い当時作られた元素は残っていません。 [物質と元素の違い]  例えば塩素は猛毒ですが、ナトリウムと結びついた塩化ナトリウムは人体に必須です。物質を構成する元素ではなく、物質は様々な元素が様々な結びつき方をして作られています。 例えば、ダイヤモンドと黒鉛や炭は同じ炭素で出来ていますが、異なる物質です。水素と炭素だけから出来ている物質でもメタンやプロパンのような気体からパラフィンロウのような固体がありますし、炭水化物は炭素と水素と水だけ、タンパク質はそれに加えて窒素とその他のいくつかの元素からだけ出来てます。  化学で学ばれたと思いますが、蒸留や濾過や再結晶などの物理的手段では、それ以上分けられない。その何処を取り出しても同じ性質のものを純物質と習ったはずです。私たちの身近にある物質はほとんど混合物です。 「所詮、きれい汚いだのおいしいまずいだのの違いは、電子の数の違いに過ぎないんだ!」  いいえ、「きれい」「汚い」と言う言葉が何を意味するかをきちんと定義しないと・・、細菌や有毒な物質が含まれていることを汚いとするなら、オシッコはとてもきれいな物--濾過されたものですからね---になります。 「当方文系ですので、」 は、以上でお気づきだと思いますが、何を知っているかの知識ではなく、客観的に誰でも納得できる説明を求めるか、「きれい」「汚い」という感覚だけで判断するかの違いじゃないかと。  数学にしろ理科にしろ、統一した客観的な原理原則で説明されなければ納得できない--式を覚えるのではなく、なぜその式が成り立つかを知らなければ気がすまない。論理だけ字や説明できなきゃ実験や観察でそれを証明しなけりゃすまない・・の違いじゃないかと。  先生が「元素の違いは、電子殻をまわっている電子の数の違いだ」と言えば、「塩素イオンとカリウムイオン・・電子数はアルゴンと同じなのに性質が違うけどおかしくない???」と気が付くか付かないかが理系と文系の違いかもしれませんね。先生だろうが、迷信だろうが宗教だろうが・・信じてしまわない。感覚で判断しない。  天然由来だから・・・ふぐ毒も天然由来だけど???  無農薬・・・害虫や寄生虫がいなくなったのは農薬のおかげじゃないの??       周囲で使ってくれてるからこそ成り立つ とか・・  

  • potachie
  • ベストアンサー率31% (1065/3387)
回答No.2

大きな考え違いをしていると思います。 宇宙(空間)でできる元素は、水素とヘリウムだけです。炭素など、われわれの体を作る主な元素は、太陽などの恒星の中でできました。そして、恒星の中でできるのは鉄までです。鉄よりも重い元素は、恒星の終焉、超新星爆発などでできます。 なので、初代の恒星には地球型惑星はありませんでした。生命もできません。銅など生命に必要な微量元素は、太陽の中、恒星の終焉の際にできたものです。 今の太陽は、2代目の恒星なんです。なので、地球があり、生命がいるんです。 最近「見つかった」元素はありません。最近増えた元素は、見つけたのではなく、「作った」んです。元素と元素をぶつけると大きな元素ができることがあります。その実験を行い、短命な元素の痕跡を見つけるわけです。遠くで爆発した恒星からも見つかるのではと期待されています。 > この授業を習ってから、おいしい飲み物も、ドブを流れている汚い下水を見ても、「所詮、きれい汚いだのおいしいまずいだのの違いは、電子の数の違いに過ぎないんだ!」と思うようになりました。この考え方は合っていますでしょうか。 大きく間違っています。化学、物理、生物を混同しています。 元素は化学物質ではありません。あくまでも原子の種類です。美味しい飲み物を決めるのは、化学物質で、元素の組み合わせからなる物質の配合です。水素元素は水素元素であり、それ以外のものにはなりませんが、水素原子と酸素原子の組み合わせで水分子ができます。水に何かが混ざると、美味しい水になり、汚れた水になります。あと、今話題のトリチウム(三重水素)を含んだ水は、一種の汚れた水そのものになります。 ゆとり教育で最も悪い点が、元素と原子の区別を付けずに教えてしまったことです。原子はモノの名前、元素はグループの名前です。ダイヤモンドなどのまともなサイトで、トリチウム(三重水素)を除去するのではなく、水素に分解する なんて記事を平気で扱えるようになってしまうんですね。 http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/891284f79dd2c863ea58e15ece61d1e3 「汚れた」は、   放射性元素 で汚れる ・・・物理の分野   毒性のあるものが混ざる ・・・化学の分野   毒性がある(または観念上、嫌悪感がある)生物を含む ・・・生物の分野 になります。 人間を傷つける「何か」が入っているものを指して「汚れた」と表現するんです。けっして、電子の数がどうこう、というだけではありません。 

関連するQ&A

  • ある元素が別の元素に変化することはあるのでしょうか

    ある元素が別の元素に変化することはあるのでしょうか? 例えば炭素と酸素では陽子のまわりにある電子の数が2つちがうだけのようですが、なにかの自然現象や人為的操作によって炭素が酸素に変わるというようなことはあるのでしょうか? 自分なりにしらべてみたところ核反応によってたとえば水素からヘリウムができたりというようなことはあるようですが、これってごく一部の種類の原子が作られるだけですよね? だとすると核反応によって作ることができない物質はどうやって作られたのでしょうか?

  • 元素と単体について

    高校の化学Iの問題で、次の文中の水素は、元素と単体のいずれを示しているかという問題がありました。 (1)水の成分は水素と酸素である。 (2)水素と酸素の混合ガスに点火すると、燃焼して水が生成する。 元素か単体かがよくわかりません。 元素とは、周期表にのっている元素記号の事で良いのでしょうか? できるだけ簡単に説明してくださると助かります。

  • 鉄より重い元素の生成

     鉄よりも軽い水素、ヘリウム以外の元素は恒星の終焉に伴って生成されると聞いたことがあります。それ以上の重い元素の生成はどのような過程で行われるのでしょうか。  また、炭素や酸素のように生命活動を担うような化学的性質を持った重い元素がこれから「発見」される可能性はないのでしょうか。

  • 元素記号

    水素 ヘリウム  と元素記号の表を作った人はだれですか? 教えて下さい、お願いします。

  • 太陽系に存在する元素

    最近、ダイヤモンド社発行の左巻健男氏著「世界史は化学でできている」を読みました。 その第23頁に次の文章があります。 「太陽系全体に存在する元素は、質量の多い順から五位までで一位水素、二位ヘリウム、三位酸素、四位炭素、五位ネオン、となる。・・・」 しかし、小生の理解では、質量の多い順は、一位ネオン、二位酸素、三位炭素、四位ヘリウム、五位水素になります。 小生の理解が間違っていますか? それともミスプリントですかね? どなたか教えて貰えませんか? よろしくお願いします。

  • 例えば、金の様に重い元素はいったいどれ程の重さの有る星だったら自然に生

    例えば、金の様に重い元素はいったいどれ程の重さの有る星だったら自然に生み出す事が可能なのか? 計り知れないエネルギーを必要とするのか? その辺りがいまいち理解出来ていません。 また想像の話ですが、星の中で元素同士の反応により出来る元素(金)と、地球上で採掘される’金’と何処が違うのか? 元は同じでも形や大きさが異なるのか。。。? (大変、初歩的な内容で申し訳有りませんが。) 星の重さと、その星が生み出す元素の関係性に付いて。 素人程度で理解しにくい文章だと思うのですが下記の様に簡単にまとめてみました。   詳しい方、是非回答をよろしくお願い致します。  又、科学について詳しい方が居ましたらよろしくお願い致します。 (余談ですが、ヨーロッパでその昔に金を人工的に作り出し、富を作り出したと’偽り’貴族になった錬金術師が居ましたよね。) 【星の重さと、元素の関係について】 【太陽・太陽系惑星 水素 約70%・ヘリウム 約25%】 星の重さが、作り出される元素を左右する。 太陽のコアでは、水素が核融合されヘリウムが出来る。   星が年老いて中心の水素が全てヘリウムへと変わった時(水素が分解、吸収される?)そして「赤色巨星」へと変わる。 この時、太陽の中心部の温度は約2億度まで上がる。 すると、ヘリウムが核融合を起こし炭素が出来る。 こんどは、ヘリウムと炭素が核融合を起こし酸素が出来る。 太陽は、最終的に膨らみ始め(太陽表面の活動が活発になるため膨張を起こす)地球をのみ込む程まで成長し続ける。 したがって、星の重さが生み出す事の出来る元素を左右し、重さの足りない太陽は酸素より重い元素を作り出す事は出来ない。 やがて、太陽の膨張が静まると、崩壊してしまう。 そして、崩壊をもって星としての一生を終える。 しかし、最後に起こす爆発により60種もの元素を生み出す。この事から、宇宙空間には様々な元素が存在する。  星の重さと、生み出される元素の関係性については、重い星程より力が有り元素は高い確率で生み出される。 しかし、最後の爆発により60種もの元素が生み出される様に「エネルギー」が鍵となる。 [太陽の温度と元素の関係性] 基本的に星の中心は水素とヘリウムからなりたつ。 コアの中の元素が全てヘリウムに変わった時[赤色巨星]にと変わる。 2億度を超えた時に、ヘリウムが炭素を作り出す。 ヘリウムが炭素と融合し酸素が出来る。 7億度を超えると、ネオン・マグネシウム。 30億度を超えて、シリコン・硫酸・アルゴン・カルシウム。 50億度を超えると、鉄が出来る。

  • 分かりやすく元素と単体の違いを教えてください。

    私は元素をご飯、原子を米粒というふうに覚えています。 元素はH,He,Li,Be,.....っていう化学物質を構成する成分ですよね?単体は一種類の元素から出来ている純物質。ここがよく分かりません。これは元素を遠回りに言っているようにしか聞こえません(悩)一種類の元素、結局は元素みたいにH,He,Li...ってことですよね。問題に (1)水を電気分解すると、水素と酸素が得られる。とありました。これは元素と単体のどちらかという質問なのですがこの両方とも答えだと考えれませんか?答えは単体。水素=H,酸素O。HとOは両方とも元素だから元素じゃないかなと思いました。もう一つは水をご飯と考えご飯の中に水素と酸素があるとも考えれませんか?単体として考えれるのは単純に水素も酸素も単体から作られた物質だからです。 でも!同じような問題で(2)アルコールは炭素、水素、酸素からなる。これは元素は答えだったのです。単体と元素の違いもよく分かりません。分かりやすく説明してください。お願いします。

  • 元素周期表のランタニドとアクチニド

    高校の化学で原子の中の電子の閉殻とか外殻電子数とかいうことを教わりました。そしてこれらと元素周期表が密接に関連していることを教わりました。 しかし、3B 列にだけランタニドとアクチニドという所には他の部分が1元素だけの記載にも拘らず、沢山の元素が記載されています。 これはどうしてなのですか。

  • 化学元素と合金元素の違いは?

    Q1:化学元素(周期表)と合金元素の違いは何ですか? Q2:化学元素(周期表)や合金元素は上限値(限界)があるのですか?   たとえば、化学元素だと周期表に、もうこれ以上書き込めない。

  • すべての元素が単体になれる気がするのですが・・・

    化学の基礎のところで、物質には化合物と単体があって、とか話がありますが、単体がかなり疑問です。 というのも、単体の例として酸素O^2とか水素H^2とか窒素N^2とかが出てくるのですが、希ガスを除けば、すべて同じ元素同士で2個でくっつけば安定すると思うからです。 Oならあと二個電子があればオクテットなのでO同士で共有結合を作ればO^2、Hなら一個しか電子がないのでH同士で共有してH~2、Nならあと三個あればオクテットなのでN同士で共有してN~2です。 どの元素もこの方法で単体になれる気がするのですが、元素周期表を見ていると単体を見たことがない(たまたまよく知らないだけかもしれません)のが多いです。 希ガスを除いて、同じ元素同士でくっついて単体になれるのでしょうか。