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修飾関係

Give me a chance to try that again. という文があったとします。この to try that again の不定詞は、a chance にかかるのでしょうか? それとも、chance にかかるのでしょうか? どっちでもいいような気もすればいいのですが、どちらが文法的に正しいのか、根拠もお示しいただき、ご説明いただければありがたいです。

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回答No.3

  >この to try that again の不定詞は、a chance にかかるのでしょうか? それとも、chance にかかるのでしょうか? これは、不定冠詞も含めての chance、つまり、a chance に掛かっています。理由は、次のように考えられます。 普通の形容詞による修飾を考えると、Give me a good chance. という表現が可能です。この場合、good は、chance に掛かるのか、a chance に掛かるのかというと、chance に掛かっていて、a chance に掛かっているのではありません。「冠詞」とか「不定冠詞」というのは、元々、指示形容詞や指示代名詞であったもので、用法が特定されて来て、「限定指定」目的で使うのが「冠詞」で、「一般指定または単数指定」で使うのが「不定冠詞」という風に使用が限定されて来た結果、「冠詞・不定冠詞」という品詞分類を造ったのであって、元々は、先に述べたように、指示形容詞・指示代名詞でした。 a good chance という場合は、a と good がそれぞれ独立に、chance を修飾限定していると考えられます。a [ good [ chance ] ] だと考えると、good chance を a が修飾していると見えますが、a [ chance ] や、good [ chance ] も可能な以上、英語の語順では慣用的でないので使われないだけで、good [ a [ chance ] ] というのも理論的にはありえることになります(such a chance は慣用的に、不定冠詞の前に such が来ます)。 他方、Give me a chance to try that again. は、関係代名詞を使うと、Give me a chance which allows (permits) me to try that again. とも書けます(意味が少し違って来ますが)。この場合の which は何かというと、a chance であるとなります。a good chance とすると、「それに再度トライすることを可能にする良いチャンスを」であって、which の先行詞は、a chance か a good chance になって、不定冠詞や形容詞 good を省いた chance 単独ではなくなるのです。 現在分詞句や不定詞句による後置修飾の場合は、which 節による修飾と同じことだと考えられます。 ただ、形容詞的現在分詞での修飾の場合は、a good trying chance などとなり、この trying は、形容詞と同じものだと言えます。従って、chance だけを修飾しているのだとも言えます。 a chance または a good chance と先行して、その後で、which や現在分詞、不定詞による、節修飾や、句修飾が行われる場合は、意味的、読解的に、先行する名詞に付いている冠詞・不定冠詞や形容詞などが、「すでに読み込まれている」結果、修飾対象は、chance ではなく、a chance や good chance などになると考えることができます。 文法的にどう正しいというのは、読解するとき、どう読解するかという規則が、文法になるので、chance to try that again と理解した後で、この意味の chance に、不定冠詞や形容詞 good が付いているのだとは、考えない、または読解順序で、読まないだろうということです。 a chance または a good chance と意味理解して、これに to 以下の不定詞修飾句が付いていると読む、読解理解するのが自然だということです。 (正解は、スカボローフェアの図書館に行けば、見つかるかも知れません)。  

parsley_s_r_t
質問者

お礼

美しい説明、ありがとうございました。 今まで a chance を修飾しているのだろうとは思っていましたが、どうして、chance ではないのか、ということがわからなくて、なんとなくすっきりしない気分でしたが、かなりそれが晴れました。 特に読解的にという視点からはほとんど考えてみたことがなかったので、なるほどと思いました。書籍もいろいろとあたってはみたもののなかなかいいのが見つからず、かといって、チョムスキーは苦手なので...。 スカボローフェアの図書館へ今度行ってみます。バベルの図書館もいいですよ。では。

その他の回答 (2)

回答No.2

prettiest_milkさんと同じ意見です 不定詞だけでなく現在分詞の形容詞的用法のときも 修飾するときは冠詞もいれて あと、前に出てきた名詞を表しているitは何を表すか? と聞かれた場合はちゃんと冠詞をつけてそれをひとかたまりに考えますよね I bought a car. It is very easy for me to drive. のときIt=a carとか(この文章が間違ってたらどうしよう・・・(爆) その考え方に似てると思います

回答No.1

「a chance」だと思います。 直訳そのままで「一回きりのチャンス」かもしれないですしね(笑 普通、「the」とか「an」とかの冠詞(?)がついてる名詞の場合、分けては考えないと思いますよ。その冠詞と名詞が一緒になってある意味をつくってますからね。「the」ならだいたい既知や特定のものを表しますし・・・

parsley_s_r_t
質問者

お礼

さっそくありがとうございました。 a chance にかかるとのこと――。やはりこの見方が多いのですね。ただ、to 以下が chance (a chance ではなく)を修飾するというのは、なぜ間違いなのかも、お教えいただければありがたいです。

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