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三尖弁逆流について
先日足のむくみがひどいため、病院でエコー検査をしたら心臓の三尖弁ともう一つの弁がちゃんと閉まらなくて逆流をおこしていると言われました。 特に治療法はなく経過観察と言われました。 50歳を前にして初めて言われました。この病気は先天的なものなのでしょうか?それとも何か原因があってなるのでしょうか?それからこの先治る事はあるのでしょうか? 詳しい方がいらしたら教えてください。 はじめて聞く病名で少し焦っております。よろしくお願いします。
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(Q)この病気は先天的なものなのでしょうか?それとも何か原因があってなるのでしょうか? (A)先天的なものかどうか、文面だけではわかりません。 後天的な場合には、リウマチ、動脈硬化、心筋梗塞、加齢など 様々な原因があります。 (Q)それからこの先治る事はあるのでしょうか? (A)自然に良くなることはないと思ってください。 悪化すれば、心臓手術となりますが、日本の心臓外科の技術は 世界トップレベルなので、きちんと経過観察をして、ちゃんとした 時期(手遅れにならない時期)に手術をすれば、 問題なく成功すると思って良いです。 心臓の弁の病気は、大きく分けて2つ。 狭窄症と閉鎖不全です。 狭窄症というのは、弁の部分が狭くなって、血液の流れが 悪くなっている状態。 閉鎖不全というのは、上手く閉じなくて、逆流が起きる状態。 人間の心臓には、弁が四つあります。 全身から静脈を通じて集められた血液は、 大静脈となって、左心房に入り、 三尖弁を通って、左心室に入り、 肺動脈弁を通って、肺に入ります。 肺で、二酸化炭素と酸素を交換した血液は、 肺から、肺静脈を通って、右心房に入り、 僧帽弁を通って、右心室に入り、 大動脈弁を通って、大動脈から全身に流れます。 どの弁も重要なのですが、特に重要なのは、 僧帽弁と大動脈弁です。 つまり、全身に血液を送り出す方。 この弁が悪くなると、色々と症状が出てくる。 一方、三尖弁と肺動脈弁は、多少、不都合があっても 症状として表れない場合も多く、その場合には、 経過観察となります。 質問者様の場合には、三尖弁の閉鎖不全があるために、 逆流が起こっているのだと思います。 逆流が起きるということは、静脈からの血液が上手く、 流れていかない、上手く集められていないということで、 むくみとなっている可能性があります。 ですが、三尖弁の逆流の症状は軽いということなのでしょう。 また、むくみの原因は、三尖弁の逆流だけと断定することは できません。様々な要素が絡み合っていると考えるのが 妥当です。 むくみは、足の毛細血管の血圧が上がっているために、 血管内の水分が細胞に滲み出して、また、 毛細血管の血圧が高いために、細胞の水分が上手く 血管に回収されない、ということなのです。 動脈硬化も、原因の一つです。 さて、むくみがひどいとのことですが、 改善の方法としては、 寝るときに、足を心臓よりも上になるように、座布団を敷く、 弾性ストッキングを履く(夏は厳しいでしょうが……) という方法があります。 また、オシッコの出が悪いならば、利尿薬を使うのも 一つの方法です。 特に、血圧が高めならば、検討しても良いと思います。 いずれにしても、担当の医師と相談してください。
お礼
とてもわかりやすい説明を頂き有難うございます。 これからは、年に一回はエコー検査を受けようと思います。 血圧は低い方ですが、利尿剤は処方されました。 弾性ストッキングも試してみたいと思います。