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近年企業が社債発行して資金調達するのが増えた理由

今年に入り、企業が社債発行して資金調達するケースが目立ちますが、銀行借入でも増資でもなくなぜ社債発行なのでしょうか?これには近頃の日銀の動きなども関わっているのでしょうか?また、株主からしてみても近頃の状況からして社債を購入した方がメリットがあるのでしょうか?どなたか推測でもかまいませんので説明よろしくお願いいたします。

  • 債券
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  • simotani
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回答No.3

一つは銀行が金を貸さなくなった事と、大口の場合社債の方が有利(転換社債やワラント債等無利子で出せる場合がある)等社債での資金調達は増えています。 一方で社債は償還が待った無しである(借り換えは新たに社債を発行して償還する資金を集める必要があり、社債券の交換発行は出来ない)等弱点もあります。 2013年9月、SHARPは2000億の転換社債全てを償還する事になります(転換価格が2000円以上と非常に高く1円も転換されてません)。本来高く売れる堺工場を閉めて亀山に引っ込む覚悟が必要なのに、虎の子の亀山を売りました。 と、状況次第ではかなり厳しい経営判断を強いられるのが社債でもあります。 基本的には銀行は金を貸して金利を取るより社債を顧客に紹介して手数料(100円当たり80銭)を得る方が有利と考えています。また自行で売り切る自信があれば引受人になる事で引受手数料(約2%)も得られます。引受人は証券会社(野村や大和等大手)が主流ですが、銀行の都合で系列証券会社も参入しています(日興は三井住友の傘下になりましたし三菱も東海東京証券を入手しました)。

  • simotani
  • ベストアンサー率37% (1893/5079)
回答No.2

銀行融資は満期迄の期間が短く(契約更改時の)金利変動の影響が出たり、また担保等を求められる事も回避の理由です。 債券ですと募集時点の金利で長期に資金を集める事も可能です。また無担保債も自由に発行出来ます(銀行が無担保融資なんてほとんどしない)。 但し近畿日本鉄道(近鉄)等、軌道抵当を全て使い果たしての無担保ですとかなり高利回りになります(僅か5年で1.4付けました)。そこまでしても資金を集められるのは会社の信用でしょうか。

  • graf_
  • ベストアンサー率61% (51/83)
回答No.1

こんばんは 資金調達についての表面上の優位性は以下の通りです。政治的な優位性については割愛します。 ・利率の上昇が見込める場合の優位性 社債発行>銀行借入>株式発行 ※銀行は利率の変動リスクを回避するため、長期の固定利率ローンにはスワップを利用するため、市場利率より割高になります。社債は利率の変動リスクを投資家が負担するため利率が割安となります。ただし、企業の信用度が劣る場合はこの限りではありません。しかし、ここでは通常の信用度の企業を前提にします。 ・利益の上昇が見込める場合の優位性 社債発行>銀行借入>株式発行 ※企業が利益を上げた場合、配当を行う必要があります。このとき、新規発行した株式への配当より、社債発行に伴う利息の支払いのほうが少ない場合社債発行のほうが有利となります。上場企業のROEは6%、配当性向は30%くらいなので、100万円調達して、利益を6万円あげた場合、1万8千円の配当を行います。そうすると、1.8%よりも利率が低いのならば、手間も含めて社債を発行するほうが経済的な利益は大きくなるといえます。ROEが高い会社ならばなおさらということになりますね。 ちなみに、企業の利益=既存株主の利益です。新規発行株式から相応の利益を上げなければ、既存株主は新規株主のせいで配当が減ってしまうのです。これが重要なポイントだと思います。よって、社債発行か株式発行かの分かれ目は、調達資金で利益が上げられるかどうかということです。 資金調達についてはどちらが有利というより、新規資金で利益が上がるなら株式発行、運転資金などの場合は社債発行といった考え方が原則論としてよろしいと思います。

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