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木の柱が倒木より腐り難いのは何故?
土を植物が食べ(?)、植物を動物が食べ、 植物や動物を微生物が食べて土に返る。と聞きます。 森の中の木は微生物に食べられ(分解?)すぐボロボロになるのに 家の中の木の柱はそこまで早くはボロボロにならない。 製材所などの雨ざらしで山積みの丸太もすぐにはボロボロにならなさそう。 湖など水中で腐敗が進まない木などの話も聞きます。 寒い土地では表面に苔が生えるばかりで中は腐り難いとも聞きます。 何が木の腐る早さに違いを与えているのでしょうか? 木を食べて分解する微生物の暮らしの問題でしょうか?
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一言でいうと、おっしゃるように「木を食べて分解する微生物の暮らしの問題」でしょう。 「家の中の木の柱」は乾燥状態にありますから、腐朽菌が繁殖し難いです。 そもそも、きっかけとなる昆虫や菌が少ないので、侵入しにくいという点もあります。 森林の中で、締め切った家ですと、ボロボロになるのは早いです。 家の中の柱に防腐剤処理をすることは、まず、ありません。 製材所で、雨ざらしで山積みにしてあるのではなく、「乾燥するように積んである」 のであって、腐りにくくしているのです。 水中に沈めることも、腐朽菌の繁殖を防ぐ良い方法で、貯木場はそうしています。 「表面に苔が生えるばかりで」というのは、別の現象です。 ある種の地衣類(クラドニアなど)は抗菌物質を出すので、その地衣類が生えて いると、その部分は腐りにくくなります。 森林内の切り株の上面に、マッチ棒のような赤い頭をもった白い地衣類(アカミゴケ)が 生えていたら、つついてみてください、地衣類は生えているところは堅く、下の方が ボロボロに腐朽していることが分かります。 普通の(緑色の)コケ植物が生えていれば、むしろ、その下は腐朽していることが 多いです。
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簡単な話しです。建築に使われる木材は何らかの形で防腐処理されていて微生物による腐食を防ぐ様になっています。昔は何も処理されなかったので柱にシロアリが付いたり湿気でカビが発生し腐ると言った事は有ましたよ。製材所の雨ざらしは木材の余分な油気を取るためのものです。森の中の自然の木が早くボロボロにはなるというのは貴方の誤解です。自然の倒木も時間が経たないとボロボロにはなりません。水中や寒冷地では微生物が少ないっていう事だけの話です。 それと柱に加工された木材は腐りやすい樹皮を取り除いた木の内部の部分で元々腐り難いものという事もありますよ。自然では腐りやすい樹皮と内部が接しているので早く腐ることも考えられます。
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ご回答ありがとうございます。 自然の倒木はすぐにはボロボロにはならないのですね。 国内の有名建造物の木が何百年と持っている話や 家の柱が何十年と腐らない姿から なぜこんな違いがあるのだろうと思いましたが、 色々な要素が絡み合っていたのですね。
- chie65536(@chie65535)
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建材に使う材木は、樹皮近くの油分が多い部分を取り除いて、乾燥させて燻煙してとか、防腐処理がしてあります。 生木を削って四角い柱にしただけじゃないのです。 言ってみれば「木のミイラ」にしてあるのです。ミイラって何千年も腐らずに残ってるでしょ? 場合によっては、防腐剤に漬けて芯まで防腐してあったり、樹脂コーティングしてあって腐敗しない加工がしてありますよ。
お礼
畳なんかも防腐処理が凄いと聞きますね。幼児には危険な程に。 最近の木は色々な防腐処理で綺麗な姿を保っているのですね。 国内の有名建造物の柱にも昔は昔なりの防腐の技術が 色々工夫して使われていたのでしょうね。天然の何かを塗ったり、 雨水対策、地面からの湿気対策、人の目での点検や管理などなど。 ご回答ありがとうございました。
お礼
>森林の中で、締め切った家ですと、ボロボロになるのは早いです。 そうだったのですね。 空気中に漂う微生物にも土地毎の個性がある という話を 思い出しました。 目に見えない違いがあるのですね。 > 家の中の柱に防腐剤処理をすることは、まず、ありません。 少し安心しました。 乾燥し虫などに運びこまれ難ければ柱も長持ちするのですね。 >地衣類 抗菌物質 自分の体を食べられない様にする仕組みなのですね。 その下は腐っていやすいのですね。 詳しく解りやすいご回答、ありがとうございました。