• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:コンデンサーの問題です)

金属板の問題:コンデンサーの性質と静電エネルギー

Quarksの回答

  • ベストアンサー
  • Quarks
  • ベストアンサー率78% (248/317)
回答No.2

問題設定に従った解答をすることが求められています。問題には >金属板間に生じる電界は<<一様>>で金属板の端における電界の乱れは無視できるものとする。 と断っています。この状況になっているとするなら、各電極板に有る電荷は、常に両極板が"重なり合っている領域"に、"均一な分布"をして存在していると判断しなければなりません。念のため、添付図で示しておきましたので、電場の様子をイメージして下さい。 2枚の極板がピッタリ重なっていた状態と、(その後、ゆっくり時間をかけて、極板Aをズラして)一部だけが重なっている状態とを示しました。電場の様子をイメージしやすいように電気力線を書き加えておきました。 電場が一様であるためには、初めがそうであったように、移動の最中も、電気力線が極板に対して垂直に走っていたはずです。もし、電荷が取り残されて、端の方で電気力線が傾いてしまったとしたら、重なり合っている領域では電気力線は傾いていないので、電場が一様であるという条件を満たしません。ですから、電荷の取り残しは無い、と言っているのです。それが、問題で断っている事態なのです。そして、そのためには、相手極板が無い部分では、電気力線が1本も走っていない状態になっていなければなりません。 細かいことですが、各金属板の総電荷量は変化していませんから、電気力線の総本数も同じままです。つまり、電場は重なり部分で、より強くなっていくこともわかります。   なお、現実にこのような装置を組み上げて、極板をズラした後では、さすがに重なり部分に極く近い領域には、電荷が"はみ出して、分布も不均一な"領域が存在するでしょう。でも、それでは解答がとても困難になってしまうので、単純化した設定になっているのです。   もう一つ、正電荷は陽子だから、正電荷は移動しないはず、という点について。   極板をズラしても、同じ金属板内の各原子の相対的な位置は同じままで、原子核自体が相対的に移動することは無いと考えるのが妥当でしょう。ですから、陽子が極板内を相対的に移動することもありえません。 しかし、我々が観察できるのは、電子や陽子そのものではないことに注意すべきです。 たとえば、導線の両端に電圧を掛けると電流が発生しますが、この電流は、正の電荷の流れでしょうか? 負の電荷の流れでしょうか? 電流を検知しているだけの我々は、その電流の実体を見ているわけではないので、どちらの電荷であるかを知ることができません。いえ、どちらであると考えても構わないと言うべきでしょう。よく知られているように、正の電荷が右へ移動したように見えることと、負の電荷が左に移動したように見えることとは、同等であって、どちらで考えても構わないのです。 ですから本当は、自由電子の一部が移動した※のですが、便宜上、正の電荷が(電子の移動とは逆の方向に)移動したものとしてしまって、見方を単純化しているに過ぎません。 ※次のような事態が起こっていたのでしょう。 はじめ、両極板が完全に重なり合っていて、Aが正に帯電した状態だったとします。このとき、電荷分布は一様ですから、単純に見ると、どの原子も、平均して何個かの電子が不足している状況にあります。 ここで、Aをx軸の正の方向(以下では"右"とします)にズラしていきます。Aの右端付近は、各原子の電子は、Bの負電荷の影響で、電子がより右へ追いやられることになります。つまり、初めの状態に較べて、電子が多くなっているのです。相対的に左の方では、電子の不足状態がより強くなります。これは、あたかも、Aの左側に正電荷が増加し、右の方では電子と陽子の個数のアンバランスが補正されて、中性になっていった、と観察されます。つまり、Aの正電荷が、右から左へ"移動"したのと同じ結果になった、ということです。

ktdg
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます。 理解することができました。

関連するQ&A

  • コンデンサの問題

    コンデンサの問題 塾講師をしている大学生ですが、以下のコンデンサの問題が解けなくて困っています、助けてください。 「Q(>0)の電荷を帯電させた面積Sの金属板Aを挟むように、Aと同じ形状で電荷をもたない2枚の金属板B、CをAに平行に、Bは下側に距離aだけ離して、Cは上側に距離bだけ離しておき、BとCを導線で結んだ。このときB、Cの電荷Qb、Qcおよび4つの領域における電場E1、E2、E3、E4(上から順に)を求めよ。」 電荷保存および、AB間、AC間の電位が等しいということを用いて解くのはわかるのですが、解き進めていくと、結局Qb=Qc=0となってしまい詰まっています。 図がないため、わかりにくくて申し訳ありませんが、どなたか解き方の方針だけでも教えて頂けると幸いです。よろしくお願いします。

  • コンデンサーの問題

    極板が一辺Lの正方形で間隔がdの平行板コンデンサーの極板間に厚さ(1/2)dの金属板を長さxだけ挿入した場合の電気容量は? 解答は εL(L+x)/d です。 求め方を教えていただけると嬉しいです

  • 高校物理 電磁気 コンデンサーの問題

    高校物理(電磁気)の範囲で質問があります。答えというより、考え方(?)がいまいちつかめません。 『起電力Vの電池につながれた極板AB間に、電荷Qを与えた金属板Cを挿入した』 (プラス側がAでマイナス側がB、電池とB間で接地が行われている) という状況で、極板間の距離などが与えられ電荷、電位などを求める問題なのですが… (画像左は問題集の解答にあったもの、右は私が考えた電荷分布です) (1)まず、解答によるとAの極板電荷をqとするところから順に考えていったようなのですが、右の図の考えのように中央の金属板から電荷を考えても問題はないでしょうか? (2)そして、そもそも「電荷Qを与えた金属板」という表現がよく分かりません。それを挿入することで、金属板の上下に電荷の差が生じてしまいますよね?金属はその内部の電場がゼロになるように自由電子が移動しますが、これでは金属なのにCの内部に電場が生じてしまいませんか?それとも「AB間にも電荷の差が生じているから、その影響による電場を打ち消すために、Cにも反対向きに電場を作る」という考えなのでしょうか? (3)また、ABの電荷の和が0でない、ということに対してもよく分かりません…。解説には「Bが接地されているからABの電荷の和が0でなくてもよい」との記載がありましたが、つまり、接地するのならばAB間の電圧はVとならなくてもよい、ということなのでしょうか? 言葉が拙く、うまく考えを表現しきれていなくてすみません… また、長文となってしまい、質問が多くなりました… いずれか1つだけでも結構ですので、私の疑問が伝わった方で、説明してくださる方がいらっしゃいましたら、どうか回答のほうよろしくお願いいたします。

  • 物理のコンデンサーです。

    物理の質問です! 至急お願いします。 (1)~(5)を答えよ。 (a)図1のように電池EおよびC1,C2,C3の3個のコンデンサーからなる回路がある。起電力はVである3個のC1,C2,C3の容量は、それぞれC1,C2,C3である。 最初、スイッチが開いており、すべてのコンデンサーには電荷は蓄えられていない。点BD間の合成容量C23は(1)である。まずスイッチを点Aに倒してC1のコンデンサーに充電する。次に、スイッチを点Bに倒す。しばらくして、C1に蓄えられる電荷は(2)になったまたこの操作で失われた静電気エネルギーは(3)である。 (b)図2のように2の正の点電荷がx軸上にお互いに1[m]離れて固定して配置されている。両電荷の互いに反発しあう力Fは静電荷に関するクーロンの法則の比例定数を9.0×10^9[N・m^2/C^2]とするとF=(4)[N]である。また図3のように負の点電荷を左側の点電荷からx[m]離れた位置に配置した時、2つの正の点電荷から受ける力が吊り合って静止した。この時x=(5)[m]である よろしくお願いします(;_;)

  • コンデンサの問題

    コンデンサの問題について、正しい答えが分からず困っています。自分なりに解いてみたので答えが正しいかどうか、また、考え方に至らないところがあればそこも詳しく教えていただきたいです。    ___________  ___|___    | |    |  ___|___ c1   c2 ___  v0 |_______|    |   |____________| 上の図のように並列につながれた平行導体板コンデンサc1とc2を電圧v0まで充電した。c1とc2の静電容量はCであり、平行導体板のdである。この状態から電圧源を回路から切り離した後、c1の一方の導体板を外力によりゆっくり引き離し、平行板の間隔が2dとなるようにした。平行導体板コンデンサの端効果は無視できるものとして、以下の問に答えよ。 問1 電圧源を切り離し、外力を加えた後のc1の平行導体板間の電圧を求めよ 問2 c1の導体板間隔の変化に伴ってc1からc2に移動した電荷量の絶対値を求めよ 切り離した直後のc1,c2の電荷の和が外力を加えた後も保存されると考え、 q0=cv0 2q0=(c+c)v0  切り離した直後の正電荷の和 2q0=q1+q2=(c1+c2)v=(c/2+c)v  外力を加えた後の正電荷の和 v=2/(3c)*2q0=4/(3c)*q0=4/3 v0  外力を加えた後に両方のコンデンサにかかる電圧 (問1)   q1=c/2 * 4/3 v0=2/3 cv0  c1の電荷 q2=4/3 cv0  c2の電荷 切り離した直後のc1の電荷と外力を加えた直後のc1の電荷を比べると1/3cv0の差があり、移動した電荷量は1/3cv0 (問2) また、この後の問に外力を加えたあとの回路でエネルギーの保存則が成り立つことを示せとあるのですが、これはただ抵抗によるジュール熱も電池による仕事も存在しないから外力による仕事は全て静電エネルギーになるということを言えばいいのでしょうか。それとも何か式の上で保存則が成り立つということを示さなければいけないのでしょうか? 図も式も見づらく申し訳ないですが、よろしくお願いします。

  • 物理学のコンデンサーの問いを教えて下さい

    問題 「長さL、幅w、面積S(wL)の金属板をdだけ離して平行に向かい合わせた電気容量C(x)のコンデンサーがある。 電気容量はどの状態でもQで一定とする。 また、真空の誘電率はε₀とする。 板の間に誘電率εの誘電体が一部挿入されたとする。挿入されていない長さをx(挿入されている所の長さはL-x)、誘電体の幅はw高さはdとして、誘電体と板との隙間はないとする。(挿入されてる部分の面積はw(L-x)、挿入されていない面積はwx)。 このとき、3つの問いに答えなさい。 (1)コンデンサーの電気容量C(x)を次のようにあらわした時、a,bを答えなさい。 C(x)=(ε₀wa+εwb)/d ➁誘電体に働く力FとU(x)の関係を書きなさい。 ➂Fを具体的に求め、力の向きが左か右か答えなさい。」 分からず、困っています。a=x、b=L-xかと思うんですが・・・。 教えて下さい。

  • はく検電器

    高校物理でのはく検電器に関する説明です。 金属板A、金属はくBを備えたはく検電器に正電荷を与えた。(AにもBにも正電荷が帯電し、はくBは開いた)  この検電器に、絶縁した金属板A'を近づけたところ、はくBの開きが減少した。  これは、静電誘導により、A’の上面と下面には、それぞれ正電荷と負電荷が現れる。したがって、(1)「Bの正電荷は、A’に現れた正、負の電荷から斥力と引力を同時に受ける」ことになるが、(2)「引力のほうが大きい」ため、Bの電荷の一部がAの方に移動する。 ++++++++++++++ |____________| |____________|A'  ←金属板A' -------------- ++++++++++++++ |____________| |____________|A   ←金属板A        ||        ||        ||            (←はく検電器)      +|  |+     +|    |+    +|  B   |+     ←金属はくB 上記説明文中  (1)「Bの正電荷は、A’に現れた正、負の電荷から斥力と引力を同時に受ける、  (2)「引力のほうが大きい」  の意味が理解できません。説明していただけると助かります。よろしくお願いします。  これは、実際には問題の一部分として説明されています。

  • 高校物理のコンデンサーについて

    ここにA,B二つの導体板を向かい合わせでdだけ離してコンデンサーを作り 両方ともにQずつの電荷を与えたとします。 この状態からBからAに向かってq(<Q)だけ移動させるために 必要な仕事を求めたいのですが qEを力学の力F dを力学の時の距離x と考えて W = qV = qE*d とするのはどこが間違っているのですか どうして1/2をかけるのでしょう どうして平均にするのですか。 仕事を求めるときの積分の式を見れば1/2がつくのは当然と思えるのですが 力学と電気のときの仕事に1/2倍の差が出るのが不思議でなりません よろしくおねがいします。

  • 次のコンデンサーの問題の解き方解答を教えて下さい

    真空中で、図のように平行平板コンデンサーの下の極板Bをアースして水平に固定し、上の極板A(質量M)を自然長L0のつるまきばねでつるし、水平を保ったまま上下に運動できるようにした。つりあいのいちでのばねの長さをL1、極板間の距離をd、この時のコンデンサーの電気容量をCとする。つるまきばねは絶縁してあり、質量は無視できるとして以下の問いに答えよ。重力定数をg、真空誘電率をε0とする。 1.極板Aに正の電荷量Qを与えた時に、極板間の距離がわずかに減少し、静止した。この時の極板間の距離はいくらか。 2.さらに、極板Aを小さな距離aだけ平行に押し下げてから放すと、そのあとAはどのような運動をするか。 お願いします。

  • コンデンサーの電荷

    コンデンサーに蓄えられる電荷Qの量は Q(電荷) = C × V(電位差)  で、 C = A(板の面積) × ε(板間材質による係数) / L(板間距離) だから Q=V×A×ε/Lとなって QとLは反比例の関係にある。 そこで質問なのですが、 いま1Qの電荷が溜まっているコンデンサーがあって そのコンデンサーのLが可変だったとします。 たとえば本物のコンデンサーのL がどれくらいか知りませんが、1Q溜まっていた状態のLを1000倍に できたとします。電荷が1/1000になってしまいそうですが、コンデンサーに溜まった電子はどうなってしまうのでしょうか? (1)消えてなくなるのでしょうか? (2)電子はそのまま・・板に電子が残っていても限りなくOQになってしまうのでしょうか? (3)その他 よろしくお願いします。