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「男女平等」を英語で表現すると?
日本ではよく使われる 「男女平等」「ジェンダーフリー」 という言葉ですが、 アメリカではそれらの概念はどのように表現されているのでしょうか。 アメリカのも知りたいですが、それ以外の英語圏のものでも、詳しい方いらっしゃいましたら回答宜しくお願いいたします。
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アメリカに35年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 日本語の男女平等という一つしかない(新しくジェンダーフリーと言う言葉が出来たのですね)のではなく、こちらでは、数個の言い方があります. gender equality equality between the sexes sexual equality equality of the sexes などがありますが、gender equalityが硬い文章でも使われていますね. 日常会話ではちょっと硬すぎる感があるように思われます. なお、なぜこのジェンダーフリーと言う単語を作ったのか分かりませんが(ジェンダーイコーリティーでは長すぎるのかも)この単語は英語にもあります. gender-freeと言う単語です. これは、男女平等という意味ではなく、男女の区別無しの、という意味で、よく言語学で使われ、gender-free/genderless words (politically correct wordsの一部)として、-man (policeman, firemanなど)など男性と言うニュアンスを持つと言う主観的な考えから他の-manがついていない単語に変えよう、と言う考え方が一般的にはやった事がありました. こちらの女性警官は結構気が強い人がいます(私の所はみんなやさしい女性的な人たちばっかりですが)、police person/officerにしろ!と言う事で、今ではpolice officerが使われています. また、gender-free pronounsという単語も昔よく使われshe/he(s/he)とかhim/herと文章の中で書かなくてはならなかったのを止めて新しい両方に使える単語を作ろうと言う動きがありました. 結局実りませんでしたが、今では傾向として、主語が単数であっても`their/themで書いても問題なくなりました. 例えば、Every karate instructor should have his/her (his or her) office in the dojo.という文章で、この指導員は女性でも男性でもなれるわけですが、his/herを表示の仕方をするんですね. でも一般的に、これをtheir officesとしてもかまわなくなっています.ということです。 もちろん、All karate instructors should have their offices.と言う言い方も出来ますが、everyの持つフィーリングが必要な時の問題となります. と言う事で、gender-freeと言う単語は男女平等という意味では使われていないんですね. これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- bartleby
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どのように表現されているかは、インターネットで検索すればその用法とスタイルが分かり易く説明されているサイトが複数あります。 例えば、 http://www.qub.ac.uk/eou/genderfreelang.html http://www-distance.syr.edu/hints.html 最後に挙げたurlは分かり易いかと思われます。 基本的には単数で必要とされるhe/sheを複数のtheyに置き換える事により、回避できるとのアドバイス等があります。 gender-freeとは男女平等の概念で文章において性別を特定する表現を回避し、よりニュートラルで性別な偏りを排除する事を意味します。
お礼
回等ありがとうございます。 URL、ゆっくり読み進めております^^;。 日本でも、この問題に対して様々な討論が繰り広げられていて、そんな中に「ジェンダーフリー」という言葉もちらほらと出てくるのですが、アメリカでは主に、「呼称」など、あくまで「“必要の無い”区別」がある場所において、gender-freeが叫ばれる、といったトコロでしょうか。。
お礼
回等ありがとうございます。とても詳しく説明してくださって、参考になりました。 gender equality equality between the sexes sexual equality equality of the sexes なるほど。。単語を見ると、日本とアメリカではこの問題に対する認識の違いは、(そんなには)無いようですね。。 gender-freeという言葉、アメリカでも使われているのですね。日本ではそれがいつから使われるようになったのかは分かりませんが、「和製英語」と認識されているようで、「そんなのアメリカじゃ通用しない単語だよ」、と言われたことが何回かありました。 日本でも「区別を無くす」といった意味合いで使われることが多いようです(これに関してはかなりの賛否両論がありますが・・)。