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音波の反射について

Quarksの回答

  • Quarks
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回答No.2

縦波を横波風に表現するとき、変位を、たとえば次のように決めているはずです。  x軸の正の方向に変位している場合、変位yは正として描く。  x軸の負の方向に変位している場合、変位yは負として描く。 という約束です。 また、密度の疎密を読み取るときには  位置Oの、"左右"の近傍にある媒質(A,B)間の距離が、本来の距離よりも相対的に離れていれば、O付近は「疎」  A,B間距離が、本来の距離よりも相対的に縮んでいれば、O付近は「密」 です。    このことを念頭において、閉口端(境界)付近での、進行波と反射波を描いて見ましょう。 閉口端では媒質は動けませんから、進行波の変位と反射波の変位とは互いに打ち消し合っているはずですから、添付図のようになっているはずです。 では密度の状態はどうでしょうか。添付図の境界部を見てみましょう。添付図では、A,Bは波が来ていないときの媒質の位置です。では、図をよく見て、"実際の"A,Bの位置を想像しながら考えてみましょう。   進行波では、y1>0 ですから、Aは図よりも「右」に来ています。 y2<0 ですから、Bは図よりも「左」に来ています。ということは、A,Bは互いに離れた位置に有るということですから、O付近は「疎」の状態です。 同様に考えて、反射波では、y1<0,y2>0 ですから、こちらも、A,Bは本来よりも互いに離れています。やはり 「疎」 の状態です。 (補足)なお、縦波の横波風表現の場合、変位yの採り方として、上とはちょっと違った採り方も良く採用されます。  波の進行方向に変位している場合は、変位を正  波の進行方向と逆方向に変位している場合は、変位を負 とする、という方法です。この場合は、添付図と異なり、反射波は添付図をx軸に対して線対称に折り返した形になります(あたかも、波形としては自由端反射であるかのように見えてしまいますが、定義に従って描けばそうならざるをえないはずですね)。 この場合でも、密度の判断は上に書いたとおりですが、形式的には  進行方向前方の媒質をA,後方の媒質をBとして  Aの変位>Bの変位 ならば 疎  Aの変位<Bの変位 ならば 密 と判断すれば良いでしょう。 この場合でも、上の場合と同じ結論に達することは、ご自身で確かめてみて下さい。

yummyyummy777
質問者

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