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漢方に含まれる黄連は

消化酵素を活性化させる働きがあるみたいです。 活性化=すい臓などに負担はかからないのでしょうか? それと黄連含まれている漢方を飲むのをやめた場合、 それまでの体の出す決まった消化酵素の量に戻るのですか? 出にくくなったりしませんか?

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  • albert8
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回答No.3

黄連や黄柏などの生薬からベルべリンだけを抽出した医薬品があります。申し訳ありませんがその熱水抽出エキスがベルべリンそのものなのかあるいはベルべリンを含むものなかどうか分かりません。 例えばベルべリンもそうですが漢方薬に含まれる有効成分は毒性のあるアルカロイドでもともとは毒です。この毒を少量組み合わせる(匙加減)ことによって生体に働きかけ自律神経反射からプラスの反応を引き出すようにする働きが漢方薬の本質です。このプラスの生体反応は主に副交感神経による分泌、排泄反応です。尿や便は言うに及ばず、汗、鼻水、くしゃみ、咳、ホルモン(ただしリラックス系)、消化酵素、消化液などです。体には色々な排泄や分泌がありそれぞれに作用するところが違うために多くの種類の漢方薬があります。例えば黄連を含む漢方薬は主に上部消化管のトラブルに使います。 私たちの体の60億個と言われる細胞はすべて自律神経によって調節されています。外部からの刺激のよって交感神経が緊張したり副交感神経が優位になったりしますがその刺激がアドレナリンやアセチルコリンといった神経伝達物質の作用を強めるからです。 漢方薬は毒を利用するわけですが、適量だとアセチルコリンの作用を強めて副交感神経を優位にします。消化管の蠕動運動が高まり排泄や分泌反応が盛んになってきます。例えば酸っぱいもの(これも本質は毒です)や苦いものを口にすると途端に唾液が分泌、通常より増えますが、これは脳が毒の危険を察知して自律神経反射をおこし副交感神経を優位にしてその毒唾を希釈したり体外へ排泄しようとするのです。また異物を認識する免疫細胞の一つであるリンパ球にはアセチルコリンの受容体がありますのでリンパ球が増えて活性化することになります。マクロファージはアドレナリンとアセチルコリン両方の受容体がありますので、それに応じた働きをします。 漢方薬はもともとは毒です。毒は体内で酸素を奪う働き(まわりを酸化させます)をします。性質上適量だとうまく体内で処理され副交感神経を優位にしますが、過剰になると酸化が進み一転交感神経を緊張させるようになります。これが毒物中毒(一度に大量に摂取すれ急性毒物中毒)ですが、交感神経の支配にあるアドレナリンの受容体をもつ顆粒球(ほとんどが好中球)の増多を招き顆粒球が放出する活性酸素によって粘膜組織が破壊されることになります。過剰な顆粒球は消化管だけの問題ではなく全身にばらまかれますのでいろんな臓器の不全を引き起こします。 ベルべリンが直接細胞を破壊するのではなくその酸化作用による交感神経の緊張が顆粒球増多を招いてその結果組織を壊すのです。 漢方薬を服用してるあいだ調子がよければそれは適量な証拠で止めれば元に戻るだけでしょう。一時的にリバウンドがあってもさらに悪くなる状態が続くとは考えられません。

buresu00
質問者

お礼

このたびは重ね重ねのご回答ありがとうございました。 感謝感激です 主治医の先生に会うまで聞けないので不安でしたが、ここで質問してよかったです。 漢方についても勉強になりました 本当にありがとうございました

その他の回答 (2)

  • albert8
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回答No.2

NO.1です。 突然やめることへのご心配がおありのようですが、仮に出にくくなったとしても組織が壊されてるわけでもありませんので一時的なものだと思います。ご心配なら、徐々に減らして慣らしていけばよいのではないでしょうか。

buresu00
質問者

お礼

重ね重ねのご回答ありがとうございます。 あるHPで、(熱水抽出エキスには、消化酵素の活性化、高コレステロール症状の改善、免疫細胞のマクロファージを活性化して免疫力を強化する作用)と書かれてあります。ベルベリンと熱水抽出エキス を分けて書かれているんですが、上記の違いはなんでしょうか? 熱水抽出エキスはベルベリンとは違ったものになりますか? それとalbert8様の回答では副交感神経に作用して結果的に消化酵素の活性化と書かれていますが、薬が直接、消化酵素を出す臓器に作用するわけではないのでしょうか? すみません。これで最後の質問にしたいと思いますのでよろしくお願いします

  • albert8
  • ベストアンサー率61% (1658/2703)
回答No.1

黄連にはベルべリンという苦味の強い成分が含まれておりこれが副交感神経を優位にして消化管の蠕動運動を促進し弱った消化管の働き高めます。消化酵素、消化液などの分泌は副交感神経の支配下にありますので副交感神経が優位になればその分泌が促進されることになります。正しい服用量であれば消化管の負担になることはありません。 漢方薬と言えども消化管の働きが悪くなる原因を治すものではなく、体の治癒力を補うものです。ですからもし漢方薬を使ってる間に原因が治って消化管の働きが元の正常な状態に戻っていればその薬を止めても問題はありません。 しかし、原因が治っていなければ薬を止めると消化管は悪い状態へ戻りますので消化酵素の分泌も悪くなります。 病気には必ず原因がありますのでそれを治すことが本来の治療です。慢性的に消化管の働きが弱くなる原因は多くの場合心因性のストレスです。原因がここにあることを理解したうえで一時的に漢方薬の力を借りながら自らが過剰なストレスの軽減をはかることが治療となります。

buresu00
質問者

お礼

albert8様、とても詳しいご回答感謝いたします。 もう一つ質問させてください。 もし長期に渡り黄連を服用し、消化酵素が自律神経の影響で 活性化されてるときに、突然黄連が入った漢方をやめると、 消化酵素の分泌は黄連を飲む前と同じになるのでしょうか? それとも動きや出が悪くなったりしませんか?

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