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急性膵炎について
急性膵炎は、膵臓の消化酵素が自己を溶かしてしまうそうですが、なんという酵素が膵臓(それ以外の臓器も?)を溶かすのでしょうか。また、胃や腸でもそうかも知れませんが、消化酵素が増えすぎて溶かされるのでしょうか、あるいは、消化酵素の量は普通であるけど、上皮などが弱って(薄くなって)溶かされるのでしょうか。堀ちえみさんは若くして発症しているので仕事のストレスも誘因になるのでしょうか。
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半分推測ですが、以下のとおりお答えします。また、お尋ねの本題から若干それるところがあるかも知れませんが、どうぞ悪しからず。 >急性膵炎は、膵臓の消化酵素が自己を溶かしてしまうそうですが、なんという酵素が膵臓(それ以外の臓器も?)を溶かすのでしょうか。 ⇒こういう場合に消化器官系の内臓などに分泌されるものは、(確かなデータでなくてすみませんが)塩酸や硫酸に似たようなもので、文字通り強力な消化酵素らしいですね。驚いたことに、これはある種「攻撃用の毒素」という意味があるようです。(後続の項で詳しく述べます。) >また、胃や腸でもそうかも知れませんが、消化酵素が増えすぎて溶かされるのでしょうか、あるいは、消化酵素の量は普通であるけど、上皮などが弱って(薄くなって)溶かされるのでしょうか。 ⇒このような毒性のある消化酵素がどんな発生機序や目的で分泌されるか。一説によるとそれは、いわゆる「自己防衛の本能」のなせるわざらしいです。ヒトに限らず動物は一般に、外敵に襲われたりすると相手に毒を吐いたり吹き付けたりしますね。そして、その際の吹出し口は外に向かって開口する部位(口・嘴・肛門など)であり、そこにつながるのが消化器官なので、まずそこに毒が分泌される、という仕組みになっているらしいです。 >堀ちえみさんは若くして発症しているので仕事のストレスも誘因になるのでしょうか。⇒上述を少し敷衍して考えれば分かりますが、ストレスも確かに誘因になるようです。極度の緊張・不安・恐怖・怒りなどにさらされると、自動的に自己防衛の構えを取る、という行動様式の一つに近いからでしょう。 以前、アメリカで行われた実験報告がありました。「ガラスの箱にネズミを入れ、周りにネコを放つ。ネコはネズミを捕まえようとしてガラス箱をキーキー引っ掻く。この状態を5時間ほど続けたら、ネズミの胃にはっきりと潰瘍が発生した」というものです。そういえば、しばしば神経症と胃弱・胃炎の関係が指摘されますが、納得です。 それで、この解決法と言いますか、塩酸や硫酸に似た毒素の被害を回避するには、(手術や医薬の投与などを別にすれば)消化器・胃内に発生した毒をタンなどと一緒に吐き出すことや、「いらむかもん」(いらいら、むかむか、もんもん)といった状況を避けることがよい、とされます。さらに、笑うと免疫力がつくので、意識的にでもよいから大いに笑うことがお勧めだと言われます。
お礼
ありがとうございます。 有用な知識を頂きました。