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耐性菌の出現メカニズムについて

抗菌薬耐性菌の出現メカニズムについて調べているのですが、不明な点があるため、教えてください。耐性菌出現には遺伝子の変異によるものと外来性遺伝子の獲得(プラスミドなど)によるものがあると思います。前者の遺伝子の変異についてなのですが、抗菌薬を投与することにより遺伝子の変異が誘発されて耐性化するのでしょうか?それとも細菌の染色体複製ミスにより生じた耐性菌が抗菌薬の投与により選択されて耐性化が起こるのでしょうか?

みんなの回答

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.4

お礼ありがとうございます。 「それとも」以下はなんで耐性獲得と選択の両方の話があるの?耐性菌が生じたら耐性獲得じゃないの。選択されて耐性化とは?選択されて耐性菌への菌交代現象になるんじゃないの。 その耐性の理由も分からないのだし、ある細菌株に耐性があるかどうかが分かんないじゃん。そう考えないと。誰が教えてくれるの。 抗菌薬を使うわけでしょ。薬を使った時だけ耐性遺伝子が発現しているようならどう呼ぶべきなの? 自分が研究検査するつもりになったら学問とは何を表現しているか悟ると思います。

noname#250373
noname#250373
回答No.3

>抗菌薬を投与することにより遺伝子の変異が誘発されて耐性化するのでしょうか? >それとも細菌の染色体複製ミスにより生じた耐性菌が抗菌薬の投与により選択されて耐性化が起こるのでしょうか? 基本は後者です。 が、それですべてではありません。 前者のケースもあり得るからです。 例えば、以下のPDFの6ページ(2.3.2 細菌に毒性を示す化合物)のような場合です。 http://www.pmda.go.jp/ich/s/step5_s2r1_12_9_20.pdf DNAを傷害する抗生物質、例えばBleomycinなどが低濃度で存在すると、 DNAの損傷と修復が頻回に起き、変異が加速する可能性があります。 変異はランダムに生じますし、その変異のほとんどが生存に不利なものなのですが、 中には運良く都合の良い変異を獲得することもある、というパターンです。 「抗生物質の飲み忘れは危険」というのはこうした事情も絡んでいると思います。 混乱させるような回答ですみません(汗

ran-i
質問者

お礼

返信が遅くなってしまってすみません。DNAに作用する薬剤かどうかでメカニズムが別れそうですね。「変異はランダムに生じますし、その変異のほとんどが生存に不利なものなのですが、中には運良く都合の良い変異を獲得することもある、というパターンです。」という部分も勉強になりました。ありがとうございました。

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.2

とりあえずは言葉のあやだと思います。 誘導型の薬剤耐性(遺伝子の発現)のことを、薬によって、と表現したのではないでしょうか。遺伝子の有無ではなくて。 遺伝子の変異を誘発ではなく、既に変異したものを保有している細菌に対してその耐性遺伝子の発現を誘発。 結局は薬によって遺伝子の発現量が極端に変わる仕組みの強調文でしょう。 現象としては薬で「出現」するじゃないですか(^^)それだけの話です。検査などの臨床的文脈です。 質問文「それとも」以下は菌交代現象です。

ran-i
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまってすみません。なるほど誘導型の耐性ですね。それは頭にありませんでした。ありがとうございました。

noname#194289
noname#194289
回答No.1

抗菌薬に遺伝子を変化させる変異原性はありません。既存の耐性遺伝子を持っていう細菌が選択されるだけです。耐性遺伝子の起源についてはいろいろな説があるはずですが、抗菌剤が遺伝子の出現させることはないと言えると思います。ペニシリンを分解する酵素の遺伝子は耐性遺伝子の一つですが、この遺伝子を持っていてもペニシリンが高濃度で存在する環境に生息するのではなければ、何も役に立たないばかりか遺伝子を保持するコストが負担になります。耐性菌の出現には選択という過程を考える必要があるはずです。

ran-i
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまってすみません。「抗菌薬に遺伝子を変化させる変異原性はありません。」「耐性菌の出現には選択という過程を考える必要があるはずです。」という部分、勉強になりました。ありがとうございました。

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