• 締切済み

糖尿病食で糖質0で食事をしている人居ます?

先日あるサイトで、糖質0 たんぱく3 脂質6 という0:3:6という比率のカロリーの食事が良いとされる情報を見ました。 理論では魚が人まで進化する過程まで、長い生物の歴史から考えて、カロリーの比率パターンが動物を構成するものに近いからだそうです。 糖質が主体とされる栄養素は人間文明からであり、体が糖質代謝に慣れてないということらしいです。 慣れてないから、糖質消化システムの細胞を消耗し、枯渇して、糖尿病になると・・・ イヌイットが高脂肪食で病気知らずなのも、糖質が無いからであるらしいとか・・・ で、私が聞きたいのは、糖質0 たんぱく3 脂質6の論理を実践してる人についてご存知の方はおられますか、ということです。 実際にいるとしたら、どういう食生活をしていて、体調はどうなのか、教えて欲しいのです。

みんなの回答

回答No.8

主食を抜けば糖尿病は良くなると言う本もありますよ。

回答No.7

炭水化物(糖質)を分解するのは消化酵素の働きです。 インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に取り込む仲立ちをするだけで、ブドウ糖の分解はしません。 ただし、脳細胞のブドウ糖取り込みはインスリンに依存しません。

  • USB99
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回答No.6

>脳を使う人程糖質が必要で、インスリンを不要で、血糖値を上げようとする作用があるとかないとか 意味がよくわかりませんが、論文にするには、"頭を使う人”をどう定義して、どう定量化するかという作業が必要です。あいまいな概念では、論文にも論争にもなりません。 ちなみに、ストレス下ではカテコラミンがでるので血糖は増加傾向になります。

sakudrada31
質問者

補足

意味としてはなんと伝えるべきか、 糖は通常インスリン分解してエネルギーとして代謝?するらしいですが、もしも脳だけが糖をそのままの形で欲し、かつ脳的には脳自身が全身機器で脳を優先する構造になってるのなら、脳を使う程、糖質が必要な訳で、その為にはインスリン分泌してきて糖を分解してしまうと糖が無くなるので脳は困りますので、インスリンを出さない様に脳がインスリン分泌機関に「出すの止めて! 」と圧力をかける様な・・・ そういう圧力をかけ続けていいくと、感覚神経のどっかが麻痺してくい・・・みたいな感じです。 、"頭を使う人”の定義は、トラウマなら条件反射的な不安妄想とか神経障害で、一般的な人が普通に生活するよりも、恐らく多くの刺激機会があると思いますので、それが定義になります。  仕事とか熱中すると野望がある人も、沸き上がる目標や目的意識がある故に、通常の人よりも、行動的な思考回路から強制な司令がが脳に伝わり、脳が糖を消費する機会が多いとすれば

  • bakamr
  • ベストアンサー率32% (149/463)
回答No.5

ほんとに、今はまだ大論争の際中です。 糖質制限食の生みの親 R.K.Bernstein 氏に聞く 「糖質制限食」の定義と誕生の背景  糖尿病の食事療法として糖質制限食1) が注目されている。これまでの主流であったカロリー制限食に比べて,糖質制限食は減量効果において遜色なく,血糖コントロール効果においては優れるとされる。こうしたエビデンスの蓄積に伴い,米国糖尿病学会(ADA)では2008年の“Nutrition Position Statement”で初めて,カロリー制限食とともに糖質制限食を食事療法の選択肢として承認した2) 。わが国でも糖質制限食を高く評価する専門家は少なくなく,正式な食事療法として採択すべきか否かの議論が始まっている。そこで,4回連載企画として,糖質制限食の生みの親であり,その有効性を説いた書『糖尿病の解決(Diabetes Solution)』(日本語版:小社刊)がロングセラーになっている米国のRichard K. Bernstein氏にインタビューし,糖質制限食の実際について聞いた。聞き手は,食事療法に造詣が深く,糖質制限食にも強い関心を寄せている北里研究所病院(東京都)糖尿病センターの山田悟センター長にお願いした。 最も厳格には朝食6g,昼食12g,夕食12g,計1日30gを提唱 山田 糖質制限食の有効性について議論する際に,いつも問題だと考えているのは,その定義が明確でなく,研究者により異なることです。本シリーズの初めに,Bernstein先生ご自身は糖質制限食をどう定義されておられるのか,お聞きしたいと思います。 Bernstein 『糖尿病の解決』の中で私は,糖質の摂取量を朝食で6g,昼食で12g,夕食で12g,計1日30gを糖質制限食の指針として提示しています。小児の場合は,これよりもさらに少なくなります。成人で1日30gの摂取量というのは,これまでに提唱されている指針の中では最も少なく,厳しいものだと思います。  この指針は研究としてではなく,1型糖尿病患者としての私自身の経験から導き出したものです。私は1970年代から血糖自己測定を繰り返し,血糖値とインスリン注射量の相関を詳細に記録しつつ,どうしたら最も効果的かつ安全に血糖値を正常範囲まで下げられるかを模索していました。そして,たどり着いた結論が,上記の糖質摂取量だったのです。もちろん,摂取量をもっと多くしても,インスリン注射量を増やせば,血糖値を正常に保つことは可能ですが,血糖値の変動が大きくなり,インスリン注射量が多過ぎて低血糖を起こすなど,安定して血糖値を正常範囲に保つのは難しくなります。血糖値を安定して正常範囲に保つためには,血糖値の予測が容易でなければならず,そのためには糖質摂取量を可能な限り低く抑えることが最良の方法と考えています。私はこれを「小さな数の法則」と名付け,私の患者さんに,まず,知ってもらうようにしています。  私の糖質制限食の指針は1型糖尿病患者としての自分の経験から導き出したものですから,2型糖尿病患者さんの場合は,もう少し考慮すべきことがあるかもしれません。しかし,この指針は原則的には2型糖尿病患者さんにも適応してよいと考えていますので,私の患者さんには治療の初めから推奨しています。 糖質の最小摂取量というものはない 山田 そこまで糖質の摂取量を制限すると,逆にそのことによる健康被害は出ないのだろうかと考える人が多いのではないかと思うのですが。 Bernstein 確かに懸念を口にする人はいますが,私がそうした人たちにいつも言うのは,私たちの先祖の食生活を想像してみようということです。人類が農耕生活を開始したのは人類史的には比較的最近の,わずか1万年ほど前です。それ以前の人類の食物といえば肉や魚や鳥,爬虫類,昆虫などで,後は木の根や葉といったものだったでしょう。つまり,蛋白質や脂肪が主で,炭水化物は非常に少なかった。野菜や果物もあったでしょうが,そうしたものの栽培はまだ始まっていませんから,大量に摂取することはない。つまり,糖質にはアクセスしようがないから,最小限にしか摂取できない。では,この時代の人たちに何か健康被害があったでしょうか。もちろん,当時は飢餓の時代でもありますから,栄養不足で死んでいく人たちはたくさんいたでしょうが,それは蛋白質不足のせいで糖質不足のせいではありません。この時代の人たちが最も怖れていたのは必須アミノ酸を含む蛋白質が摂取できなくなることで,糖質ではなかったのです。 山田 仮に食物から糖質を全く摂取しなかったとしても,ヒトには糖新生という機能がありますので,蛋白質などから糖質をつくり出します。ですから血糖値が全くゼロになるということはないので,健康維持ということだけでいえば,理論的には食物からの糖質摂取量はゼロでもいいということになりますね。 ジャングルの暮らしで糖尿病が治癒 Bernstein 南アフリカのジャングルに生まれた人たちに関する20年ほど前の研究があるのですが,ケープタウンに出稼ぎに来た彼らのほとんどが急速に肥満になり糖尿病を発症しました。しかし,彼らに生活の保障をしてやり,もう一度ジャングルへ戻ってもらったところ,1年もたたずに肥満は解消し,糖尿病も治癒しました。何が変わったか。観察者によると,ジャングルに戻ってからの彼らの食生活が元に戻ったそうです。つまり,ケープタウンではパンが主食になっていたのが,以前のように昆虫や亀などを採取し食べるようになった。もちろん,昆虫や亀などですから,大量に取って一時に食べるということもしない。おそらく,彼らが昆虫や亀などを食べた後に血糖値を測定してもほとんど上昇は認められなかったでしょう。それで,彼らに新しい健康被害が発生したかというと,そういうこともなかった。  翻って現代人の食事を考えてみますと,糖質摂取量の多さは異常です。例えば,主食になっている全粒粉パンを一切れ食べて咀嚼した後,尿糖値を測定するスリップに吐き出すと,一瞬にして黒く変色します。つまり,唾液中のアミラーゼによって,全粒粉パンは速やかに糖分に変換されているわけです。こうした食事は食後血糖値を非常に高めますので,それだけインスリン分泌も亢進します。この繰り返しが膵臓を疲弊させ,もともとは健康であった人を2型糖尿病の発症へと誘います。ですから,私は2型糖尿病の患者さんの場合も,少なくとも食後血糖値を上昇させないということを目安として,1型糖尿病患者さんに準じた糖質制限食による食事療法を実施すべきであると考えています。 参考: 米国糖尿病学会(ADA)は、2004年に「血糖を上昇させるのは糖質のみ」と位置づけ、2008年版の栄養勧告で「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食または低炭水化物食によるダイエットが推奨される」という肯定的見解を出している。さらに今年3月には、ADAが栄養勧告の改訂に向け、系統的レビュー(Diabetes Care. 2012 Feb;35(2):434-45)を行い、糖尿病の食事療法の一つとして取り上げている。  少なくとも、短・中期的には糖尿病の食事療法としての糖質制限食の地位は固まりつつあるのだろう。 ただ、まだまだ安全性を指摘する声も多く、また糖質制限食は脱落率も多いとの指摘もあります。

  • USB99
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回答No.4

この話になると、いつも大論争になるのですが、結局の所、何がいいのか分からないという事です。なぜなら、いろんな研究があるのですが、それでは決着がつかないからです。 すなわち、糖尿病にせよ、いろんな治療の目的は"健康で長生き"なのですが、治療方針の違いで、"健康で長生き"に差がでるかを調べられないのです。 "健康で長生き"に変わるものとして、体重の変化を調べたり、血糖の平均(HbA1c)で調べたり、血管の動脈硬化(IMT)を調べたりしていますが、(こういうのを代替エンドポイントといいます)、完璧な代替エンドポイントが設定できないので、どの代替エンドポイントを選ぶかで違いが出てしまうからです。 例えば、回答1にあるNEJMの"大"発表(correspondence='編集部への報告'であり、まともな審査を得た論文ではない、よって誰もが自由に読めます)にしても、代替エンドポイントは体重変化とコレステロールなどの値であり、病気の発症率や生存率の差でもなければ"健康で長生き"とは、風が吹けば桶屋が儲かる程度の関係です。 ですから、論文でなく、'編集部への報告'なのです。 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792 なお、タンパク質はアミノ酸として消化され、アミノ酸の一部は糖新生回路でブトウ糖になります。ブドウ糖は脳の代謝に必須ですから、厳密な糖質制限した場合はこの回路の働きが増すのは当然、ありうる事です。また、脂質もトリグリセリドはグリセロールに分解され糖新生回路にはいってブドウ糖になります。もっとも普通は糖新生の90%はアミノ酸からです。 >体調はどうなのか、教えて欲しいのです。 人の体調を聞くより、自分の体調を大事にすべきです。何事もほどほどがいいかと思います。

sakudrada31
質問者

補足

お詳しいので是非聞いてみたいのですが、糖尿病になる原因とい うのは何か判明しているのでしょうか。 ”ブドウ糖は脳の代謝に必須ですから” この一文が見たとき、脳を使う人程糖質が必要で、インスリンを不要で、血糖値を上げようとする作用があるとかないとか。思ったのですが、そういう論文や研究ってあるんですかね? あくまで主観ですがストレス(トラウマ)とか仕事に嵌る(依存)とか、そういう人が多い様な・・・ もしそうなら、精神安定剤を常用したら血糖コントロールにつながったりとか考えてみたりします。

回答No.3

70歳代の整形外科医の釜池豊秋先生は、糖質ゼロ食推進者です しかも彼はトライアスロン出場もしているらしいので、それはそれで本当らしいです 江部康二先生の糖質制限食は、糖質12+蛋白質32+脂質56です 因みに、日本糖尿病学会は糖質60+蛋白質20+脂質20を推奨していて、この糖質過剰が、たとえ1日1200kcal食であっても、必ず食後高血糖が出るし、結果としての血糖の乱高下こそが、糖尿病の問題点だという2012の風潮であり、最近は日本糖尿病学会も1日糖質130gもいいかな?という記述もあります ごはん150g=糖質55.2gですから、3食ごはん150gを食べると、糖質は166gになるので、簡単ではありません すき家の牛丼だって、ミニでごはん150gであり、普通のレストランのライスは250gですから・・・因みに73歳糖尿病30年の私の糖質は朝25g昼70g夕25gでやっていて、BMI23 HbA1C(NGSP)6.0% インスリンは昼のみ超即効性3単位です 糖尿病腎症が進行中なので、蛋白質を0.8g(1日45g)でやっているので、全体のカロリー摂取のため、主食の糖質は昼のみ、低蛋白ご飯100g=糖質37gでやっており、体調は中の下で?、血液検査値では、腎機能のCr BUN だけがペケです

  • bakamr
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回答No.2

糖質制限食 糖質制限をめぐり、支持者、栄養学や糖尿病の専門家が論戦 2012年11月26日 m3.com編集部 カテゴリ: 一般内科疾患・内分泌・代謝疾患・その他 「糖質制限、極端ではないか」  女子栄養大学栄養科学研究所は11月17日、香川栄養学園創立80周年の記念事業として、 第22回講演会「糖尿病治療最前線―栄養食事療法を巡って―」を東京都内で開催した。 所長の香川靖雄氏のほか、糖質制限を支持する立場の江部康二氏(高雄病院理事長)、 糖尿病専門医の津田謹輔氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)が登壇し、 糖尿病治療としての「糖質制限食(低炭水化物食)」の是非をめぐって論戦を交わした。  糖質制限食は極端に走り過ぎる食事療法か、重要な治療の選択肢として推進すべきか。 会場を埋めた約150人の聴衆は4時間にわたる講演と意見の応酬に聞き入った。 血糖値か、血管検査か  総合討論の場で、まず論点として挙がったのは、「効果をどの指標で確認するか」だ。  江部氏は「血糖値の急上昇や急降下こそが酸化ストレスを生じる原因。これが動脈硬化のリスクとなり、心血管イベントにもつながる」 と考え、血糖値を上げる唯一の原因である糖質を制限する意義を医学界の内外に訴えている。 糖質を摂取すれば必ず起こる血糖変動を重く見る立場を取る。空腹時血糖とHbA1cだけでは変動をモニターしきれないため、 現状で一般に行われている糖尿病食による食事療法の危険性を強調した。  一方、栄養学の専門家である香川氏は、より長期的な指標である血管内皮機能に着目している。 最近、脈波伝達速度(PWV)や内膜中膜複合体厚(IMT)など、動脈硬化の程度の計測は一般的になりつつある。 「糖尿病治療の目標は健康寿命の延伸、すなわち心血管イベントの抑制にある。短期の血糖低下は参考値に過ぎない」と訴えた。  「健康寿命こそ最重要の指標」と語る香川氏は、血管内皮検査のみならず、エピジェネティクスや寿命の回数券「テロメア」 の長さも重視する。糖質制限食より糖質の割合が多い「地中海食」を食べている人では、テロメア長が維持され、 血管硬化度が低いという研究結果(van de Laar RJ et al.J Intern Med. 2012 Jul 19)や、12年生存率は地中海食で高く、 糖質制限食で低いという報告があるからだ(Sj?gren P et al.Am J Clin Nutr. 2010 Oct;92(4):967-74)。 江部氏が糖質制限食の優位性を説明する際に示した論文(Iris Shai et al.NENGLJ MED.359.229-241,2008)でも、 遠隔成績は地中海食の方が良いと反論した。  さらに香川氏は、江部氏が血管検査データを検討していない点を問題視した。  対して江部氏は、「血管検査の評価は今後確立されていく段階にある。一方、血糖値の評価はRCT研究で確立している」と反論した。 香川氏が示した地中海食の優位性を示す報告や、低糖質食で有意に発癌性が高まったとする報告(Fung TT et al.Ann Intern Med. 2010 Sep 7;153(5):289-98) については、江部氏が提唱している糖質制限食の栄養組成(糖質12%、脂質56%、たんぱく質32%)と異なるため比較不能とした。  そもそも、食事療法という介入方法自体、信頼性の高い試験成果を積み上げるのが難しいという問題がある。 米国糖尿病学会(ADA)の栄養勧告であっても、科学的根拠は十分に提示されていない。 2011年の勧告では、「糖質制限食の有益性を2年は保証する」とし、2012年のADAレビューには 「低糖質食で血糖管理とインスリン感受性が改善、HDLコレステロールの有意な改善」「低脂質食は一般に血糖管理や心血管疾患リスクを改善させなかった」 と記載している。香川氏は、ADAのレビューこの根拠となった研究はわずか10-55人の少人数にとどまり、 追跡期間も14日から1年間という短い期間に過ぎないと指摘した。 江部氏も、これらRCT研究の規模や期間では、まだ根拠としては弱いと認めている。 糖質制限よりも「質」「時間」  津田氏は、糖尿病専門医の立場から「問うべきは量ではなく質だ」と指摘する。  糖質制限食のメリットは、血糖上昇が少なく、糖毒性も解除すること。体重減少が早期に得られやすく、患者の闘病意欲を鼓舞する効果がある。 糖質制限食では、おのずとエネルギー制限がかかり、生理学的に体水分の減少を招くと説明した。  デメリットは「続けることができるか」。たんぱく質の比率を上げると食費がかさみ、食べる楽しみを奪う可能性がある。 医学的な観点からは、筋肉や肝臓のグリコーゲンが減少することで低血糖のリスクが高まり、運動の持続に障害が生じることを指摘。 また、耐糖能の低下、動物性たんぱく質過多で寿命短縮の懸念もある。 津田氏は、現状の糖質制限食の位置付けは「まだ研究的な食事療法」であると考えている。  加えて、欧米の糖尿病治療食のエネルギー比率の変遷を紹介。1930年では糖質14%、脂質69%、たんぱく質17%という低糖質食が勧められていた。 その後、脂質の摂り過ぎが予後を悪くしているという懸念から、段階的に糖質の割合が増えていき、 1980年には糖質55%が推奨されるようになった歴史がある。「他の栄養素との量やバランスを考えると、どの程度の糖質制限が安全かつ有効で、 持続できるのかは未解決。それよりも、これからは飽和脂肪酸を減らすなど、糖質・脂質・たんぱく質、それぞれの質を問うべきだ」と津田氏は結論した。  一方、香川氏は体内時計の視点から「時間栄養学」という考え方を紹介している。 例えば、主食を摂る前にサラダを食べると、食直後の血糖値やインスリンの急上昇を抑制できるという事実がある。 時間栄養学に基づく指導をしていけば、糖質制限のような極端な食事内容の変更を強いる必要なく、長く継続可能と説明。 「自施設での遠隔成績も非常に良い」と報告した。 「患者に糖質の危険性も説明せよ」  江部氏は、糖尿病患者にとっては糖質自体が危険なものであり、糖尿病専門医には「糖質の危険性」を患者に説明する義務があると強調した。 近年、食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が動脈硬化の大きなリスクとなることが明確になってきている。血糖の変動を起こすのは糖質だけで、 たんぱく質や脂質は起こさない。ACCORD試験で示されたように、糖質を摂取しつつ厳格に薬物治療を実施するのは安全とは言えない。 「糖質の危険性を患者に説明し、合意を得た上で食事療法を決める必要がある」と江部氏は主張した。  糖質制限実施の前提条件は、腎機能の保持のほか、活動性膵炎や肝硬変、長鎖脂肪酸代謝異常症がないこと。 さらに糖尿病薬の処方を受けている場合には低血糖発作の可能性があるので医師と相談する必要がある。 その上で、「糖質制限食の理論を理解し、納得した人なら長期実施も可能だろう」と江部氏は述べた。  座長を務めた本田佳子氏(女子栄養大学教授)は、「糖尿病患者の食事療法へのモチベーションやアドヒアランス、効果には個人差がある。 治療者として患者に多様な選択肢を用意することは重要である。しかし、 糖質制限食の短期的な体重減少や糖毒性の軽減などの効果を食事療法として治療に取り入れるか否かは、 今後、いくつか議論すべき課題が残されている。その上で、食事療法への意欲を高め、長期的に安全な管理を模索していかなければならない」と総括した。

sakudrada31
質問者

補足

>近年、食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が動脈硬化の大きなリスクとなることが明確になってきている。血糖の変動を起こすのは糖質だけで、 たんぱく質や脂質は起こさない。ACCORD試験で示されたように、糖質を摂取しつつ厳格に薬物治療を実施するのは安全とは言えない。  疑問なのですが、私がチェックしたサイトの管理人は”アメリカの保険機関(うるおぼえ)やらが、体内の代謝により、たんぱくで摂取したgの約半分が糖質変化する”という文面の内容を発表していて、それを目撃したものの、その発表が直ぐに取り消された・・・と報告しています。 サイトの管理人は、糖質制限を長期継続すると、たんぱくが糖質に変換される割合を体質が調節していくのだと結論しているみたいでした。  貴殿のおっしゃられた”血糖の変動を起こすのは糖質だけで・・・”というニュアンスは、この、たんぱくが糖変換される事についての意味合いも込められていると考えて宜しいでしょうか?

  • bakamr
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回答No.1

糖質制限食については、財団法人高雄病院の現理事長の江部 康二(えべ こうじ)先生が、有名で、ご自身でも実践されています。 実際、糖質制限食の長期継続の安全性については意見がいろいろあるところでしたが、 2012年10月、The New England Journal of Medicine に大発表がありました。 その内容は、糖質制限食の有効性(安全性も含め)は大幅に期間延長されるというものです。 読めれば良いのですが、会員登録が必要なので?。 糖質制限食の長期継続は安全か http://www.m3.com/sanpiRyouron/article/150631/?portalId=iryoIshin&pageFrom=openIryoIshin 「糖質制限食」の定義と誕生の背景 http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45490221/

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