• ベストアンサー

英文解釈

googoo1956の回答

  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.19

 「than that it elevates」という部分に関して様々な解釈が出ているようですが、基本的なことを忘れてはならないように思います。  それは、お尋ねの英文において書き手は「何と何を比較して『よりstupid』である。」と言っているのかということです。主節において「stupid」と表現されているのはまぎれもなく「apology」です。  したがって、比較の対象は同じ「apology」でなければなりません。「ある『apology』ほど愚かな『apology』はない。」という日本語の自然さがそのことを示しています。最も自然な解釈は「that = the apology」だと考えざるを得ません。これが、お尋ねの英文を考えための大前提でしょう。  「that」は同格の接続詞であるという主張にはかなり違和感が伴います。同格の「that」の前の名詞が省略される例は見たことも聞いたこともありません。適切な使用例があれば教えてほしいくらいです。  「that」は先行する名詞があって初めて「同格」の働きをするものです。いくら主節の中に「apology」という語句があったとしても従属節の中で「同格のthat」の前の名詞が省略されることはありません。  また、確かに「than if ...」のように「than」の後に接続詞が続く英文はあり得るものです。しかし、「than」と「if …」が続いているように見えるのは、「than」と「if ...」の間にあるはずの「S+V」が省略されているからです。  「接続詞」と「接続詞」の間の「S+V」が省略される場合には、必ずそれなりの理由があります。「than if ...」の場合には、「主節の『S+V』と同じ『S+V』が従属節の中にある場合には省略できる」という英語の原則に基づいて「than (S+V) if ...」という形になっているわけです。  お尋ねの英文の「than that it elevates」の中のどこかに、主節で用いられた「S+V」があるとはとても考えられません。どこにも「S+V」を補うことができないことは明白です。したがって、これは「than (S+V) if ...」の英文とは全く異なるものだと言わざるを得ません。これも「than」と「that」という接続詞が続けて用いられている適切な使用例があれば教えてほしいものです。  全く成り立ちが異なる「than (S+V) if ...」を用いて「than that it elevates」の「that」が接続詞であると主張することにはかなり無理があります。「同格のthat」の理屈にも同じような無理やり感を感じてしまいます。  こうしてみると、やはり「than that it elevates」の「that」はやはり「the apology」を指す代名詞だと考えることが最も自然であるように思われます。関係代名詞を補えば「than that(=the apology) which it elevates」となります。  そうすると、「it elevates the apology」という表現が可能かどうかという問題になります。ある英々辞典を調べると下記のような説明と例文が書かれています。「Word English Dictionary」の4番目の説明です。 http://dictionary.reference.com/browse/elevate?s=t&ld=1119 【elevate】:  ○説明:to put on a higher cultural plane; uplift:  ○例文: to elevate the tone of a conversation  「plane」とは「レベル」のことです。この例文の意味は「会話の(中身の)レベルを上げる」という意味になります。したがって、同じように「elevate the apology for pain」とすれば「苦しみに対する善意の解釈の(中身の)レベルを上げる」という意味で理解することができるのではないでしょうか。  ただ「if」を「pain」だと考えると「pain」が「elevate」するという関係が分かりにくいのは確かです。「苦しみ(という言葉を前向きに説明するという目的)のために善意の解釈のレベルが上がるのだ。」とでも考えてはどうでしょうか。(苦しいところです。)  文法的な解釈には多少未消化の部分もあるのですが、内容的には「苦しみについていくら立派な説明(人が前向きになれるような善意の解釈=elevated apology)をしても、その苦しみに耐えることができずに結果的に決してほめられない行動をしてしまう者はいるものだ。」ということを言っているのではないでしょうか。 人間ってそれほど強くないのだという書き手の現実を冷静に見つめる姿勢が伝わってくるようです。  ご参考になれば・・・。

Eusebios
質問者

お礼

補足説明ありがとうございます。 >「that」は同格の接続詞であるという主張にはかなり違和感が伴います。同格の「that」の前の名詞が省略される例は見たことも聞いたこともありません。適切な使用例があれば教えてほしいくらいです。 >「that」は先行する名詞があって初めて「同格」の働きをするものです。いくら主節の中に「apology」という語句があったとしても従属節の中で「同格のthat」の前の名詞が省略されることはありません。 同格のthatの前の名詞は省略されないのですか。そうすると、thatがthe apologyの可能性もあるのですね。

関連するQ&A

  • 英文構造

    [英文]     It is not that they acquire less education than they once did. It is rather that the emphasis has changed. [日本語]     昔と比べて若者が教育を受けるのが少なくなっているのではない。     むしろ、その力点がかわってきているからである。 [わかった部分]     not-ratherを意識して書く。 [疑問]     it is thatはitが代名詞ではない場合、強調構文として、つまりthat以下は重要なの     だ。という訳になると思います。しかし、訳では、itが代名詞のニュアンスは含ま    れていません。さらに、it is thatが強調構文だというニュアンスも感じられませ     ん。it is thatはこの文章中でどのような役割を果たしているのでしょうか。

  • 英文解釈

    It seemed so foolish to dream that he could do anything at which great painters , real artists , would ever look. この英文の構造を教えて頂けませんか? Q1)出だしは、「夢を見る事は、とてもばかげているように思えた」ですよね? Q2)次のthatは、夢の内容を説明したthat節でしょうか? Q3)文中のwhichは関係代名詞ですよね? この部分を関係代名詞を使わずに、二つの文にすると、こうでしょうか? he could do anything. great painters , real artists , would ever look at anything. Q4)great painters , real artists これは、同格ですか? Q5)結局、何が言いたいのかも分かりづらいです。 everの意味を明確にしながら訳も教えて頂けませんか? たくさん疑問がありますがよろしくお願いします。

  • 英文解釈について

    Since the World War far more interest has been aroused than hitherto in the study of our own times. 比較構文がよくわかりません。 Hence the vital necessity of avoiding war , whether international or civil . 文が完結してるのにSVの要素がないと思います。なぜでしょうか? It has been said that more geniuses were born in Italy during the fifteenth century than any other hundred years in any country . この文も比較構文がわからないです。 以上の3つの構文について質問です。一つの文でも回答をお待ちしています。詳しい文構造をお願いします。

  • 英文の解釈

    ある教材に以下のような英文があります。訳して下さい、 またカリフォルニアはsurfers, EST, gaysが多いということでしょうか? It has been famous since the 1960s for its experiments in lifestyle – surfers, EST, gays. Itはカリフォルニアのことです。

  • 次の英文の解釈について

    NHKラジオ徹底トレーニング英会話4月号54ページにあった英文です。 I saw lots of interesting animals that it would be wonderful to have.「飼ったらすてきだろうと思える面白い動物をたくさん見た。」 この英文でthatは関係代名詞でitはto haveを指していると自分では理解しているのですが、この英文からitをとって、 I saw lots of interesting animals that would be wonderful to have.とすると意味は違ってきますか、また、文法的にも間違っていますか。

  • thatの役割を教えて下さい

    こんにちは。It has been estimated that in a few years, twelve percent of Canadians will be senior citizens.この文章にあるthatの役割がわかりません。このthatは代名詞でしょうか?副詞となるのでしょうか?また、どうしてそうなるのでしょうか?詳しく教えて下さい。

  • この英文を教えてください!

    Life has no pleasure nobler than that of a friendship. この英文について、以前質問しました。その際、Life has no pleasure (which is) nobler than the pleasure of a friendship. (人生で友情ほど気高い喜びはない)という回答を頂きました。和訳もよくわかりますが、このように、関係代名詞の主格が省略されることはあるんでしょうか?その際には、何か制約があるんでしょうか。詳しく教えてください。お願いします。

  • 英文をお訳し願います。

    A world of craft production and barter would have little use for the quantifier’s tools, and would be impervious to them. It has been urged that accounts have less to do with representing conditions than with guiding behavior in large firms. This is undoubtedly so, though there is more than a hint here of a false dichotomy. Numbers that have no credibility as truth claims will be less effective also at projecting power and coordinating activity. 上記英文中の,It has been urged that accounts have less to do with representing conditions than with guiding behavior in large firms.をお訳し願います。

  • 英文解釈をお願いします。

    こんにちは。これらの英文が何を言いたいのか、 構文も分からないところがあるため質問させていただきます。 Couldn't they sense?...Didn't the fools know that this was no time for stupid chattering?...No time, when his whole future - at least, his family's future...the success of the plan so painstakingly worked out... everything, everything, was predicated on getting to the airport with time to spare. 「あいつらは分かっていないのか?...これはくだらない おしゃべりをしている場合じゃないということが分かって ないんだろうか?時間がないんだ。彼のこれからの未来、少なくとも 彼の家族の未来...計画を成し遂げることは、かなり~??? 全てのことは余裕を持って空港に着くことが基だったんだ。」 といった具合に訳しました。 お聞きしたいことは3つです。 (1)...No time,とありますが、これはThere is no timeなのか、  No time for stupid chatteringなのか? (2)whenから始まる従属節で、his whole futureの役割は? (3)そもそも、何故こんなにthree dotsを多様しているのか? といったことです。質問が重複してしまっているため、 お手数をおかけすると思います。1つのみでももちろん かまいませんので、何なりとお教え下さい。 宜しくお願いします。

  • 英文解釈について。

    The division between the two world has always been fairly clearly defined,with those active in one sphere rarely trespassing in the other ,and never more so than today,when,instead of the distinction being based on fluctuating artistic'taste',it is fairly firmly based on economic considerations. 注;two world→古典音楽・芸術音楽 の文でand never more so than today,when,instead of the distinction being based on fluctuating artistic'taste',it is fairly firmly based on economic considerations. の文が分かりにくいです。 never more so than today前文のwith those active in one sphere rarely trespassingと比較されてると思って、 直訳『今日よりより侵害することは無い』と理解して『今日ほど明確に区分されていることは無い』と考えていいんですか? never more so than todayだけ見ると『今日よりよりそうでない』って訳が分からなくなります。 ,when,の挿入がどうなってるのか分かりません。てか、接続詞の用法しか知りません。 instead of the distinction being based on fluctuating artistic'taste', のbeingは動名詞の意味上の主語ですがなんでここにあるんですか?動名詞の前におくとは限らないのですか? どうも分からないので教えてください!!