TPPと尖閣問題

質問

今日の読売新聞の社説で、“日本がTPPに加入することで 日米関係の強化になり、尖閣問題でも 中国への牽制になる。” みたいなことが書かれていましたが、私は甚だ疑問です。 そんな簡単に解決するなら 竹島も北方領土も日本の領土に戻るんじゃないですか。

みなさんはどう思いますか？

回答No.1

princelilac · ベストアンサー

諮問者さんの疑念は正しいと思います。政治に疎い記者が味噌も糞も一緒にしたのでしょう。アメリカがTPPを推進するのは、自国の利益のためであり、他国を支援するつもりはありません。そんなお人よしなら、TPPに関係なく支援するはずです。アメリカが世界各地で引き起こしている戦争、紛争は国際社会で発言力を得たいからであり、ひいては経済的な利益を得るためです。国際平和や民主主義のためではありません。

お礼

Thank you for your answer.

メディアリテラシーの問題かもしれませんね。ネットの情報も新聞を拠り所に真否を見極めるのではなく、新聞を疑うことから始まるんだと思います。

回答No.3

key00001

「牽制になる」と「簡単に解決」がイコールじゃないから・・。
「甚だ疑問」と言うより、設問が変わっちゃってます。

「風が吹けば桶屋が儲かる」よりはマシな「牽制になる」じゃないですかね？
とは言え、「甚だ疑問」と言うほど、変な理屈じゃないですよ。

極論すりゃ環太平洋版のＥＵみたいなモノです。
参加国の経済的な結び付きを強化すれば、最終的には関税撤廃など、垣根を取っ払うことになり、垣根が減れば、自ずと外交面（≒防衛面）など、多面的に関係が強化されます。

当たり前と言えば当たり前だし、かと言って、あくまで経済的なパートナーシップであって、対中軍事包囲網などでは無いですから、領土問題までが即時解決するほど、決定的な連携ではありません。

取り敢えずは、「尖閣諸島（日本領）に存在する石油資源が、ＴＰＰ参加国の共有財産化する」くらいのイメージを持てば、判り易いと思います。

これを中国に横取りされない様に、参加国は外交的には日本の味方になってくれる可能性が大と言うくらいの話しであり、軍事的に味方になるか？は、もうちょっと先の話しです。

お礼

ありがとうございます。

回答No.2

blackhill

社説というのは、論説委員が特定の問題について議論し、その結論をまとめるのが通常の手続きで、単なる個人の思い付きや解説とは異なります。

　今回の社説は、以下のように述べています。

「懸念されるのは、日本が決断をもたついている間に、出遅れが決定的になる事態である。

　すでにカナダとメキシコの参加が決まり、ＴＰＰを推進してきたオバマ米大統領が再選された結果、来年にかけて、１１か国の交渉は加速する可能性が大きい。

　このままでは関税撤廃・引き下げや貿易・投資ルール作りを巡り、日本抜きで交渉が進みかねない。日本がルール作りなどに関与し、意見を反映できるかどうかで、国益が左右されるだろう。

　ＴＰＰ参加は安全保障上も重要だ。日米関係の強化につながり、尖閣諸島を巡って対立する中国への牽制(けんせい)効果も期待できる。

　ＴＰＰとともに、日中韓自由貿易協定（ＦＴＡ）や東アジア包括的経済連携（ＲＣＥＰ）などにも並行的に取り組み、したたかな戦略を推進する必要がある。」

　要するに、したたかな戦略の重要な柱のひとつであり、出遅れては機会を逸すると強調しているので、これで領土問題が解決すると考えているわけではないようです。「牽制効果も期待できる」という文章を、恣意的に「牽制になる」と書き換えるのはいかがでしょうか。
は考えていないようです。

お礼

ご苦労様でした。