>When I reached the airport はどういう条件?で前についたり後ろについたりするのか分かる人いますか?
日本語的(または文法的に)に考えれば、従属節は主節の前においても後に置いても同じだと感じるかもしれません。実際にそのような理解をしてもほとんど問題が生じることはないでしょう。
しかし、表現の仕方(語順)が異なるということは、話し手の意識の中に何かしら違いがあるのではないかと考えることもできます。
英語では相手が知っている(と思われる)情報はできるだけ前に、相手が知らない(と思われる)情報はできるだけ後に置くことが多いということをご存知でしょうか。その視点でお尋ねの英文を考えてみると微妙な違いに気がつくかもしれません。
(1) When I visited him, he had been sick for a week.
(2) He had been sick for a week when I visited him.
状況の違いが分かるように日本語に訳してみましょう。
(1) 僕は彼を訪ねた(それは君も知っているかもしれない)が、彼は1週間前具合が悪かったのだ。
(2) 彼は1週間前具合が悪かった(それは君も知っているかもしれない)が、僕が尋ねたのはそんなときだった。
簡単に言えば、(1)の英文は「How was he (when you visited him)?」という相手の疑問を想定してのものだと考えることができるのに対し、(2)の英文は「What did you do to him?」という疑問を想定してのものだと考えることができます。
このような考え方は「理由を表す接続詞」の場合にも応用できます。「as」や「since」は「相手が知っていること」を前提として用いるものですので、必ず文頭に置かねばなりません。
(3) As he was busy, he couldn't come.
(4) Since he was busy, he couldn't come.
これに対して「because」は「相手が知らないこと」を前提として用いるものですので、後半に置くと自然な印象を与えます。
(5) He couldn't come because he was husy.
(3)(4)は「彼が来ることができなかったこと」を伝えているのに対して、(5)は「彼が忙しかったこと」を伝えようとしています。
相手に伝えたいと思っていることは英文の後半に持って行くようにすると自然な感じを与えることができるようになるでしょう。
ご参考になれば・・・。