- ベストアンサー
蓄膿症治療の漢方薬
- 蓄膿症(後鼻漏)の症状で鼻の調子が悪く、寝ていると鼻汁が喉に下がってくる問題があります。
- 耳鼻科に通院しているが効果が感じられず、手術に抵抗があります。
- 「荊芥連翹湯」系の漢方薬が効果的であると聞いており、効果が現れるまで数か月かかる可能性があります。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
現代医学は解剖学や生理学と病理学云った基礎医学の上に治療法がある訳ですが、漢方にも当然ながら基礎医学があります。残念ながら日本の漢方専門医の大半がこの事実を知らないか、知っていても漢方の基礎医学を勉強しようとしていません。 蓄膿症というのは西洋医学に於ける病名であり、漢方の病名ではありません。 漢方薬を使うのであれば、西洋医学で云う蓄膿症に該当する病症が何故に起こるのかを漢方の基礎医学に照らして検討しなければ治療薬など決まる筈がないのです。 こんな基本的な考えを理解していない連中(専門医・専門薬局を称する連中)が虚証だの実証だの曖昧模糊なスケールによって処方薬を決定しています。だから効かないのです。 回答者の中に臨床試験の必要性を訴える方が居ますが、其の気持ちは充分理解出来ますが、現在の臨床試験は因果律によって構成されていますので、漢方薬を臨床試験しても正確な評価を下す事など不可能です。 また品質ですが生薬の産地や採集年月日によって品質が違うのは当然であり、メーカーのエキス加工技術によって効き目が違うのは当然です。健康保険がきくT社の附子剤など全くの無効であるのは有名です。 ですから漢方の基本に立ち返り、生薬の現物をみて五感によって品質と効果を評価し得る人間が漢方の病理に基づいて適格な方剤を紹介出来なければ効かないのです。 これが出来るのは職人技であり、医師・薬剤師・鍼灸師の資格に左右されません。 勉強しているか否かです。 蓄膿症を漢方にて完治せしめるなんざ難しい事ではありません。 ただ悲しい事に勉強している専門家が極めて稀だという現実があるのです。 肩書きや噂に左右されず、貴方の足で探すしかないでしょう。
その他の回答 (4)
- 貧乏 じじい(@bimbohjijii)
- ベストアンサー率63% (679/1063)
28年前に慢性蓄膿症と鼻中隔湾曲症の手術を受けたものです。両方の症状で、いつも鼻が詰まり口で呼吸をしていました。耳鼻科に通っても治らず、いつも不快だし、テープレコーダに録った自分の声を聴くと、本当に鼻づまり声で、自分でも嫌になっていました。手術するのも大変だし、すぐ再発するという風評を聞いて、漢方薬に活路を見出そうとしました。 漢方薬店を訪ね、いろんな薬を試しましたが、正直全く良くなりませんでした。当時は簡便な漢方薬というのは余りなく、いろんな生薬を調合して、土瓶で煮詰めだす物でした。数年試行錯誤しましたが、あきらめて再度西洋医学に頼ろうと、手術を受ける覚悟をきめ、通院していた医師に紹介状を書いてもらい、手術を受けました。 いくつかある手術方法の中で、私は鼻の穴から内視鏡をいれて患部の肉や骨を削る物でした。痛そうに思えますが、麻酔が効いており、手術中の痛みはありませんでした。痛くはなかったですが、苦しくはありました。 痛かったのは、手術から3日後だったと思いますが、鼻に止血のためにぎっしりと詰めたガーゼを抜くときでした。これは麻酔をせずに抜かれるので、傷にこわばりついたガーゼがはがされるため、そのつど涙がぽろぽろ出ました。 手術から1年くらいは鼻がぐずぐずしましたが、その後は見違えるほど良くなりました。忘れかけていた匂いが鼻に戻ってきました。本当に嬉しかったです。今も鼻は快調です。手術したところの医師からは、かつては蓄膿症の手術の再発率は高かった(確か7割と聞きました)が、今は、鼻の構造を変える手術をするので、再発率は低いと言われました。 質問者様が漢方薬で完治すればこんな良いことはありません。ただ色々試してダメなときは、手術をお勧めします。28年前で右、左1週おきに手術をし、合計18日程度で退院しました。手術をした医師の話どおり、再発はしていません。 質問に対する答えにはなっていませんが、宜しければ参考にしてください。
お礼
そうですね、良い薬に巡り合えば良いのですが、最短は手術になるかと思っておりました。検討します。 大変ありがとうございます。
- papi88
- ベストアンサー率33% (1/3)
荊芥連翹湯は慢性副鼻腔炎に有効な治療薬です。ただし、漢方の世界では証(体質のようなもの)という診断があり、西洋医学的な病名で処方するものではありません。有効な場合は2週間程度で、何らかの変化がみられます。 他にも、慢性副鼻腔炎に使用する漢方薬は多数ありますが、素人では判断できません。専門医にかかる方が無難です。 会社による、効果の違いも存在しますが、A社がよくてB社は劣っているというような一方的なことでなく、評価はケースバイケースです。生薬系の薬は、製薬会社や販売日によっても産地は異なっている可能性が高いと思われます。(1箇所から生薬を購入しているわけではない)ワインも産地や栽培された年によって味や評価が違うように、絶対的な優劣はないものと思われます。恐らく、こういった流動的なことは、製薬会社や処方医も把握できません。 実は私も詳しい事が知りたいのですが以上の理由で無理だと思います。それを確認しようと思えば一人の患者に複数の会社の漢方を飲んでもらわないといけませんが、途中で治ってしまうと効果が確認できません。そんな人体実験につきあう人もいないでしょうし… ただ、慢性副鼻腔炎を漢方薬でなおす方向性は正しいと思います。抗生剤では一時的には改善しても、副鼻腔は本来菌が多数存在する部位であり、何かの拍子で再発します。頻回に抗生剤を使用すると耐性菌を誘導します。一方、漢方薬は即効性は期待できないが、うまくいけば再発しない可能性がある。耐性菌を作る心配がない。そのため漢方がおすすめです。
お礼
漢方薬については、まだまだ解りにくいものがありますね。 参考になりました。 また、何か解りましたらよろしくお願いいたします。 大変ありがとうございます。
- hanachant
- ベストアンサー率34% (74/212)
荊芥連翹湯や蓄膿の治療薬の具体的なことは判りませんが、漢方薬自体、昔、政治的に力のある医師会長が臨床試験して効果を確かめる過程を省いて、昔からの薬というだけで、無理やり政治力で厚生省に認可、保険適用させました。もちろん、効くものもありますが、厳密な臨床試験をしていないので効果がぎもんなものもあります。 蓄膿症は、骨鼻腔の奥に炎症が起こっているので薬が届きにくいですが、抗生剤の効率的な投与を試しては如何ですか? 専門医に荊芥連翹湯の大規模臨床試験の結果があるかないかなど、メーカーの添付文書に書いてあるメーカー自体の論文や試験結果以外の公平な評価がなされているか聞いた上で、さらに治療法を検討して下さい。
お礼
そうですね。 専門医に聞いてみないと、特に漢方薬の場合は素人判断では難しい様ですね。 大変ありがとうございました。
- DarkMoon
- ベストアンサー率21% (225/1046)
漢方薬は、種類にもよりますが、たいていは「ゆっくり徐々に」直していこうとする 「鈍い」鈍器のようなものです。 手術は痛いですが、ダイレクトな効果が期待される「鋭い」鋭器です。 どちらが良いかは質問者様の好みにお任せします。
お礼
大変ありがとうございました。
お礼
そうですか、新たな事を勉強させていただきました。 お医者さんも薬もその様だという事は言われて解りますね。 確かにそういう事と思います。 職人が少ないですね。 大変良い回答をいただきました。 ありがとうございます。