カレントミラーの高周波でのインピーダンスについて

このQ&Aのポイント
  • カレントミラーの高周波特性に問題が発生しています。使用しているカレントミラーのインピーダンスが高周波において低くなっている可能性が考えられます。
  • カレントミラーのインピーダンスが高周波において低い場合、利得が下がることがあります。抵抗を負荷とする場合と比較して、カレントミラーの利得特性が制約される可能性があります。
  • 解決策としては、カレントミラーのインピーダンスを高周波においても安定した値にすることが考えられます。他の原因としても考えられるので、まずはインピーダンスの改善を試してみることが重要です。
回答を見る
  • ベストアンサー

カレントミラーの高周波でのインピーダンスについて

http://tezukuri-amp.org/evo/amp/tech/current_mirror/index.htm こちらのホームページに掲載されている高精度ウィルソンカレントミラー(2SA1015、1mA)を負荷として、 2sc1815でエミッタ接地(電圧・電流帰還バイアス)の増幅回路をブレットボード上で組みました。 エミッタ抵抗に560Ω、コレクタ-ベース間に約1MΩ、ベース-グランド間に200kΩ、カレントミラーのエミッタに100Ωです。 電源は30Vで、オーディオアンプに使用するつもりです。まだバッファはつけていません。 これを動作させてみたところ、波形は全般的に良好で、数十Hz程度の周波数では900倍に増幅されました。 しかし1000Hz,10kHz,20kHzと周波数を上げていくにつれてどんどん利得が下がっていってしまいます。 これでは使い物になりません・・・。 カレントミラーではなく抵抗を負荷とした場合はもっと高い周波数で利得が下がったため、 カレントミラーのインピーダンスが高周波において低いのではないかと思うのですが、見当はずれでしょうか? もしそうだとすれば、解決策としてどのような方法がありますか? また、それ以外の原因・解決策があれば教えていただけないでしょうか? どうかよろしくお願いいたします。

  • fiwel
  • お礼率26% (47/178)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • xpopo
  • ベストアンサー率77% (295/379)
回答No.1

今日は。 >カレントミラーではなく抵抗を負荷とした場合はもっと高い周波数で利得が下がったため、 カレントミラーのインピーダンスが高周波において低いのではないかと思うのですが、見当はずれでしょうか? 回答>>  カレントミラーの出力インピーダンスは低い周波数では非常に高いです。しかし、周波数が高くなってゆくとある周波数からインピーダンスは約-6dB/octで減衰してゆきます。こちらに回路図とシミュレーション結果をアップしました。  → https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-jt45g6kacr6hynrni2chtbtdgm-1001&uniqid=030ada5c-8384-4c32-bfe2-b2ac953b9551&viewtype=detail 図-1の下側の周波数特性でカレントミラーの出力インピーダンスはV(out)/Ic(Q3)で示されてますが、低い周波数でインピーダンスは約140dB=10^7=10MΩと非常に大きな値を示していますが、3kHzあたりから-6dB/octで減衰しているのが分かります。 >もしそうだとすれば、解決策としてどのような方法がありますか? また、それ以外の原因・解決策があれば教えていただけないでしょうか? 回答>>  実際の回路全体の出力の周波数特性は同図でV(out)で示した特性になります。図では出力OUT端子に負荷抵抗RLを接続して、RLの値を50kΩ、100kΩ、200kΩ、400kΩ、800kΩ、1600kΩとステップ状に変化させて周波数特性をシミュレーションしてあります。  負荷が50kΩの時は周波数特性は300kHzあたりまで伸びてます。そこからRLが増加するにつれて周波数特性はどんどん狭くなってゆき、RLが1600kΩあたりで変化は頭打ちになります。頭打ちになる原因は初段の出力インピーダンスの値がこの値に近いためです。  また、当然ですが、RLに50kΩという低い値を用いれば、ゲインは下がってしまいます。この場合は38dBまで下がってます。この原因はゲインGがNPNトランジスタで構成される初段増幅器のgmと負荷抵抗の積で与えられますのでRLが接続されることで負荷抵抗が減少してゲインGが減少したということになります。  対策としては初段のgmを大きくすることです。この回路の場合、NPNトランジスタのエミッタ-GND間に抵抗R2(100Ω)が挿入されてますがこの抵抗により、gmが低く抑えられてます。図-2に抵抗R2を半分の値51Ωにした場合の特性をシミュレーションしてあります。結果として周波数特性上の帯域幅は変わらずにゲインだけアップしてるのが分かるかと思います。  この程度の周波数特性で満足できない場合はもっと大きなgmが得られるように初段の回路を変更する必要があります。

関連するQ&A

  • ミラー効果の改善

    差動増幅回路におけるミラー効果の改善のために、回路のカスコード化を行っています。回路はhttp://up.spawn.jp/file/up0199.bmpのように組んでやっています。Tr3,4のベース部分のパスコンは全体の利得が大きく下がってしまったので、取り除いて測定を行っています。図はエミッタ抵抗の代わりにに定電流源を組んだときのものですが、エミッタ抵抗は2.2kΩ、5.1kΩ、10kΩ、22kΩのものでも測定を行いました。Tr3,4と定電流源を動作させるためにR1~3で分圧しています。 エミッタ抵抗を2.2kΩ~10kΩの値で変化させたときで200k~500kHzの改善ができました。しかし、22kΩのときと、エミッタ抵抗の代わりに定電流源を入れた場合は、ほとんど周波数の改善は見られませんでした。落ち方は少し緩やかにはなっているのですが改善しているとはいえないと思います。 ミラー効果の改善にはこの回路にどのような工夫が必要なのでしょうか?

  • 回路設計

    2SC1815O 電圧増幅率30dB以上 信号源の内部抵抗Rs=75Ω 低域遮断周波数200Hz 電源電圧6V 負荷抵抗1.8kΩ 最大対象振幅Vo(Vp-p)4V の条件で設計 エミッタ接地増幅回路で写真のような値で設計したのですが、電圧利得の周波数特性を測ると低生遮断周波数が20kHz付近になってしまいました。 コンデンサーをどう変えたらいいですか?

  • 負荷100Ωの抵抗に最大0.2Wの電力を供給できるエミッタ接地増幅回路を設計したいのですが・・・

     負荷100Ωの抵抗に最大0.2Wの電力を供給できるエミッタ接地増幅回路を設計したいのですが、よくわかりません。要求仕様は、電圧増幅率が20dB、高域遮断周波数40kHz、電源電圧が15Vです。バイポーラトランジスタを使用します。 どのように設計したらいいですか?

  • OPアンプのゲインの下がり始める周波数について

    uA741を用いて図のような反転増幅回路を作製し、周波数特性を測りました。 挿入した抵抗値は以下のようにしました。 (1)Rs=Rf=10kΩ (2)Rs=Rf=100kΩ (3)Rs=Rf=1MΩ (4)Rs=Rf=10MΩ ゲインの下がり始める周波数は (1)、(2)のとき約100kHz (3)のとき約50kHz (4)のとき約10kHz となりました。 このように、挿入する抵抗によってゲインの下がり始める周波数が変わるのは何故でしょうか? 回答お願いします。

  • 周波数特性のグラフ

    OSCの出力を、10[mV]一定として、周波数を、15[Hz]から100[kHz]まで変化させたときの、出力電圧を測定し、電圧増幅度、電圧利得を求める。結果より、周波数特性のグラフを、片対数グラフに描き、帯域幅を求めなさい。周波数の目盛りは、1,1.5,2,3,5,7,10,15,20・・・とする。 をやって下さい。よろしくお願いします。

  • 電力測定とインピーダンス

    高周波発生装置(と言っても周波数は500kHz程度ですが)と負荷抵抗をつなぎ、負荷抵抗で消費される電力をパワーメータで測定したいのですが、パワーメータの入力インピーダンスが50Ωで負荷抵抗が100Ωの場合、正確に電力を計測できるのでしょうか? 個人的には入力インピーダンスが50Ωの場合は、ラジオ等の送信機の電力を測定する為の物で抵抗の消費電力を測定するには不向きだと考えているのですが、間違っていますでしょうか?

  • 周波数特性のグラフ

    OSCの出力を、10[mV]一定として、周波数を、15[Hz]から100[kHz]まで変化させたときの、出力電圧を測定し、電圧増幅度、電圧利得を見て、結果より、周波数特性のグラフを、片対数グラフに描き、帯域幅を求めなさい。周波数の目盛りは、1,1.5,2,3,5,7,10,15,20・・・とする。 というグラフを描く課題が出ました。まったくわからなくて困っています。教えてください。よろしくお願いします。

  • 周波数特性について

    エミッタ接地増幅回路で高周波数側でなぜdBが減るのかがわかりません。調べていたら、ミラー効果というものが出てきたのですが、よくわかりませんでした。 回答よろしくお願いします。

  • トランジスタの周波数特性測定について

    エミッタ抵抗Reが0Ωと500Ωとで遮断周波数が異なるのはなぜなんでしょうか?

  • 設計問題

    エミッタ設置増幅回路で下記の要件を満たす増幅器を設計せよ。 電流利得:30倍 低域遮断周波数fL:20Hz 負荷抵抗RL:600Ω における無ひずみ対称振幅:5Vp-p 使用するトランジスタはhfe=120、rbb'=100Ω、hoe=hre=0、Cb'e=500pF、Cb'c=5pFのパラメータを持つものとする。また、Vcc=12V、k=0.3、信号源の内部抵抗Rs=600Ωとする。 1)動作点を求めよ 2)定めたR1、R2、Rc、REの値を示せ。 3)中域の電圧利得Av、入力インピーダンスZin、出力インピーダンスZoutはいくらか。 4)定めたCc1、Cc2、CEの値を示せ。 教えていただきたいです。