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金融緩和以外に手はないのか!?

アメリカではFRBのバーナンキさんがQE3実施。 でも本当に効果があるの?って早くも疑問視 されています。アメリカの住宅資産状況が 改善されて新規住宅がどんどん建ったり または借り換えなどが進むのでしょうか? 日本も日銀が10兆円基金の枠を増やすという ことですが、そんなにお金をジャブキャブ出して 本当に改善するんでしょうか? 他の手はないのでしょうか?

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回答No.4

他の手はありますが、財政出動という手段になります。 財政出動によって政府がたとえば公共事業に多額の投資すれば、そこに雇用が生まれて景気刺激効果が出ます。 政府の歳出が、民間の収入になるので、失業率の改善、および消費の活性化につながり、一時的には経済が回復に向かうことは間違いないです。 ただし、これは短期的な話で、長期的には政府が借金して帳尻合わせていますので、かならず財政悪化によって経済が圧迫されます。 リーマンショック直後に、実は世界の国々が同時に財政出動政策をして、その直後から株価も回復傾向でした。 ただ、長続きしないのは財政出動するための財源がそもそも無いという根本問題からです。 日本政府も借金が900兆円ほどあったと思いますので、これ以上借金して財政出動というのはかなり世論の反発買いそうです。 将来世代につけ回しするな!と批判されるでしょう。 ただし、この批判も必ずしも的を射ていない場合がありますが。たとえば、公共事業のすべてが将来世代への付回しかというと、そういいきれません。確かに借金して公共事業増やせば赤字が増えてその借金返すのは将来世代だから、現役世代が仕事得るために将来世代に負担強いているようにも見えるけど、実際には良い投資であれば将来世代にプラスの資産が生まれますので。 要は、要らん箱物やら道路作らないで、本当に利用価値が高いものだけ作れば良いということです。 今、政府が考えているのは震災対策の防波堤などでしょう。国民の生命守る施設に金かけるなら、将来世代のためにもなるし、無駄ではない、その上、現役世代の経済対策にもなる。 だから、今出来ることはせいぜい財政出動によって有効な投資を政府が積極的にやって、民間需要を喚起してデフレ脱却に導いていくことです。 当然、金融緩和も継続したほうが良い。 ただ、金融緩和だけだと効果がほとんど無いでしょう。それは、不動産証券やら国債やら株にいくら資金供給しても、マネー市場が膨張するだけで実体経済に資金がいかない構造になってしまっているからです。 流動性の罠とか経済学用語でありますが、それだけでなくて、本当にマネー市場にあるマネーは、そこにとどまりたがっているというか、そもそもマネーゲームに興じている投資家が、実体経済と隔離された経済圏でお金動かしているだけだから、そんなバブルを膨らましても実体経済にほとんど影響与えないと言う事です。

dokidoki777
質問者

お礼

日銀はすでに流動性の罠に陥っている。とか? そういうふうによく言われますよね・・・。 自体経済とかけ離れたマネーゲームや 怪しげな仕組みの投資ファンドばかりが 発生していったい今後どうなっていくのやら・・・。 全く読みずらい世の中ですねー。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#206832
noname#206832
回答No.5

 他の手、ですが私の案、というわけでは ないですが相続税を極端にあげるような ことが話に出ることはありますね。  いろいろ現状で問題も指摘されて いますがだいたいは解決可能のように 思いますし、それ以上にメリットが 多いように思います。  一つには資産の流動性があがる、という こと。国の税収があがる以外にも経済の 押上効果が期待できます。  また、一度不動産は国家に回収されます ので大規模プロジェクトが行いやすく なります。  他にも、農業については現状の小規模 分散状態から株式会社による大規模 集約化に移行することが期待されます。  個人においては独立独歩の気風が 養われ、また、起業が増えるといった 効果が期待されます。  問題として大きいのはやはり初期の 資産移転の問題だと思いますが、これは デメリットよりも流動資産が増えること によるメリットの方が遙かに大きいよう に感じます。

dokidoki777
質問者

お礼

別の視点からの回答ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

お金を印刷するのが重要なのではなくて、発行した通貨で何をするかが重要です。 とりあえずQE3が何をやるかという点から。 http://happy7878.seesaa.net/article/285074686.html モーゲージ債の買い入れが一つの柱になります。 今アメリカ証券市場では、不動産を担保とした債権(モーゲージ債)が大量に焦げ付いており、売るに売れないため、かなりの資産がそのために塩漬けにされています。 それをFRBが買い付けることで、市場に流動性をつくろう、というのがQE3の一つの狙いになります。 勿論、その裏では財政政策も、そのために国債発行枠を2度も拡大させなければならないほど行われています。 > 日本も日銀が10兆円基金の枠を増やすということですが、そんなにお金をジャブキャブ出して本当に改善するんでしょうか? > 他の手はないのでしょうか? 過去のデータからすると、あまり改善は期待できません。日本は既に流動性のわなに陥っているというのは指摘されて久しいです。 財政政策が望まれるところですが、民主党政権ではかなり望み薄です。

dokidoki777
質問者

お礼

詳しい、かつ誠実な回答に感謝! 中国経済の減速による経済悪化の懸念とか よく言われてますが、欧州のユーロてこ入れ策と アメリカのQE3が良い方向に向かってくれれば よいですが・・・。いずれにしても民主党政権では 望みがうすいですね~。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13695)
回答No.2

経済は生き物で、理屈通りには動きません。理屈や理論通りに動くのなら、恐慌や、リーマンショックやバブル破綻は防げたはずです。経済学者や中央銀行総裁は、未来に対してなんの予測能力を持っていません。どんな偉い先生も、未来に対しては無能です。マルクスがその極めつきです。 と前置きをして、同じ金融緩和でも日本とアメリカは環境がまったく違います。最大の違いはアメリカドルが基軸通貨であることです。日本が金融緩和(通貨の発行量を増やすこと)しても、受け皿は日本ですが、アメリカドルの場合は受け皿は世界です。同じ現象、同じ結果にはなりません。バーナンキのQE3がどのような効果を発揮するか、おそらく彼自身にも見通せてはいないでしょう。 アメリカや諸外国がリーマンショック以来の不況を回避するために大規模な金融緩和に走りました。中国がその典型です。それによって日本以外は景気回復しましたが、インフレ恐怖症の日銀はガンとして金融緩和に踏み切りませんでした。その影響もあって、いまだに円高が進み、日本の競争力が削がれ、デフレ不況から立ち直れません。 今の日本にはデフレギャップが40兆円あるそうです。デフレギャップとは、供給力(生産力)と消費(GDP)のギャップです。企業には作る能力はありますが、作っても売れないので作らずにいます。つまり不況です。このギャップをなくすには消費を増やさなければなりません。金融緩和は例えば日銀が国債を買ってその分の通貨発行量を増やすことです。市中に流れた金が消費を生むのではないかと期待されます。しかし経済は生き物ですから、その通りになるとは限りません。やはり企業の活力を増し、その循環で景気を回復させ、消費を増やす経済産業政策が第一義であるべきです。そのための金融緩和であるべきです。今の民主党は国民の生活第一などと近視眼的な政策に傾き、産業や大企業に冷たく当たっています。これでは金融緩和は意味がないでしょう。

dokidoki777
質問者

お礼

勉強になりました。 消費税が増税されてそれが社会保障に 使われず、目先の公共事業に使われるとか またまたゆうちょ銀行が完全民営化していない のに民業圧迫しそうな気配ですね。 いずれにしてもこれ以上産業の空洞化に ならないようにしないと本当に大変なことに なってしまう気がします・・・。 回答ありがとうございました。

  • masatsan
  • ベストアンサー率15% (179/1159)
回答No.1

専門家が考えてやっているのですから、改善する”場合”もあるのでしょう。 しかし専門家の間でも異論があるように、他の方法も多々あるんでしょう。今はバーナンキ、その他理事は改善すると信じている。人が変われば対処方法は変わります(ネットで調べればいろんな意見があります)

dokidoki777
質問者

お礼

おっっしゃるとおりですね。 回答ありがとうございました。

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