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定在波の伝送路からの放射
saecvlvm_avrevmの回答
- saecvlvm_avrevm
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>どちらの場合でも定在波の立つ条件とは、どのような意味を持つのですか? 定在波については、図を描いてみれば一目瞭然です。定在波の電圧と電流は、 90度位相がずれます。給電線の先端がオープンであれば、インピーダンス Z=電圧(最大)÷ 電流(0に近い) ですからZは非常に大きくなり、給電線の インピーダンス(例えば10D-FBは50オーム)と不整合になりますので、 交流電流は解放端で反射されて定在波を形成します。 同様に先端を短絡するとインピーダンスZ=電圧(0)÷ 電流(最大) ですからZは非常に小さくなり、給電線のインピーダンスと不整合になりますので、 交流電流は短絡端で反射されて定在波を形成します。 定在波がまったく立たない場合と言うのは給電線のインピーダンスと同じ値の 純抵抗を接続した場合で、給電線を通過した交流はすべて抵抗内で消費され熱に なります。この場合は、給電線のインピーダンスと純抵抗が完全に整合して いますので、反射はまったくありません。 ロンビックアンテナなどの進行波型アンテナはこの原理を応用しています。
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