何罪が成立しますか

質問

甲は、乙とともに保険金詐取目的で交通事故を仮装する計画を立てた。そこで甲は、交差点で停車中の乙の自動車にわざと衝突し、乙を負傷させた。なお、乙はこの仮装事故によって負傷することについて同意していた。しかし、衝突の際、乙の自動車が予想以上に跳ね飛ばされ、交差点付近をたまたま通行していた丙と乙の自動車がぶつかり、丙が負傷した。甲は、この仮装事故に基づいた虚偽の自動車事故の私文書を作成し、丁保険会社から保険金を騙し取ろうとしたが、従業員はこれを見破り、保険金が甲に支払われることはなかった。という事案で甲に何罪が成立するか教えてください。

回答No.2

hekiyu · ベストアンサー

道交法は抜きにして、刑法だけを考えます。

１，乙の負傷
保険金詐取の目的で乙を負傷させていますから
傷害罪です。
乙は同意していますが、この同意は保険金詐取という
不法な目的ですから、判例通説によれば、違法性を
阻却しません。

２，丙の負傷
錯誤理論が適用されると思います。
乙を負傷する故意のもと、丙を負傷させており
ますので、法定符合説によれば、傷害罪の故意が
認められます。
相当因果関係もありますから、丙に対する傷害罪
が成立すると思います。

３，丁に対しては詐欺未遂です。

お礼

＞２
まさにそのとおりですね。法廷符号説、数故意説では過失致傷でなく、傷害罪が成立すると考えるべきですね。私の見解と一致しました。ありがとうございます。

回答No.1

TTBBTT

保険金詐欺未遂　

自動車運転過失傷害

あたりじゃないでしょうか。