• ベストアンサー

金薄膜の電気伝導率

以前、実験でスパッタリング装置でVolmer-Weber型の金薄膜を作成しました。その際、スパッタリング時間が異なる複数の試料を作製して電流をかけたところ、薄膜が厚いほどに電気伝導率はさがってしまいました。 薄膜が薄すぎれば、そもそも電流自体が流れづらくなるのはわかります。 私自身は、薄膜が厚くなるほどに電気伝導率が上がると考えていたのですが、なぜこうなったのかが分かりません。この理由を教えてください。 なお、最終的に最も厚い薄膜ははっきりとした金色を呈する厚さになるまでスパッタリングを続けました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#210617
noname#210617
回答No.2

No.1さんの指摘のように、測定を誤っている可能性があります。 また、電気伝導率の定義、算出方法を誤っている可能性もあります。 質問文を読んだだけでは除外できませんね。 >Volmer-Weber型 というのがカギかもしれませんね。 基板上にクラスタができて、それが成長していく、ということのようですね。 クラスタが面方向に接続されてパスができれば電流は流れます。 クラスタは面方向だけではなく、垂直方向にも成長します。 イメージとして最初の種になるクラスタを中心にして円錐型(山型)に成長する、と考えると 電流を流すパスに寄与できるのは山裾の部分だけで、山の上の部分は無関係。 となると、山裾部分の広がり方(見掛けの電気抵抗)と山の高さ(見掛けの膜圧)との関係で >薄膜が厚いほどに電気伝導率はさがってしまいました。 ということは起こりえるように思います。

compac623
質問者

お礼

実際にはデータ整理の間違いで、薄膜が厚いほどに電気伝導率はあがっていました。ですが、下がることもあり得るのですね。少し興味がわいたのでその方向でも調べてみたいと思います。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

電極のオーミックコンタクトはどうなってるのでしょうか? 調べましたか?

compac623
質問者

お礼

申し訳ありません。データ整理を間違っていたことが分かりました。オーミックコンタクトも調べられていません。 回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 導電膜に関してです。

    スパッタリング法で導電薄膜の作製を行いました。 アニール後の薄膜の電気伝導率が、膜厚に反比例して低下しました。 基板と膜との熱膨張係数の違いにより、亀裂が生じたのではと考えSEM測定を行いましたが、亀裂は見られませんでした。 何が原因で電気伝導率の低下が起こっているのでしょうか。 どなたかご存知の方、よろしくお願いします。

  • 電気伝導率について

    電気伝導率σ≡neμ  と 電流密度J=-neυ のnは電子の数ですか?それとも電子密度ですか? また、電子の有効質量についておしえてください。

  • 電流・電圧値からの電気伝導率の求め方

    電流・電圧値からの電気伝導率の求め方 こんにちは。質問させてください。 電流計と電圧計をかませた回路に抵抗を設置し、その抵抗の表面に熱電対をはりつけ、通電し、電流値と電圧値、温度を計測しました。そのデータから、電気伝導率の温度変化をグラフにしようと思うのですが、その方法に自信がありません。 R=V/Aから抵抗値Rを導いて、電気伝導率S/m=1/(R×抵抗の長さ)として出してもよいのでしょうか? 抵抗の長さを入れるだけでは、不十分な気がします。 長さは同じでも、断面積が違えば抵抗値も変わるからです。 断面積分の影響を考慮したような方法はあるでしょうか? ご教示いただけると助かります。 よろしくお願いいたします。

  • 超伝導実験にて…

    超伝導実験で、転移温度(臨界温度)Tcを測定する実験をやったのですが、電気抵抗と温度の関係からTcを出すのはわかるのですが、帯磁率からTcを出す方法がわかりません。そもそも実験では、帯磁率からTcをだすために、粉末状の超伝導体をカプセルの中に入れそれをコイルの中にいれて、そのコイルに電流を流し超伝導体の温度を変化させるとコイルの周波数が変化するといったことを利用しているのですが…。周波数の実験データはあるのです。周波数と帯磁率にはどのような関係があるのでしょう…。また、帯磁率と電気抵抗のTcには違いがあるのでしょうか?教えていただけないでしょうか?

  • 電気伝導率が高い理由

    金属の中で銀や銅,金の電気伝導率が高い理由は何ですか? 銅は最外殻の電子(伝導電子)が1つであるのに金属の中でも高い理由が知りたいです. 物性物理による解説だとうれしいです.

  • 電気抵抗率または電気伝導率について

    薄膜の電極を作成しようとしていて、電気抵抗率を文献で調べてみました。 私は金が一番電気を通しやすいというのを常識だと思って育ってきました。 しかし文献の数値を見る限りだと、 銀が1.59×10^-6Ωcm (20℃)で 銅が1.673×10^-6Ωcm(20℃)で 金が2.35×10^-6Ωcm (20℃)となっており、電気の通しやすさの順では、 銀>銅>金となり、銀が一番電気が通しやすいと言うことになってしまいました。 これはいったいどういうことなのでしょうか? 温度が高くなったり、逆に0℃以下でこの順番が変わってくるということなのでしょうか? それとも膜厚によって、順番が変わってくるのでしょうか?

  • 黄銅とアルミの電気伝導率について

    快削黄銅(C3604BD)と快削アルミ(A2011)でどちらが電気伝導率が良いか教えてください? それぞれの材質の六角スペーサに、DC12V電流1~100Aを流そうと思って、どちらの材質にするかで迷っています。

  • カーボンの電気伝導率について

    カーボンの電気伝導率は、銅、銀、金と比較してどの程度のものなのでしょうか?(温度は常温と仮定して、優れるのか劣るのか?) ここで記したカーボンとは、一般的なカーボンで、カーボンナノチューブではありません。(車両などに使われるカーボンクロスです。) 電導特性に優れると聞いたことがあるのですが、どのように優れているのか疑問、また興味があり質問しました。 損失が少なければ、コード類をカーボンに切り替えるのも面白いかと思います。 どうぞよろしくお願いします。

  • 熱電材料薄膜の性能指数測定について

    熱電材料の性能指数を求めるために ゼーベック係数や、熱伝導率、電気伝導率の測定が必要です。 それらの測定装置や測定方法はたくさん乗っていますが みな、測定資料には、ある程度の厚さ(数mm)が必要(バルク材)とされています。 そこで質問ですが 薄膜の測定に関してはどうしたらいいのでしょうか? どなたかいいアイデアをお願いします。

  • イオン伝導率と,俗に「水が電気を通す.感電」との関連についてです.

    イオン伝導率と,俗に「水が電気を通す.感電」との関連についてです. 電解質などの溶液で「電流が流れる」のは イオン伝導であると解釈しています. すなわち,電圧を掛けると電極へとイオンが移動して その電極上で電子のやり取りをします. 結果として,一つの回路で“電流が流れた”ことになります. これで考えると,電気分解もイオン伝導の一種と言えると思います. 一方,映画などで見ます「感電」ですが, これとイオン伝導の関連がピンと来ません. 電流が流れているケーブルを溶液に突っ込むと, 電子が大量に溶液に注入される,あるいは 吸い込む(正確な表現は還元・酸化)にしても 電子が単独で溶液中を動くことはないと思います. すなわち,ケーブル先端付近のみで大量の電気分解的な反応が起きているだけで, 「電気が流れる」というのにどうもしっくり来ません. おそらく色んな知識をごっちゃにしているものと考えていますが, ご回答を頂きますよう宜しくお願い致します.