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パレスチナ問題について

今パレスチナ問題について本を読んでいるのですが、よく理解できません。 パレスチナ問題の解決策に「一国家二民族」と「二国家共存」があるということなのですが、それぞれどのような方法で、どのようなメリット・デメリットがあるのか、教えてください。 お願いします。

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  • malaytrace
  • ベストアンサー率33% (349/1027)
回答No.3

「一国家二民族」 多数決制民主主義だと多数派が主権を握ります。 アラブ人の方が出生率が高いので、イスラエルにおけるアラブ人比率は現状でも増えて行きます。 したがってイスラエル政府としてはアラブ人の人権を制度的に制限しないとアラブ人に国を合法的に取り返されるわけです。 またレバノンなどは宗教派閥により分権しています。多数決主義を制限しているわけですが、宗教のモザイク国家で内戦を経た同国ならではの「殺し合いにならない方策」なのでしょう。 他にもアラブ地域では部族や宗派への帰属意識が強く、一方国は多くが植民地からの独立時に旧宗主国に一方的に分けられたものなので、国家意識が弱い。だから専制的な政治でないと国が治まらないし、多数派が政権を握ると少数派迫害の恐れがある。「アラブの春」などと浮かれて一面的にしか報道しない日本のメディアは、その先がどうなるかを冷静に見ていません。シリアは3度行きましたが政治的自由が無い代わりに、アラブ国家としては女性はかなり自由です。宗教を許容する社会主義国であるために、宗教的にはかなり自由が保障されています。今後はわかりませんが。 「二国家共存」 まずイスラエルとその後ろ盾である米国がパレスチナ独立に反対しています。それと故郷を追われたパレスチナ人が故郷に帰る「帰還権」の問題があります。 一度このあたりの地域(私はパレスチナ・イスラエルには行ってません)に行かれると分かることですが、隣り合う地域でも地形と気候で豊かさが全然違うのです。海に面しており降水があり農業に適した地域と、内陸で降水が農耕の限界に近く砂漠地帯と隣接した地域と、地図帳で見たらどちらがイスラエルでどちらがパレスチナ(のヨルダン川西岸地域)かわかるでしょう?面積では似ていてもその価値は全然違うのです。何と差別的な分断かと思います。 かなり前ですがBSで「ジェニンの心」「壊された5台のカメラ」とパレスチナ問題のドキュメンタリーを放映していました。どちらもお勧めです。もし再放映がありましたらぜひご覧下さい。

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11114)
回答No.2

どっちもメリットとデメリットは同じようなものなのでまとめます。 メリット・・・少なくとも今よりかは政治的に平和になる デメリット・・・お互いに「ここが俺たちの土地」と思っているので最終的には戦争になる 元々ユダヤ人というのはモーセご一行様に率いられてエジプトからイスラエルの地にやってきた人々です。んで、旧約聖書によると神様はユダヤ人たちに「よし決めた。ここをお前たちに与える。ここが『約束の地』だ」といいました。ところがそこには先に住んでいる人たちがいる。ユダヤ人たちは「あのー、先に住んでいる人たちがいるんですが、どうしましょう?」と聞いたら我らがミスターゴッドの回答は「殺しちゃっておk」でした(本当)。 ですから古代イスラエルの成立からして大問題なのです。それで曲がりなりにもイスラエルにユダヤ人がずーっと住んでいたらそれはそれでイスラエルはユダヤ民族の地になったのですが、イエス・キリストが死んじゃってしばらくたったときにローマ帝国に反乱を起こして鎮圧されて、寛容なローマ帝国をして「ええい、お前らはそこに置いておくとロクなことにならん。全員追放じゃ!」となってディアスポラになってしまったので当然パレスチナ人が住む土地になったのですよ。 元々ローマ帝国というのは異民族に非常に寛容な帝国でしてね。異民族が土着の神様を信仰していてもそれに対して「ああ、いいよ。なんだかその神様を勝手に信じるのはお前らの自由だ」というスタンスだったのです。だけど、ユダヤ人右派ときたら「神聖な俺たちの土地に外国人がウロチョロしていることが腹立たしい!キィーッ!」という人たちなのです。それで反乱になったのです。それは今でも同じで、今でも一番過激なユダヤ人は「イスラエルはユダヤ人だけの土地。他はコロス。入ってくんな」と考えています。なんで欧米でユダヤ人が毛嫌いされているかちょっと分かる気もするでしょ?

回答No.1

 パレスチナ人はアラブ人なので、ユダヤ人と同一国家を作るのは あの場所では無理でしょう。どこか別のアフリカとか南米などの 土地ならともかく、アラブの人々はユダヤ人が無理やりパレスチナの地 を奪ったと思っています。  元々はイギリスとフランスが悪いのですが、今ではアメリカが 諸悪の根源になってます。  第一次大戦に勝つためのイギリスの二枚舌外交に端を発し、にっちもさっちも 行かなくなって国連に委ねると、パレスチナ分割案によって土地を二分 するも、ユダヤ人の方が広くて肥沃な部分を与えられたため、アラブの 怒りを買って、中東戦争が起こります。  中東戦争はイスラエルの圧勝で、分割されたパレスチナの土地やシリアの ゴラン高原など多くの占領地を得たものの、国連安保理で返還するよう 決議されても、未だに返還しません。アメリカが尻ごみしてるからです。  かつてイラクがクウェートに侵攻した時、アメリカが執拗に撤退を 要求するとイラクは「じゃあイスラエルにも撤退させろ」。  アメリカは「それとこれとは話が違う」、結果湾岸戦争ぼっ発。  アメリカ経済はユダヤ人が牛耳っているので、イスラエルに不利なことは アメリカはしませんし、アラブ人はそんなアメリカを嫌っているから 「一国家二民族」や「二国家共存」は、かたくななイスラエルと庇護者の アメリカのせいで、前に進みません。  去年だったかパレスチナが国連に加盟申請したがアメリカの反対で ポシャリました。ならばとユネスコに加盟申請したら認められたが アメリカがぶんむくれになり、拠出金を出さないとかなんとか、難癖 つけて、なんでも自分らが正義と振舞っている限り、パレスチナ国家は 無理だと思います。

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