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胸腔ドレーンについて
胸腔ドレーン挿入中の患者の寝衣交換をする際に、チューブを紺子2本で何故、互い違いにとめるのかを教えてください。また、看護師が胸腔ドレーンを扱う際に、滅菌手袋ではなく何故、ディスポーザブル手袋を使用するのでしょうか? 教えてください。
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胸腔ドレーンが挿入されていて、まだ陰圧をかけていないといない時期に むやみにクランプしてしまうのはよくありませんので、 私の病棟では、クランプはせずにそのまま寝衣交換を行っています。 鉗子を互い違いにとめる理由は、同じ向きにとめるよりも より確実にすき間をなくし交通を遮断できるから、と思われます。 たとえば、氷枕の金具でも同じようなことが言えますが 金具が古くなってとめる力が弱くなってくると、氷枕の中の水がポタポタ漏れてきます。 2本の金具を使ってとめた場合、同じ方向にとめるのではじわじわ水もれしてくるのに対して 互い違いにとめた場合は、完全に水漏れを遮断できるということがあります。 それと同じ原理ではないでしょうか。 胸腔ドレーンを扱う際、とありますが、どのタイミングでのことでしょうか。 基本的に、胸腔ドレーンは持続的に吸引をかけているうえに、 「水封(ウォーターシール)」という特別な構造で、 胸腔内に空気や排液が逆流しないようになっています。 胸腔ドレーンに限らず、J-VACやSBバッグなどといったドレーンも、 排液を破棄する際などにも滅菌されていないプラ手などを使います。 要は、滅菌手袋を使用する必要がないから、ということです。 逆に、滅菌手袋はどういったときに必要なのか?ということを考えてみると、よくわかると思います。 ドレーンを取り扱う際に滅菌手袋を使うのは、「絶対にやってはいけないこと」ではなく、「必要のないこと」です。 滅菌手袋はコストも高いので、無駄遣いになってしまいます。
お礼
氷枕の原理と同じなんですね! 詳しく教えていただいてありがとうございました。