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Wikipediaの3D分子模型のイラストの正確性
Wikipediaの3D分子模型のイラストは、その分子を構成している原子間の位置関係は概ね正しいと思って良いでしょうか? つまり、それぞれの原子の中心の空間的配置は、X線解析などで確かめられているか、ほとんど間違いなく精確だと推定されているものがイラストにかかれているのですか? ウィキペディアの3D構造化学構造式 を 見て化学分子の立体構造の勉強をしています 化学や物理の知識は少なく高校初級レベルです フィッシャー投影やジグザグ法などを学んでいるのですが、その際に3Dイラストが精確ならとても勉強になりそうだと思いました どうかよろしくお願いいたします
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だいたい合っているとしていいでしょう。 心配な場合、情報源を複数にすればいいです。 検索すればいくらでも出てくるという環境にあるのではないですか。 信用できないという根拠が#1にあるようなものでしたら少し見当外れです。 >原子の大きさと分子結合の距離(の比)が必ずしも(実測とは)一致はしません。 原子半径と結合半径はハッキリと区別されています。この区別は高校の教科書にも出てきています。 それぞれで表になっています。すべて実測が元になっているものです。同じ元素の原子でも相手が変わると結合距離が変わる場合があります。その場合はよく出てくる化合物での平均値を使っていますからものによっては少しずれます。原子半径には2種類あります。ファンデルワールス半径と金属結合半径です。図がこういう数値をきちんと反映していないという場合もあるでしょうが横に数値が載っていればOKとしてもいいでしょう。 >イオン結合になると、電子殻の数さえ変動します(水素イオンは陽子1個分の大きさになります)。 裸の水素イオンを含むようなイオン結晶などありません。 イオン半径はイオン結晶の格子間隔から出しています。実測が前提です。 ただ2つのイオンに半径をどう割り振るかで少しあいまいさがあります。 結晶の対称性と格子定数が図に添えられていれば信頼性はOKだとしていいでしょう。 対称性や格子定数の数値が違うというような初歩的なミスを犯すことはめったにないでしょう。 wikiよりはこのサイトの回答の方が信用できない可能性が高いというのは当たっていると思うのですが。
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- NiPdPt
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そもそも分子における結合は伸縮、変角などの振動を起こしていますし、単結合は回転しています。なので、完全に正しいかどうかに関しては少々あいまいです。結合の長さや角度に関しては概ね正しいと言えるでしょう(平均値として)。しかし、単結合を挟む両側の位置関係(これを立体配座と言います)に関しては必ずしも正確とは言えないと思います。そもそも、高速でぐるぐる回っていますからね。 まあ、そうは言っても、常識的な範囲内としては概ね正しいと言えると思いますよ。特に比較的単純なものであればね。 ちなみに、前の回答にもありますように、結合の長さは正確だと思いますが、原子の大きさに関しては何とも言えません。というか、そもそも原子の大きさは「いわゆる電子雲」のサイズなので、明確なサイズを議論できないと思いますよ。
- simotani
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分子模型はほとんどの場合曖昧です。 教科書でさえ厳密に比例計算して製図作成してはいません。 更に言いますと一般に原子の大きさとされているのは周囲を飛んでいる電子殻の大きさで表現される訳(だから水素が一番小さい)ですが、原子の大きさと分子結合の距離(の比)が必ずしも(実測とは)一致はしません。イオン結合になると、電子殻の数さえ変動します(水素イオンは陽子1個分の大きさになります)。
お礼
大変ありがとうございます。 今のところ、各原子の中心を基準にした位置関係に注目しています。 イオン結合と原子の大きさの関係、勉強しておきます。 本当に助かりました。
お礼
原子のサイズは、原子雲が実際だから、明確なサイズを定義できないというところ、大変勉強になりました。 これからもどうぞよろしくご教授下さい。 ありがとうございます。