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カノニカル集団とミクロカノニカル集団の構造関数

カノニカル集団とミクロカノニカル集団の構造関数が Z(β)=∫dzexp(-βE)=∫〔0~∞〕dEexp(-βE)Ω(E) で関係付けられることを示したいのですが、 1=∫〔0~∞〕dEδ(E-H) を何処かで用いて解く、としか分かりません。  誠に恐縮ですが、どなたか御回答を宜しく御願い申し上げます。

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  • motsuan
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回答No.3

Z(β)=∫dzexp(-βE)ではなくて Z(β)=∫dpdq exp(-βH(p,q)) (定義) のようなイメージではないでしょうか? そうすれば、1=∫〔0~∞〕dEδ(E-H) の 両辺にZ(β)をかけて、定義を代入すれば Z(β)=∫〔0~∞〕dEexp(-βE)Ω(E) が得られます。問題の意図は exp(-βE)/Z(β)が一つの(p,q)が エネルギーEのときにとる確率で、 系のエネルギーがEである確率は H(p,q)=Eを満たす(p,q)となる状態の数が ∫dpdqδ(E-H)=Ω(E)なので exp(-βE)Ω(E)/Z(β)となる。 ということを知って欲しいということだと思います。 dEδ(E-H)はその意味で、測度dHから 測度dEへの写像で、∫〔0~∞〕dEδ(E-H)=1は その重ね合わせでどんなdHのときも 1を与えるよという測度dHから実数への関数です。 dH = dpdq exp(-βH(p,q))は確率変数Hの測度を 点(p,q)の測度dpdqで表したものではないでしょうか? よって、 dpdq→dH→dE という写像を引き戻して積分を実行し 確率の総和(あるいは確率の分配を)表している。 ちがうかな?

twelve12oclock
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回答No.2

twelve12oclockさん、こんにちは。f(l)はZ(β)の中で、Ω(E)にかかる重み、すなわちエネルギーEの各微視的状態が実現する確率です。等重率の仮定により、系全体(熱浴と、考えている部分を合わせたもの)の各微視的状態は等しい確率になりますが、考えている部分だけを取り出すと、これがあるエネルギーの状態になる確率はエネルギーの関数になります。系全体のエネルギーEtが与えられているとし、考えている系がエネルギーEl付近の幅δEの中にあるエネルギーを持つ状態になる確率を求めましょう。このとき熱浴がとり得る状態の数はΩ(Et - El)だから、求める確率は  Ω(Et - El)Ω(El)δE /Ω(Et) となります。このΩ(Et - El)/Ω(Et) がf(l)です。

twelve12oclock
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回答No.1

考える系と熱浴の全エネルギーをEt、考える系の量子状態lのエネルギーをElとすれば、lの実現確率はΩ(Et-El)に比例するから  f(l) ∝ Ω(Et - El)/Ω(Et) ここでエントロピーの定義からΩ(E) =exp(S/k)とすると   f(l) ∝ exp[{S(Et - El) - S(El)}/k] するとEt≫Elだから  S(Et - El) - S(El) = -El∂S/∂E = -El/T よって     f(l) ∝ exp( -El/kT) より  Z(β)=∫〔0~∞〕dEexp(-βE)Ω(E) となります。なおZ(β)、Ω(E)は構造関数とはあまり言わないように思います。

twelve12oclock
質問者

補足

 御回答どうもありがとう御座います。回答を頂いての質問がありましたので、御覧になって下さい。  (1) f(l)は何を表しているのですか?  (2) 1=∫〔0~∞〕dEδ(E-H)は何処で用いるのですか?  誠に恐縮ですが、御回答宜しく御願い致します。

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