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民事不介入とは
「民事不介入とは、帝国憲法下の警察機関が封建制の残滓を積極的に活用しようとした運用およびその根拠とされた不文律のことであるといえる」 この考え方について、具体的に教えてください。 「封建制の残滓を積極的に乱用した運用とその根拠」とは、例えばどのようなことですか?
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noname#162034
回答No.1
昔は、家の中で父ちゃんが家長として絶大な統治力を持っていたわけです。 家父長制度といいます。家庭の中の治安は家父長が行うし町内のもめごとは 隣組同士で解決する。町場の親分衆も治安維持には一役買っていた。街のボス が仕切ることに口を出さないという体たらくをそもそも民事不介入という原則 で言い訳していた。このように民事不介入という言い方は民主主義がひろまった ために出てきたものではなく戦前の憲法の下に警察機関が家父長制度や村・町の 自治体制や集団社会や民間暴力をなど封建社会のなごりをうまいこと利用しよう とした際にやたら都合よくつかわれたスローガンだといういうこと。 にもかかわらず、家父長制度が廃止され、家庭の治安を守る体制がなくなった 今でも家庭内暴力をはじめとして警察が介入すべき問題に「民事不介入」の スローガンを掲げているのはまるでおかしな話なのである。 ・・・こういうような意味でしょう。
お礼
この行政、警察の民事不介入という記号のために、児童虐待、動物殺傷、殺人事件が防げないという現実。 ただの慣習の不文律のため、たくさんの命がないがしろにされています…それを変えていくのは国民皆のひとりひとりの意識。皆それぞれが改めて考えてみる必要があると思います。