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キューバ危機について

alpha123の回答

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回答No.2

米国がトルコに、ソ連がキューバに中距離ミサイル(核ミサイル)配備すれば相手を攻撃しやすい。 カストロはもともと弁護士でバチスタ独裁政権倒したときは不在地主の資産没収はしたが(連中は保養地フロリダに住んでいた)反米でもない。米国訪問したがアイゼンハワー(大統領)はゴルフしていて会わなかった。会談したニクソン(副大統領)は彼を共産主義者と報告する。 非礼に怒ったカストロはソ連に接近する。報告に怒ったアイゼンハワーもCIAに亡命者など訓練させ傭兵団を組織、キューバ侵攻とカストロ政権打倒目指す。新しく選ばれたケネディ(大統領)は1961年作戦にゴーサイン出すが失敗する。非力と見られたキューバ軍は東欧諸国の全力支援もあり3日で侵略した傭兵部隊を撃退する。 このあと米国はカストロ暗殺、キューバ政権打倒の作戦立案する。今度は軍部が主導です。1962年10月の予定。 これとは別にカストロ側はソ連に武器の供与要請した。武器与えれば米国刺激すると懸念したフルシチョフ(書記長)は核ミサイル供与打診(キューバには米軍基地ある) カストロが受け入れ米国攻撃出来る中距離核ミサイル配備始める。 当時のICBM(長距離核ミサイル)は米国有利、本土に配備し欧州に中距離核ミサイルあってソ連攻撃出来たが、ソ連は潜水艦か爆撃機でないと米国本土核攻撃出来なかった。1962年7-8月ソ連の貨物船がキューバに出入り、10月には領空侵犯したU2偵察機が核ミサイルを確認する。 米軍はキューバ空爆主張したがケネディはキューバ近海(公海上)での海上封鎖と臨検で入港阻止しようとした。ソ連船は突破して入港せず、臨検も屈辱的と引き返した。 ケネディ政権はテレビ演説や各国への根回しで西側の支持取り付ける。マスコミ通じて核戦争あおる。 米国は一方でソ連と交渉する。ソ連の国連大使は写真見せられてもミサイルの存在認めなかったが(当時のソ連にも賢い人はいた) 1962年10月27日ソ連は米国がキューバ攻撃しなければミサイル撤去すると提案、27日にはトルコの米ミサイル撤去要求。同じ日キューバ上空侵犯のU2偵察機がソ連製ミサイルで撃墜される。 第3次世界大戦予感される事態になる。 19月28日フルシチョフはモスクワ放送でミサイル撤去発表する(ロシア語)。この日ケネディは教会で礼拝後演説することになっていて(へぼなソ連外務省情報機関は)それが核攻撃の合図と誤解した(実際は海上封鎖のことだったといわれている(まぁ国家機密だから真偽不明)) フルシチョフはケネディの恫喝にびびりミサイル撤去を約束、ケネディも核戦争(ワシントン攻撃)にびびりトルコミサイル撤去する。 この頭越し交渉に総力で国防と対米攻撃準備政策とっていたカストロは激怒し自力で革命守る決意固める。周辺国の努力もあって米国ソ連はこの後デタント(平和共存策)、これは結局はソ連圏崩壊につながった。 2年後失脚したフルシチョフは回想録で新たな海上封鎖あれば米国本土核攻撃せよと迫られたとばらす。キューバのソ連不信は1968年のチェコ事件(西側がひそかに武器搬入しクーデター起こそうとしていた)まで続く。 冷戦後のレポートではこのとき米国もソ連も相手を全滅させるだけの核兵器持っていなかった。米軍計画のようにキューバミサイル基地を核爆撃すれば生き残ったミサイルで米国本土に反撃出来た。ソ連で1億人、米国で1億人、その他で数百万人が死んだと見られる。戦争自体はソ連の敗北の可能性大です(結局時間かけて負けたが) フルシチョフの後継ブレジネフ政権はこのときの譲歩は誤りとみなした。冷戦後の発表では(たぶんフルシチョフは知らなかったが)短距離核ミサイルはほかにも配備済みでワシントン攻撃可能でグァンタナモ(キューバの米軍基地)核攻撃する準備も出来ていた。船団は臨検受けたら(公海上で米海軍艦船もろとも)核自爆するよう命令されていた。 ソ連軍も米軍も相手過小評価していた気配ある。戦争起きていれば大惨事です。

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