• 締切済み

学習院大学文学部経済学科 入試問題 《フランス語》

PunPiPonの回答

  • PunPiPon
  • ベストアンサー率43% (42/97)
回答No.17

iacta-alea-est2 さん、ご返事ありがとうございます。 〉言語学をやっていると思しきPunPiPonさんに、~ いえいえ、言語学も文法も専門にやったことはございません。ただこういうサイトで回答する時にできるだけ調べものをするだけです。 ところでご質問の、「自由間接話法って、厳密に定義できる文法事項ですか?」ですが、たぶん厳密に定義はできないと思います。 ただし、「定義可能な直接話法と間接話法以外を自由間接話法と一端、呼んでおく」ですが、これも違うと思います。 自由間接話法の特徴は、間接話法と同じ時制・人称などに変換するのに、導入動詞 (dire や penser等)がないことですが、その結果、地の文 (特に三人称) と区別がつきにくいところにあると思われます。 また日仏の文法書などを見ても、引用されている文例がほぼ同じもので、かつ短めの引用なので、なぜここが自由間接話法であるのか腑に落ちないことが多く見られます。 ここでこれ以上あ~だ、こ~だ言ってても仕方ないので、いくつか私が自由間接話法だと思われる文例を見ていきましょうか。 今回の質問に際して、少し検索したら、この文章はPatrick Modianoという現代作家の「Des inconnues 」という作品から取られていることがわかりました。そしてネット上では最初の1ページを見ることができました。そこから少し見てみたいと思います。 主人公と思われる語り手が、マヌカンの面接試験を受ける場面です。(主人公は女性なんですね。) 自由間接話法と思われる個所を中心に少し長めに引用してみます: 《 Il m'a priée de ne pas me lever et il s'est assis à côté de moi. D'une voix sèche, il m'a demandé mon âge. Est-ce que j'avais déjà travaillé comme mannequin? Non. Il m'a demandé d'enlever mes chaussures et de marcher jusqu'aux fenêtres,~》 《 Il 》 は面接官です。ここでの《 Est-ce que j'avais déjà travaillé comme mannequin? Non.》 が自由間接話法だと思われます。フランス語の初学者ならいざしらず、この部分を「私はかつてマヌカンとして仕事したことがあっただろうか。いやない。」と訳す人はいないでしょう。 ここは勿論、間接話法なら 《 Il m'a demandé si j'avais déjà travaillé comme mannequin. J'ai répondu non.》、直接話法なら 《 Il m'a demandé : '' Est-ce que vous avez déjà travaillé comme mannequin ?'' - J'ai répondu : ''Non.'' 》 でしょうから、全文を訳せば「彼は私に立ち上がらないように頼み、私の横に座った。乾いた声で、私の年齢を尋ねた。マヌカンとして働いたことはありますか。いいえ。彼は私に靴を脱ぎ、窓の方まで歩くように言った、~」となるでしょう。 つぎはマヌカンの面接に落ちた主人公は、例のミレイユに電話をする場面です。(実はこれに先立って、主人公は休暇先でミレイユという女性と知り合い、その時ミレイユがパリに行くこと、そしてその時の滞在先である友人の電話番号を聞いていたのです。): 《 Les sonneries se succédaient sans que personne ne réponde et, brusquement, j'ai entendu une voix de femme. Je restais muette. Puis, j'ai quand même réussi à dire: « Est-ce que je pourrais parler à Mireille Maximoff? » d'une voix blanche que l'on ne devait pas entendre, là-bas, à Paris. Elle était absente pour le moment mais elle serait là un peu plus tard, dans la soirée.》 最後の《 Elle était absente pour le moment mais elle serait là un peu plus tard, dans la soirée.》 が自由間接話法になっていると思われます。(直接話法なら、《 La femme m'a dit : ''Elle est absente pour le moment mais elle sera là un peu plus tard, dans ce soir.》 となるかと思います) とりあえず全文を訳すと:「呼び出し音が鳴り続けるが誰も出なかった。突然女性の声を聞いた。私は無言のままだった。それでもやっと話すことができた。「Mireille Maximoff さんをお願いします。」、かの地パリでは聞くことがないぼそぼそした声で。ミレイユは今ちょっと留守にしていますけど、今晩もう少ししたら戻るでしょう。」 こんな感じになるかと思います。私が地の文と自由間接話法を区別できると考えるシチュエーションは上述したように、明らかに2者以上の存在があり、会話が成立している、かまたは、明らかに語り手が自分自身に語りかけている、と分かる状況です。 ですから、#11でそれらしき状況をひねり出したのです。 私が 《J'avais dix-huit ans et je quittais la France pour la première fois de ma vie. 》 を自由間接話法ではないと思ったのは、これが直接話法でも間接話法でもないから自由間接話法になるのではなく、これはただ単に地の文でしょう、ということです。 〉たとえば、「長い monologue intérieur を直接話法で述べた」とおっしゃる。 ↑↑これは#14の回答で〉ひょっこり、後の方で、「――と~~氏は私に語った」という一節が出てくる可能性はないのか。〈 あったので、「――と~~氏は私に語った」という一節が出てきたら、それこそ「語った」という導入動詞が使われるわけですから、その時点で自由間接話法ではなく、直接話法となるであろうと考えたからでした。 定義と言えるのかどうか分かりませんが、ともかく自由間接話法である限り、導入動詞はないということは言えます。 もしかしたら、iacta-alea-est2 とは話がかみ合わなくなるかもしれませんが、iacta-alea-est2 さん言うところの「話法で例外になるものは、総称として、すべて自由間接話法と呼べてしまうのでは? 」ではなく、地の文かそうでないか (自由間接話法) の区別であります。そしてこの区別も結局文脈に負うところが大きく、したがって厳密に「これこれこうだから地の文である (または、自由間接話法である)」という定義はないでしょう。 「これは自由間接話法の様々ある用例の一つだが、特に、長い monologue intérieur を直接話法で述べた用例である」と説明する方が正確ではありませんか?」 ↑↑ですからこれも (特に、これは自由間接話法の様々ある用例の一つだが、のところですが) 違うと思います。もしこの、《 J'avais dix-huit ans et je quittais la France pour la première fois de ma vie. 》 で始まる小説が最後の方で、「――と~~氏は私に語った」という一節が出てきても、「語り手と書き手を明示しないまま、直接話法で長いmonologue intérieur を記述し、最後に実は語り手と書き手が違っていた、という効果を狙った文体である。」と考えるでしょうが、自由間接話法の用例の一つであるとは考えないでしょう。 あと、いくつか自由間接話法の例を探してみましたが、どれも 1 phrase でありました。(勿論、phrase の中にproposition は複数含まれますが。) これは断言できないのですが、自由間接話法に置かれる文は 1 phrase かせいぜい 2 phrases であると思われます。それからも、多くの phrases で構成される 長いmonologue intérieur は自由間接話法とはならないのかな、と思います。

関連するQ&A

  • このフランス語の問題について教えてください

    1 Junko est allée (à cette église). 2 Pierre invite Junko (au musée). 3 Mélanie cherche une autre (salle de concert). 4 Junko est venue (de Tokyo). 5 Bruno a chanté plusieurs (chansons). 6 Bruno avait beuacoup (de disques). ()の中を適切な代名詞に変えて全文書きかえる問題なのですが… フランス語に詳しい方がいましたら、よろしくお願いしますm(_ _)m

  • フランス語の些細な問題です。

    文章を訳していてどうしても理解できなく、辞書にも載っていない 単語にであったので質問します。 1. Houiaiaia. (笑い声でしょうか??) 2. ftt (文脈は「une pression sur un nerf ou un tendon quelconque et ftt!」です。) 3. frs (フランの略でしょうか?) 4. Chancelier de la Reine (辞書を引くと、Chancelier de l'Echiquierで<英国の>大蔵大臣だそうです。) 教えてください。 よろしくお願いします。

  • フランス語文法問題です!

    フランス語文法問題!お願いします( Posez une question en ujilisant la forme≪vous≫. Exemple:Je travaille a` Lyon.    →Ou` estーce que vous travaillez? (1)_____?ー Je suis biologiste. (2)_____?ー J'habite a` AixーenーProvence. (3)_____?ーParce que j'aime la Provence. (4)_____?ーJe travaille a' Marseille. (5)_____?ーOui,je suis marie'. (6)_____?ーOui,un garc~on et une fille.

  • フランス語での職業の説明について教えてください。

    フランス語を勉強しています。フランスで仕事をしている人が仕事の説明をしているのですが、一体どのような仕事なのかぼんやりとしか理解できておらず、この場で質問させていただきました。 manager pour developper une organisation dans mon entreprise.c'est de la gestion des stocks. という文です。developperの初めのeにアクサン記号が付きます。どのように訳せば良いでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。

  • フランス語、手書きの綴りの推測と訳を教えてください。

    民宿を経営しています。先日フランス人のお客様から当宿の印象についてコメントを書いていただいたので、それをそのままウェブに掲載したいのですが、私はフランス語が読み書きできない上、手書きのため正しい綴りを読み取ることができないでおります。ここに推測する綴りで全文を転載しますので、どなたか正しいスペルを推測して清書していただけないでしょうか。意味については翻訳ツールを使用して解析するつもりでおりますが、お手数でなければ併せて教えていただけると幸いです。ちなみに、<>内が辞書ツールでも検索できない、明らかに綴りが間違っていると思われる箇所です。アクサンについてはここでは正しく表示されないようですので、省略しています。よろしくお願いいたします。 Une maison d'hote tres <accueillante> et <chaleureuse> oui il fait bon de vivre (au rythme Japonais). Une base de repli (ou un Q.G.) <indispensabld> pour des vacanciers qui souhaitent profiter de la region.

  • フランス語の問題について質問です。

    フランス語の問題について質問です。 下の問題で間違っている箇所はありますか? どなたか添削をお願いします。 アクサンテギュなどがなく、見にくくてすみません。 1.ouまたはdontを入れなさい。 ?Le bretagne est la region (ou) Agnes est nee. ?Le perigord est la region (dont) elle reve depuis longtemps. ?Elle a recu le calendrier de ces conges (dont) les dates coincident avec les jours de fete. ?Elle retournera chez ses parents (ou) elle se reposera pendant les vacances. 2.ouまたはdontを使い、ひとつの文にまとめなさい。 ?Ce matin, Agnes a recu des documents. Certains de ces documents sonts importants. →Ce matin, Agnes a recu des documents dont certains sonts important. ?Elle ira chez ses parents a Noel. Elle se sent bien chez ses parents. →Elle ira chez ses parents ou ell se sent bien a Noel. ?La Bretagbe est une belle region. Il y a beaucoup de monuments dans cette region. →La bretage est une belle region ou il y a beaucoup de monuments. ?Elle aime beaucoup le Perigord. Elle reve du Perigord. →Elle aime beaucoup le Perigord dont ell reve. 長々と失礼しました。

  • フランス語からの和訳か英訳をお願いします。

    Vous avez souhaite appeler l'attention de Monsieur le garde des sceaux, ministre de la justice et des libertes, sur votre situation. Votre requete a ete tranmise, pour attribution, au procureur general pres la cour d'appel de Paris, seul competent. Je vous prie d'agree, Monsieur, l'expression de ma consideration la meilleure. PCで、アクサングラーヴ、テギューなどを入力できずすみません。

  • フランス語のen

    二番目の文中の en は、何を表していますか?文の意味は分かります。 La France est connue pour sa gastronomie et particulierement pour ses fromages. Il en existe plusieurs certaines de sortes. (アクサン記号は省略しました) en は 不定冠詞・部分冠詞+名詞に代わると習いましたが、ここではもしかして、 ses fromages を受けているのでしょうか? そうなると、所有形容詞+名詞も en に置き換えられるということでしょうか? それから、この en を入れないと文法的に間違いですか? Il existe plusieurs certaines de sortes. では、ダメなのかなぁ? 分かる方、よろしくお願いします!

  • フランス語の訳をお願いします。

    フランスにおける女性史の話しです。よろしくお願いします。出来れば直訳でなく翻訳調の 訳だと助かります。 題"Garconner" Avec la garconne des annees 1920, lamasculinisation trouve enfin une legitimite: elle est a la mode, fait(jeune),donne un genre(artiste)et ambigu,exprime(modernite).Cheveux et jupes sont raccourcis.C'est une revolution assez brutale meme si les modeles de Paul Poiret,avant 1914,et la mode de guerre l'annoncaient.En 1922,le roman de Victor Margueritte,donne un nom a ce phenomene de mode et de moeurs. Ces deux couvertures signees par Chimot,illustrateur a succes, ayant une predilection pour les nus et deshabilles feminins,ornent une edition de La Garconne dans une collection bon marche.Elles donnent a voir la metamorphose de l'heroine eponyme, une Monique Lerbier credible.Toutefois,son style appartient plus aux annees 1930 qu'aux annees 1920(plus typique des Annees folles,la premiere edition illustree(coloriee au pochir)est due a Van dongen.La jeune fille feminine, en garconnant, se transforme en creature androgyne,a l'image de la mode qui s'etale dans les publicites, les publications.

  • フランス語の前置詞は、省略できますか。

    この間から、フランス人ピアニスト「マドレーヌ・マルロー」のバイオグラフィーを読んでいて、 こちらのサイトでも、お世話になっているのですが、「前置詞が省略されているの?」って 思う箇所が、2箇所あるのです。でも、フランス語の前置詞って、省略されることがあるのでしょうか。 例えば、 (1)Elle a également prété le plus large concours à la commémoration organisée rue de Valois, en novembre 2006, pour le trentième anniversaire de la disparition du fondateur du ministère de la culture et de la communication. "à la commémoration organisée rue de Valois" の部分。 "rue de Valois" は、直訳したら『ヴァロワ通り』ですが、この文では、フランスの 『文化・コミュニケーション省』のことだと思うのです。 そして、"à la commémoration organisée/ rue de Valois" で、スラッシュを入れた部分に "par" もしくは、"à" が省略されているのでは?と思うのです。 「文化・コミュニケーション省で開かれた記念式典で」 もしくは、「文化・コミュニケーション省によって催された記念式典で」 (ちなみに、この"fondateur du ministère de la culture et de la communication" とは、 アンドレ・マルローのことだと思うのです。マドレーヌ・マルローは、アンドレ・マルローの 夫人ですし、彼は、フランスの初代文化大臣で、1976年11月に亡くなっているので、 2006年11月に行われた「没後30周年の記念式典」とも、一致しますし...。) (2)La poursuite et la richesse de ses talentueuses activités musicales depuis 1986, tant en France que dans le monde ont été consacrées par sa promotion au grade d’officier de la Légion d’honneur le 19 avril 2010 . A cette occasion, elle donna un merveilleux récital, rue de Valois. 一番、最後の"rue de Valois" の前に、やはり、前置詞"à"が省略されているように思うのです。 「マドレーヌは、文化・コミュニケーション省で、見事な演奏を披露した。」 しかしながら、フランス語で、このように、前置詞が省略されることは、あるのでしょうか。 特に、(1)の"à la commémoration organisée rue de Valois"の部分が、私には難しいです。 "organisée"と"rue de Valois"に、前置詞が省略されているのでは?と思うのですが、 自信がありません。 どなたか、ご解説を、よろしくお願いいたします。