フランス語の前置詞は省略できる?

このQ&Aのポイント
  • フランス語の前置詞は省略されることがありますか?フランス人ピアニスト「マドレーヌ・マルロー」のバイオグラフィーを読んでいると、前置詞が省略されている箇所が気になりました。
  • 具体的には、「à la commémoration organisée rue de Valois」という表現で、前置詞が省略されているのではないかと思います。
  • また、「La poursuite et la richesse de ses talentueuses activités musicales depuis 1986, tant en France que dans le monde ont été consacrées par sa promotion au grade d’officier de la Légion d’honneur le 19 avril 2010. A cette occasion, elle donna un merveilleux récital, rue de Valois.」という文でも、前置詞が省略されているように思えます。
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フランス語の前置詞は、省略できますか。

この間から、フランス人ピアニスト「マドレーヌ・マルロー」のバイオグラフィーを読んでいて、 こちらのサイトでも、お世話になっているのですが、「前置詞が省略されているの?」って 思う箇所が、2箇所あるのです。でも、フランス語の前置詞って、省略されることがあるのでしょうか。 例えば、 (1)Elle a également prété le plus large concours à la commémoration organisée rue de Valois, en novembre 2006, pour le trentième anniversaire de la disparition du fondateur du ministère de la culture et de la communication. "à la commémoration organisée rue de Valois" の部分。 "rue de Valois" は、直訳したら『ヴァロワ通り』ですが、この文では、フランスの 『文化・コミュニケーション省』のことだと思うのです。 そして、"à la commémoration organisée/ rue de Valois" で、スラッシュを入れた部分に "par" もしくは、"à" が省略されているのでは?と思うのです。 「文化・コミュニケーション省で開かれた記念式典で」 もしくは、「文化・コミュニケーション省によって催された記念式典で」 (ちなみに、この"fondateur du ministère de la culture et de la communication" とは、 アンドレ・マルローのことだと思うのです。マドレーヌ・マルローは、アンドレ・マルローの 夫人ですし、彼は、フランスの初代文化大臣で、1976年11月に亡くなっているので、 2006年11月に行われた「没後30周年の記念式典」とも、一致しますし...。) (2)La poursuite et la richesse de ses talentueuses activités musicales depuis 1986, tant en France que dans le monde ont été consacrées par sa promotion au grade d’officier de la Légion d’honneur le 19 avril 2010 . A cette occasion, elle donna un merveilleux récital, rue de Valois. 一番、最後の"rue de Valois" の前に、やはり、前置詞"à"が省略されているように思うのです。 「マドレーヌは、文化・コミュニケーション省で、見事な演奏を披露した。」 しかしながら、フランス語で、このように、前置詞が省略されることは、あるのでしょうか。 特に、(1)の"à la commémoration organisée rue de Valois"の部分が、私には難しいです。 "organisée"と"rue de Valois"に、前置詞が省略されているのでは?と思うのですが、 自信がありません。 どなたか、ご解説を、よろしくお願いいたします。

noname#175561
noname#175561

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回答No.3

私が経験した限りでは、フランス語では、ANo1さんが回答されたように、公園、通り、等極めて公共性の高い地名には、副詞句であっても、前置詞を省略できるようです。 更に、「~頁を参照」というような場合も、「aller p. 57」というように à が省略されるのをしばしば見ました。 この場合は名詞だけで副詞句になりますが、ANo2さんの言われる「修辞的な換喩」というとらえ方だけでは、副詩句的機能は果たせないように思います。それを名詞として置ける場合はいいでしょうが、本来副詞句が欲しいところでは、換喩とは見られず、省略とみるべきでしょう。 従って、例文1の場合は、セオリーからいえば、par ではなく、à の省略でしょう。 par だと必ずしも「場所」ではなく、「行為者」をさすので、その場合は省略できないはずです。 ただし、organisée という動詞とのつながりからは、par の方が適当に見えます。 この辺りは著者本人に聞いてみないと確かなことはわかりません。

noname#175561
質問者

お礼

ご丁寧なご回答を頂きまして、誠にありがとうございます。 お礼を申し上げるのが遅くなってしまい、大変、申し訳ございません。 極めて公共性の高い地名の前では、前置詞は省略ができるのですね。 でも、受動態の行為者をさす "par" は、省略ができないのですね。 私も、"organisée" の後の、"rue de Valois" は、行為者のように 思えるのです。(その方が、つながりが良いような気がするのです。) でも、"par" は、省略ができないのでしたら、、"organisée" の後の、 "rue de Valois" は、場所を指すのでしょうか?? おっしゃる通り、この辺りは、著者に聞いてみないと、分かりませんね。

その他の回答 (5)

回答No.6

勘違いで同じ回答を2度して失礼いたしました。 最後に、もうひとつ実例を紹介します。 いわゆる「引用の孫引き」の場合に、 aller p.88 と同類の方式です。 « **************» (la Princesse de Clèves, par Madame de La Fayette, citée p.88-90 de la Concodance de Guynaud) において、著者が引用した文« **************»は、la Princesse de Clèves (イタィック体です)に元来はあるのですが、この場合は直接その原著から引用したのではなく、Guynaud という著者の Concordance (イタリック体)という書物のp.88-90に引用されていた(citée)のをそのまま引いた、という意味です。この例も, citée aux pages 88-90. の省略と思われます。

noname#175561
質問者

お礼

再度、ご丁寧に、ご回答を頂き、誠にありがとうございます。 本当ですね。ここでも、前置詞が省略されていますね。 (ただ、参考文献の書き方は、普通の文章と違って、  簡潔な方が、分かりやすいということがあるのかもしれませんね。) ところで、『孫引き』の記述方法、大変、参考になりました。 参考文献の書き方って、結構、難しいですものね。(←そう思っているのは、 私だけかもしれませんが...。)

回答No.5

補足します。 この件を解説している私の閲覧した唯一の文法書は、 D.W.Alden著 Collins Cortina French in 20 lessons illustrated, 1962, 1969. です。そのp.150に、 Après avoir quitté mon hôtel rue Molière という例文があって、その中の rue について、 With the name of the street prepositions are frequently omitted. と注記しています。 最後に、私が今まで出会った省略例文を少し挙げます。 .... logé place Saint-Jean.... .... un grand temple, place des Cordeliers... .... la maison sise rue de Barri... 従って、私が先に「副詞句」と捉えたものは、「形容詞句」の場合もある、と言うべきかもしれません。

noname#175561
質問者

お礼

再度、ご回答ありがとうございます。 一度、"D.W.Alden著 Collins Cortina French in 20 lessons illustrated, 1962, 1969" を購入して、読んでみます! (ご回答者さまのように、外国語の文章を読んでいる際、見かけた特殊な文を ノートに書き留めておくのも、大切ですね。 ためになることを教えてくださって、ありがとうございます。)

回答No.4

補足です。 フランス語文法書でこの件について説明しているもので私が出会ったのは一件だけで、 Collins Cortina French in 20 Lessons illustrated By D.W.Alden, 1962,...1969. です。今でも AbeBooks.com などで安価に入手できます。 そこでは(p.150)、 Après avoir quitté mon hôtel rue Molière という文の rue という語についての注で、 With the name of the street prepositions are frequently omitted. とあります。 なお、今まで私が出会った例を挙げておきます。 ... logé place Saint-Jean.... ... un grand temple, place des Cordeliers... ... qn brûlé place Maubert... ... la maison sise rue de Barri... 従って、私が先に「副詞句」ととらえたものは、場合により、「形容詞句」といえるものもあるようですね。

noname#175561
質問者

お礼

私のために、わざわざ、文法書までお調べ下さって、心から感謝いたします。 『通りの名前の前では、前置詞は、"frequently" に省略される』と書かれてありますね! ところで、「品詞と意味のずれ」というのは、時々、あるものですよね。 英語でも、"every day" は、意味的には、副詞句として機能していますが、 品詞でいったら、名詞句ですものね。 ですので、ご回答者さまのおっしゃる通り、実際の品詞はともかく、意味的には、 「副詞句」とも「形容詞句」とも考えるものも、あるのでしょうね。

回答No.2

mit-caltecさん こんにちは 先日は、ご丁寧なご返事をその場で 固有名詞の利用法を早速に活用して ご理解をお示し頂き感謝いたします さて、今回の疑問点は、修辞の問題でして それはフランス語で-Métonymie(換喩)- 地名などは多く利用されていまして le quai d’Orsay = le ministère des Affaires étrangères en France l’Élysée = la Présidence de la République française Bercy = le ministère de l’Économie et des Finances en France la rue de Valois = le ministère de la Culture et de la Communication en France la place Beauvau = le ministère de l’Intérieur en France ここで冠詞をつけたり付けなかったりです 日本でも 永田町と言えば、国会であり、霞が関と言えば官庁 これと全く同じ修辞法(発想)です いすれにしましても、言葉で伝達する際に、文は 手短に手短にと記述されてゆく傾向があるのです。。。

noname#175561
質問者

お礼

anapaultole さま いつも、大変、お世話になっております。 今回も、ご丁寧なご回答をいただき、誠にありがとうございます。 ところで、私は、フランス語初心者なので、anapaultole さまが、 ご回答で、示してくださったものは、ほとんど、存じませんでした。 ("l’Élysée" は、知っていたかな。) 教えていただいた、Métonymie は、ノートに書き留めて、 暗記しようと思います。 (これから、フランス語を読むうえで、とても重要な知識ですものね。) ところで、No.1 のご回答者さまにも、ご教示いただきましたが、 フランス語では、特定の場所を言う時、前置詞は省略されるそうですね。 では、やはり、"à la commémoration organisée rue de Valois"でも、 "...elle donna un merveilleux récital, rue de Valois." でも、 "rue de Valois" の前に、"à" が、省略されていると考えたら、よさそうですね。 私は、ネイティヴではないので、よくわかりませんが、冠詞や前置詞は、 (省略できるものは)たまに、省略した方が、文が締まった感じが するのかもしれませんね。 いつも、anapaultole さまの、博学ぶりには、頭が下がります。 これからも、しょっちゅう、こちらのサイトで質問をさせていただくことに なると思いますが、また、どうぞ、お知恵を拝借させてくださいませ。

  • cherry77_
  • ベストアンサー率23% (291/1261)
回答No.1

J'habite rue de Valois というように、特定の住所に住んでる、と言う時には、rue とか place とかの前には前置詞も冠詞も付けないのは一般的です。この場合もそういうことなんじゃないかしら… 良くはわからないんですけど。

noname#175561
質問者

お礼

早々に、ご回答をありがとうございます。 特定の住所に住んでいる時には、前置詞はつけないのですか。 じゃあ、(2)の "...elle donna un merveilleux récital, rue de Valois." で、"rue de Valois" の前に、"à" がないのは、特定の場所(文化・コミュニケーション省) だからかもしれませんね。 (1)でも、省略されているのは、"par" ではなく、特定の場所を表す前置詞、"à" なのかも しれませんね。 とても、参考になるご意見、どうもありがとうございました。

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