ポリオレフィンの安定性について調べています
ポリオレフィンの安定性に関する質問です。
特にポリプロピレン(PP)とポリブテン(PB)の熱やUV等に対する安定性の差を調べています。
この派生として、エチレンプロピレン共重合体(EPR)、エチレンブテン共重合体(EBR)、
エチレンオクテン共重合体(EOR)等の安定性の差についても調べています。
一般にPPの場合、メチル基分岐した炭素から水素が引き抜かれてラジカルが発生し、
そこをきっかけとして分子鎖切断が進み、分子量が低下していくと認識しています。
同様にPBの場合、エチル基分岐した炭素の水素が引き抜かれ、分子量低下します。
仮に酸化防止剤などを添加していない無垢のPP, PBに対して、同じ条件で
加熱したときに、どちらがより分子量低下(=MFR上昇)しやすいのかが知りたいです。
水素引き抜き後に生成するラジカルの安定性は、より電子供与性の高いエチル基が
分岐したPBの方が高いのか?とも考えたのですが、実際にはPBの方が
低分子量化しやすいとの話を聞いたため、実際はどうなのか、気になった次第です。
派生問題として、同じコモノマー(プロピレン、ブテン、オクテン)量のEPR、EBR、EORでは、どれが最もラジカル安定性が高いのか?という疑問があります。
もしPPとPBの比較において、PBの方が分子量低下しやすいのだすると、その類推から
EPRが最も安定で、最も分子量低下しにくいのかな?と考えるのですが。
もちろん、エチレン系ポリマーは分子鎖切断よりも架橋が優先する可能性もありますので、
話はそう単純ではないかもしれませんが、一般論としてはどう考えると整合性があるのか
確認したく質問しました。
かなりピンポイントな質問になりますが、御存知の方がいらっしゃったら、
考え方について、アドバイス、コメントなど頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。
お礼
ありがとうございます。 空軌道は、エネルギーが低いのですね。