• ベストアンサー

エマルションの安定性について

 2相に分離する水-油を界面活性剤で乳化させて安定化することは出来ますが、それもやがて解乳化し2相に戻ります。  ところで、分離する現象は油滴の沈降・浮上はスト-クスの式などから流体力学的に説明できるのですが、別の観点から(たとえば化学的、物理化学的)説明することができるでしょう?ふと思ったので質問しました。  よろしくお願いします。

  • amine
  • お礼率69% (38/55)
  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Zincer
  • ベストアンサー率44% (89/202)
回答No.2

>2相に分離する水-油を界面活性剤で乳化させて安定化 これは、界面活性剤による界面張力の低下を利用したもの。つまり界面活性剤によって界面エネルギーを低下させ、分散による界面の増加に伴う界面エネルギーの上昇を抑えた為に、攪拌等の外部からのエネルギーによって分散(乳化)しやすくしたに過ぎません。 >それもやがて解乳化し2相に戻ります。 解乳化するためには、一旦分散した油滴が近づき液滴同士が会合する必要があります。つまり油滴同士を近づかせなければ解乳化しないことになります。 ここで物理化学的に言うところの「ポテンシャル障壁」の考え方が出てきます。 この作用も「イオン性界面活性剤での表面電位の相互作用」であったり「高分子系の界面活性剤における立体障害」であったりします。 ネタ本は 「分散・乳化系の化学」 著者 北原文雄、古澤邦夫 共著 発行所 工学図書株式会社 ですので、もし興味がおありでしたら一読されることをお奨めします。

amine
質問者

お礼

ご丁寧な回答をありがとうございました。 なるほど、「界面エネルギ-」、「表面電位」などと 結びつくのですね。紹介のありました書籍を読んで 見たいと思います。

その他の回答 (1)

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

> 分離する現象は油滴の沈降・浮上はスト-クスの式など > から流体力学的に説明できる  ↑これって,物理化学的説明でもあると思いますが・・・。物理化学的説明って事は化学的説明ですし。  違いますかね?

関連するQ&A

  • 界面不安定

    液液界面の流体力学的不安定に興味があります。 国内で液液界面の不安定性で有名な先生等を知りたいのですが、 自分の専門が化学なので、どの先生の研究がより興味深いのかがわかりません。 どなたかご紹介していただけたらと思います。 宜しく御願いいたします。

  • 植物性の合成界面活性剤??

    【合成界面活性剤】というと、石油を原料にした化学合成の結果生まれる乳化物質 と印象があったのですが、原料が植物性でも【合成界面活性剤】になることもあるんですか?? 誰か分かる方、詳しく説明して教えてくださいませんでしょうか(T_T) お願いします。

  • 界面活性剤について

    よく細胞に界面活性剤などが使用されますが、 結果的に乳化作用により細胞膜に穴を開けるということを よく聞きますが、具体的(もしくは化学的に)どのように 穴を開けるのでしょうか? 宜しくお願いいたします。

  • 界面活性剤って本当に危険なんですか?

    界面活性剤って本当に危険なんですか? シャンプーに界面活性剤が入っているので、体に良くないとか頭皮に良くないとか聞きますが、本当にシャンプーに入っている量で危険性はありますか? 化学や生物の観点から回答お願いします。ただ、私は化学、生物に詳しくはないので、式とかは書かないでください。

  • 手作り石けんも合成界面活性剤

    手作り石けんが好きで、自分でよく作る者です。 合成洗剤 V.S. 石けん、みたいになったとき、よく言われるのが 界面活性剤の質についてです。 最近思うのが↓ 「一口に界面活性剤といっても、合成のものとそうでないものがあって、  石けんは天然の界面活性剤です。  界面活性剤とは、油とも水とも結びつく親基をもっている物質のことで、  乳化剤と働きは同じです。  界面活性剤全てが悪いというのなら、  卵の中にあるレシチンだって悪いものになってしまいます。   でも、界面活性剤の中でも合成のものとそうでないものがあって、  悪いのはその"合成"界面活性剤なのです」 という言い方についてです。 ソーパー(手作り石けん愛好家をこう呼びます)の間で 広く言われている事なんですけれども・・。 最初は、これをそのまま自分でも思っていました。 でもこのあいだ、疑問に思いました。 手作りだろうがなんだろうが、石けんも合成ではないのか、と。 家庭用品品質表示法で、洗濯用洗剤や台所用洗剤は、メインの洗浄成分が 純石けんであるものを石けん、純石けん以外のものを合成洗剤、 と呼ぶことは覚えました。 (間違っていたらご指摘ください) だから、「合成洗剤」と「石けん」の間に 一線が引けることはわかっていると思います。 一番聞きたいのは、 「石けんも合成の界面活性剤ではないのか」ってことに、 皆様がどう思うか、です。 化学を修了された方や、化粧品開発の方などに、特にお話を伺ってみたいです。

  • シャボン玉が割れる理由。

    シャボン玉が割れるのはどうしてですか? 界面活性剤というものが関係しているのですか? あと、割れないシャボン玉を作るには、どうしたらよいのでしょう… 調べてみましたが、専門的すぎてよくわかりませんでした… ぜひ分かりやすく説明いただければ嬉しいです。 お願いします。 カテゴリがよく分からないので、化学としました。もし違っていたらすみません。

  • 粗繊維(NDF)の測定方法

    中性デタージェント繊維を測定したいと思います。 この原理とは試料を中性界面活性剤で煮沸する事により、細胞内の糖類、タンパク質、脂質などを乳化溶解させて細胞壁物質から分離し、さらに灰分を除いて残った繊維成分がNDFであり、おもにセルロース、ヘミセルロース、リグニンからなるということです。 分からないことは出典がどこなのか分からないということです。 分かる方いらっしゃいましたらお願いいたします。

  • 大学4年からの研究生活

    よろしくお願します。 学部3年までと4年からの研究室での勉強が、まったくではないですが、その違いにとまどい、皆様の意見をお聞きしたいです。 界面化学といっても、学部では選択で、一年間ありましたが、そこでやることは用語の説明から始まり(乳化とはなにかとか・・)かるく全体を流す程度でした。 しかし研究室に入ると、例えば研究室には、例えばAFMという機械がありますが、例えばそのテーマにあたったとします。この機械は界面活性剤の吸着層の状態を評価するのに使われていますが、そんな機械のこと、学部では全然聞いたこともありません。デンドリマーというのも研究室に入ったら、しょっちゅう出てきて、論文ではそれは知っているとこは当然で、そのデンドリマーと活性剤の相互作用の研究とか当たり前に色々あります。 論文検索とか引っ掛けると、全世界で同じような研究は何百?と行なわれていて、知らない測定法とかそんなのは当たり前で知っているものの方が少ない、でもどう考えても学部3年まででは触れていないし・・・・・、もうどこから勉強すればいいのかわかりません。わからないことが多すぎて・・、でもテストがあるわけでもなければ、誰かがここは重要だよと教えてくれるわけでもありません。 そして、例えば自分の研究のこと(これで精一杯ですが・・)だけやっていては、これから先、学部のときのように授業があるわけでもないですし、界面化学の全般のことも学ぶ(人から教わる)ことはないですよね?? 受験勉強的な勉強しかしてこなかった自分はすごく、悩んでいます。分野が違うと同じ化学でも、たぶん論文とかよんだら全くわからない(生化学とか)。自分の研究室のでもこんなんなのに・・。これは、もう仕方がないことなのでしょうか? 皆様の経験、アドバイスいただきたいです

  • w/oエマルジョンの作成法

    本日、日本化学会に参加した際に、逆ミセル法による量子ドット作成についての話を聞きました。逆ミセル(w/oエマルジョン)についてはわかるのですが、具体的に逆ミセルはどのようにして作成するものなのでしょうか。単に界面活性剤を含んだ有機溶媒に水を滴下するだけなのでしょうか?演者曰く、量子ドット作成以外にもタンパク質の濃縮などにも使われているとおっしゃっていました。上記のような作成法だとタンパク質の濃縮は変性などの問題でうまくいかないような気がします。ネットで検索してもなかなか出てきません。 現在、タンパク質の分離分析を行っているものとしては、この逆ミセル法をうまく活用できないかと先ほど思いつきました。 どうかこの逆ミセル法について知っている方はご助言お願いします。

  • 水溶性グレープシードオイルについて教えてください

    最近、ドクター牧瀬という方が開発した、洗顔料では画期的な水溶性グレープシードオイルで作られている、というものをネットショップで見かけました。そのドクターに聞いてみると界面活性剤は使われていないということでしたが、それでどうして水に溶けるのかよくわかりません。分子式を聞くと、返事がなくなりました。そこで、水溶性グレープシードオイルについて検索してみると、別のショップには、水溶性グレープシードオイルそのものや水溶性のホホバオイルというものも売られており、説明では水の分子より小さくしているから水に溶けるのだということが書かれています。油なのに水の分子より小さくするなどということはできるのでしょうか?化粧品材料について説明しているサイトでは、化学名はgrape seed oil glycereth-8 estersとなっていました。これは、どういうものなのでしょうか?アトピーがあり、できるだけ界面活性剤を使わずに身体を洗えれば嬉しいのですが、この水溶性グレープシードオイルには、界面活性剤は使われていないと考えてよいのでしょうか?このような分野に詳しい方からお話を聞けると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。